▲日本から出場した荒田昇毅(左)が世界王者テイシェイラ(右を破る大番狂わせ!
6月18日(土・現地時間)アメリカ・ニューヨークにて『オールアメリカンオープン2011』が開催された。今大会には、2007年第9回世界大会優勝者エヴェルトン・テイシェイラ(ブラジル)をはじめ、世界各国の強豪がエントリー。今年11月に開催される『第10回全世界大会』の前哨戦とも言える豪華メンバーで“ミニ世界大会”の様相を呈した。
日本から出場した“房総の金太郎”荒田昇毅(千葉県南支部)が、大番狂わせをやってのけた! 4年前の『第9回全世界大会』で世界チャンピオンとなり、今年は連覇を狙うエヴェルトン・テイシェイラ(ブラジル)と準々決勝で対戦した荒田は、本戦こそ0-1でテイシェイラに旗判定が1本上がったが、延長戦では2-1と巻き返し、再延長戦では文句のない判定5-0で勝利をもぎとったのだ。
荒田は昨年の全日本ウェイト制大会(体重別)重量級で優勝、全日本大会(無差別)では5位となり、すでに全世界大会への出場権を獲得している。昨年もオールアメリカン大会に参加し、3位に入賞。
→決勝戦はザハリ・ダミヤノフ(右)がゴデルジ・カパナーゼを本戦判定5-0で下して優勝
しかし、荒田はテイシェイラ戦で全力を使い果たしたのか、続く準決勝では一本(KO)負け、3位決定戦でも一本負けを喫し、順位は4位に終わった。それでも、世界チャンピオンを破ったのは全世界大会で王座奪回を目指す日本勢にとって明るい材料となる。
日本からは荒田の他にも計5名の選手が出場し、小林大起(日本・東京城西支部)が6位に入賞。
→大会ベスト4入賞者(左から)3位レチ・クルバノフ、優勝ザハリ・ダミヤノフ、準優勝ゴデルジ・カパナーゼ、4位の荒田昇毅
決勝戦は第4回全世界ウェイト制大会重量級準優勝ザハリ・ダミヤノフ(ブルガリア)が、同軽重量級4位ゴデルジ・カパナーゼ(ロシア)を本戦判定5-0で下し、優勝を飾った。
なお、今大会ベスト8入賞者には『第10回全世界空手道選手権大会』の出場権が与えられた。※すでに出場権を持っている選手は除く
国際空手道連盟 極真会館
「オールアメリカンオープン2011」
2011年6月18日(土・現地時間)アメリカ・ニューヨーク
<大会結果>
優 勝 ザハリ・ダミヤノフ(ブルガリア)
準優勝 ゴデルジ・カパナーゼ(ロシア)
3 位 レチ・クルバノフ(ロシア)
4 位 荒田昇毅(日本・千葉県南支部)
5 位 エヴェルトン・テイシェイラ(ブラジル)
6 位 小林大起(日本・東京城西支部)
7 位 アレクサンドル・ミハイロフ(ロシア)
8 位 ミレル・イアコブ(ルーマニア)
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