▲会見にはウェイト制出場選手の他に、すでに世界大会出場権を獲得している選手たちも出席した。(前列左から)赤石誠、鎌田翔平、村田達也、小林大起、安島喬平、稲岡祐樹(後列左から)荒田昇毅、森善十朗、田中健太郎、高橋佑汰、澤村勇太、清水賢吾
5月10日(火)東京・渋谷のフィットネスクラブIchigekiにて記者会見が行われ、極真会館の全日本ウェイト制大会および全世界大会の概要が発表された。
6月11日(土)12日(日)大阪府立体育会館で開催される『2011オープントーナメント第28回全日本ウェイト制空手道選手権大会』は、軽量級(65kg以下・52名)、中量級(75kg以下・74名)、軽重量級(85kg以下・60名)、重量級(85kg以上・27名)の4階級に全国から213名が出場し、2日間にわたってトーナメント形式で階級別の全日本王座が争われる。
さらに今大会は、11月4日(金)5日(土)6日(日)に東京体育館で開催が決定した『第10回オープントーナメント全世界空手道選手権大会』の日本代表最終選抜戦となり、日本代表権を懸けた戦いとなる。会見に出席した松井章圭館長は「代表権を懸けての熾烈な戦いが繰り広げられるので期待してください」と挨拶した。
松井館長が各階級の優勝候補として挙げた選手は以下の通り。「この中の誰が優勝してもおかしくはない。彼らがどんな戦いを繰り広げるかが楽しみです」と語った。※会見に出席した選手はコメントあり
▼軽量級
澤村勇太(総本部)
2008年第25回全日本ウェイト制同級4位
2010年第27回全日本ウェイト制同級準優勝
「軽量級で優勝して世界大会に出られるように最善を尽くします。常に一本勝ちを狙って緊張感のある試合がしたいです」
▼中量級
稲岡祐樹(城西世田谷東支部)
2008年茨城県大会同級優勝
2010年第27回全日本ウェイト制同級ベスト8
「6月のウェイト制大会では中量級で優勝して日本代表になります。最終的にはどっちが勝ちたいかと強く思っている方が勝つと思うので、気持ちで負けないようにします」
松岡朋彦(兵庫・大阪南支部)
2005年第22回全日本ウェイト制同級優勝
2009年第4回全世界ウェイト制同級準優勝
2010年第27回全日本ウェイト制中量級3位
中村昌永(兵庫・大阪南支部)
2008&2009年全中京大会優勝
2010年第12回全アジア大会−75kg級優勝
2010年第42回全日本大会敢闘賞
※第2回&第3回全世界大会優勝者・中村誠の息子
▼軽重量級
高橋佑汰(東京城北支部)
2009年ワールドユースエリート−80kg優勝
2010年第27回全日本ウェイト制中量級優勝
「今回は軽重量級で出場します。日本代表になって外国人選手を倒せるように体重を上げてきました。絶対に勝ちます」
安島喬平(茨城県常総支部)
2009年千葉県大会準優勝
2009年第26回全日本ウェイト制同級3位
「ウェイト制大会で必ず優勝して、日本代表メンバーと一緒に世界大会へ行けるように頑張ります」
別府良建(鹿児島支部)
2007年第9回全世界大会出場
2008年第25回、2009年第26回全日本ウェイト制同級優勝
2009年第41回全日本大会6位
村岡賢和(本部直轄札幌道場)
2008年第25回全日本ウェイト制同級4位
2009年同3位、2010年同3位
▼重量級
清水賢吾(東京城北支部)
2007年第24回全日本ウェイト制軽重量級準優勝
2007年第9回全世界大会出場
プロ戦績:10勝(10KO)2敗、RISEヘビー級2位
「ウェイト制大会ではキックボクシングで学んだ技術を活かし、必ず世界大会出場の切符を得るために優勝したいと思います」
谷口誠(鹿児島支部)
2007年第24回全日本ウェイト制同級優勝
2008年第40回全日本大会優勝
2010年第27回全日本ウェイト制同級準優勝
徳田忠邦(兵庫・大阪南支部)
2003年第8回・2007年第9回全世界大会出場
2005年第37回全日本大会3位
2009年第26回全日本ウェイト制同級優勝
松村典雄(本部直轄岩手道場)
2005年第22回全日本ウェイト制同級ベスト8
2008年第25回全日本ウェイト制重量級4位
注目選手は昨年の同大会に高校3年生(17歳)で出場し、中量級で優勝(史上最年少記録)した高橋佑汰。
今回、一階級上げての出場となったのは「目標がウェイト制優勝なら僕は中量級で出ました。でも今回は日本代表権が懸かっているので、体重を上げて世界大会に出場し、外国人選手を相手に活躍するのが今の自分の目標です。そのために軽重量級に出ようと今年に入ってすぐに自分で決めました」と、世界大会を見越してのことだと言う。
高橋は現在ウェイトトレーニングに力を入れ、週3回ジムに通い「肩まわり・背中・下半身を鍛えています」と肉体改造を行っている。
安島喬平は茨城からの出場となり、3月の大地震により日立市の実家が傾いてしまうなどの被災に遭った。
「震災直後は1週間、実家の水・電気・ガスが止まってしまいました。その1週間は朝起きたら水汲みに行くことから始まり、練習が出来ませんでした。しかし、自分の中で他の選手に遅れをとったとは思わず、それをバネにウェイト制で優勝したいと思います」と、安島は逆境をバネにして戦うと誓う。
RISEやシュートボクシングなどプロのリングでも活躍する清水賢吾は、7月にRISEヘビー級タイトルマッチが決定しているとも発表され、きつい連戦がとなる。
しかし、「自分でやると決めたことなので、覚悟を決めてやるだけです」と意気込み、「ウェイト制優勝、RISEヘビー級タイトル奪取、世界大会優勝。全てのタイトルを獲るつもりで練習しています」と、1年で三冠を狙うとぶち上げた。
各階級のトーナメント組み合わせは、5月下旬に決定される予定だ。
なお、今大会は「日本赤十字社 東日本大震災義援金チャリティー」として開催される。松井館長は「東日本大震災で日本全体が困難な状況ですが、少しでも勇気、元気、活力を与えられるような大会にしたいと思います」と述べた。
国際空手道連盟 極真会館
日本赤十字社 東日本大震災義援金チャリティー
「2011オープントーナメント第28回全日本ウェイト制空手道選手権大会」
6月11日(土)12日(日)大阪府立体育会館
開場・開始時間未定
<チケット料金>
11日
B席(2階自由席)3,000円
※当日券は1,000円増し。
12日
RS席(1階アリーナ最前列指定席)14.000円※記念品、パンフ付き
S席(1階アリーナ指定席)9,000円
A席(1階アリーナ自由席)6,000円
B席(2階自由席)3,000円
※当日券は各1,000円増し。
<お問い合わせ>
極真会館総本部=TEL:03−5992−9200
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