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【DEEP】廣田、ラズマゼが初防衛!ルーカス娘、前田、横田が新チャンピオンに

2012/02/18


▲今大会のベストバウト賞に輝いた池本誠知(左)と廣田瑞人、中央はMVPを獲得したDEEPバンタム級王者・前田吉朗

DEEP事務局
「DEEP 57 IMPACT〜12年目の現実〜」

2012年2月18日(土)東京・TDCホール
開場15:00 開始16:00
観衆=2,189人


▲飛び込んでのパンチを当てていった廣田(左)が初防衛に成功

▼メインイベント(第14試合) DEEPライト級タイトルマッチ 5分3R
○廣田瑞人(CAVE/王者)
判定5−0
●池本誠知(総合格闘技スタジオSTYLE/挑戦者)
※廣田が初防衛に成功。

 昨年8月に菊野克紀を下して第6代ライト級王者となった廣田が初防衛戦を迎えた。挑戦者の池本は元ウェルター級王者で、昨年からライト級に階級を落とし、2階級制覇を狙う。

 1R、池本は前蹴り、ハイ&ローキックを駆使して廣田を近付けさせないようにするが、廣田は鋭い踏み込みでパンチを繰り出し、ボディブローを突き刺す。

  ジャブで前に出る廣田は池本に組み付くとテイクダウンを奪い、池本は下からの蹴り上げを狙うが、廣田は蹴りをかわしてパンチを落とす。スタンドに戻ると、廣田は池本のボディをパンチで攻め、池本は組み付いてのヒザ蹴り。

 2R、左ミドルで距離を取ろうとする池本に廣田は胴タックル、テイクダウンしてバックを奪う。

  両者離れると池本は左右の拳を同時に出すダブルパンチ、組み付いてのヒザ蹴り、左ミドルで攻めるが、廣田は飛び込んでの左右フックから組み付いてバックを奪う。

 コーナーに押し込んだ廣田が、倒されるのを堪える池本の顔面にショートパンチを連打すると、池本は防戦一方に。テイクダウンされると下からの腕十字を狙うが、廣田の上からのパンチを浴びてしまう。

 3Rも、飛び込んでのパンチからタックルに入る廣田が試合を優勢に進めていたが、池本は廣田が飛び込んでくるところにヒザを突き上げる! これに廣田は警戒するが、再びパンチで前に出ると池本が打ち合いを挑む。

  すると池本の左フックがヒット! 下がる廣田はラッシュをかける池本にタックルを仕掛け、コーナーへ押し込んでダメージの回復を待つ。

 池本はパンチの打ち合いを挑み、廣田も左右フックで打ち合いに応えるが、池本のパンチが的確に当たる! 廣田はすぐにタックルでテイクダウンを奪い、上になってパンチを落とし、残り時間1分でマウントを奪ってのパンチ連打! 池本に逆転を許さず、判定勝ちで初防衛に成功した。

 廣田は「もうちょっといい勝ち方が出来ると思っていたんですが……やり直してまたいい試合をします」と、試合内容に納得がいかない表情だった。



▲ラズマゼ(右)が腕十字を極めて一本勝ち

▼セミファイナル(第13試合) DEEPメガトン(無差別)級タイトルマッチ 5分3R
○レヴァン・ラズマゼ(グルジア/フリー/王者)※どすこい羅頭魔勢から改名
一本 1R3分16秒 ※腕ひしぎ十字固め
●野地竜太(TEAM GARO/CMA KPWヘビー級王者/挑戦者)
※ラズマゼが初防衛に成功。

 昨年8月のDEEPメガトン(無差別級)タイトルマッチで田澤和久を破り、第3代王者に輝いたラズマゼが、空手をバックボーンに持つ野地の挑戦を受けて初防衛戦に臨む。

 1R、野地が放った左ミドルをキャッチして、寝技に持ち込んだラズマゼ。マウントポジションになり、アームロックを狙う。野地がブリッジで返そうとすると、今度は腕十字! 野地も素早く反応して回転し、立ち上がることに成功する。

 しかし、ラズマゼは巨体に似合わないスピードですぐ組み付き、野地を持ち上げて投げ、野地の片腕を足で抑えながら顔面にパンチを落とし、再びアームロック。同じように野地がブリッジで返そうとすると腕十字に移行し、今度はタップを奪ってみせた。



▲パンチをヒットさせる横田(右)。2階級制覇に成功した

▼第12試合 DEEPフェザー級王座決定戦 5分3R
○横田一則(フリー)
判定5−0
●門脇英基(和術慧舟會東京道場)
※横田が第5代DEEPフェザー級王座に就く。

 出場予定だったチェ・ドゥホが大会8日前に行方不明となり、急遽参戦が決まった第7代修斗世界ライト級王者の門脇が、元DEEPライト級王者の横田と王座決定戦を争う。

 1R、門脇のパンチをバックステップでかわした横田が、ロープの反動を利用して右ストレート! 門脇が倒れ込み、横田が上になるが、門脇はすぐにリバーサルで上を奪い返す。

  門脇は抱きつく横田の後頭部を何度もマットに叩きつけ、バックを奪うと横田が立ち上がろうとするのを阻止。ポジションを変えようとしたり、立ち上がろうとしたりする横田だったが、門脇は密着したまま有利なポジションをキープし続けた。

 2R、横田が圧力を掛けながらパンチで前へ出て行き、タックルで門脇をコーナーへ押し込む。離れ際に左右フックを放つ横田。その後はお互いにカウンターを警戒し、見合いが続いたが、横田がテイクダウンを奪う。上になった横田は頭をグリグリと門脇の顔に押し付けるが、これはブレイクとなる。

 3R、門脇をコーナーに押し付けた横田がパンチを打つ。ブレイク後、門脇が右フックから組み付くが、テイクダウンは奪えない。横田が右ローと右フック、門脇も右ストレートで応戦し、横田はパンチを出しては組み付く。右ローキック、右フックを単発ながら当てていった横田が判定勝ちを収め、2階級制覇に成功した。

 横田は「今日の試合は今までで最低。全然ダメでした、すいません。もう1回出直します。ベルトを獲らないといけない中で、堅い試合をしてしまいました。ダメだったけれど、アイ・アム・チャンピオン!」と、マイクで反省の弁を述べた。

★第11試合(前田吉朗vs大塚隆史)〜第8試合(昇侍vs長倉立尚)の試合結果はこちら

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