▲(後列左から)DEEP・秋葉勝教コミッショナー、勝村周一郎、宮下トモヤ弟、宮下トモヤ兄、松本晃市郎、堀内佑馬、(前列左から)山崎剛、ISAMI・磯毅寛社長、砂辺光久、所英男
DEEP事務局
「DEEP 57 IMPACT〜12年目の現実〜」
2012年2月18日(土)東京・TDCホール
開場15:00 開始16:00
観衆=2,189人
▲グラップリングのガチンコエキシビションマッチで所英男(下)から一本を取った堀内佑馬
▼宮下トモヤ追悼エキシビションマッチ
−所英男(リバーサルジム武蔵小杉所プラス/DREAMバンタム級日本トーナメント2011優勝)&砂辺光久(TEAM reversal/フライ級キング・オブ・パンクラシスト)&松本晃市郎(フリー/前DEEPフェザー級王者)
勝敗なし
−山崎剛(GRABAKA)&堀内佑馬(TANG TANG FIGHT CLUB/ジュニア修斗東日本優勝、第7回国際キックボクシング優勝)
DEEPやDREAMで活躍した故・宮下トモヤの追悼興行となる今大会では、宮下と交流の深かった5選手が追悼エキシビションマッチ。注目は、現役中学生の堀内佑馬。元修斗世界フェザー級王者・ 勝村周一朗がケガのために欠場となり、勝村の代役として堀内が大抜擢されることとなった。
序盤、堀内は砂辺のフロントチョークでタップしたものの、後半に所、山崎からタップを奪う活躍を見せ、会場を大いに沸かせた。
▲中村優作(下)をサイドポジションから押さえ込み、パウンド連打で勝利したDJ.taiki
▼第7試合 DEEPバンタム級 5分2R
○DJ.taiki(フリー)
TKO 2R3分57秒 ※レフェリーストップ
●中村優作(総合格闘技スタジオSTYLE)
1R、
バックブローからタックル、組み付いてはテイクダウンと積極的に仕掛けるDJ。中村は何度も立ち上がりグラウンドの攻防から回避する。中村の右アッパーが炸裂するも、DJは耐えた。
2RもDJが執拗に組み付いてテイクダウン。中村はすぐに立ち上がりグラウンドの展開にさせない。中村の打撃の距離を潰してDJが再びテイクダウン。サイドポジションからDJが中村の顔面にパンチを落とし続けたところで、レフェリーがストップ! DJは2009年4月DREAMでの所英男戦以来、約3年ぶりの勝利に笑顔を見せた。
▲ベテランの戸井田カツヤ(左)を打撃で葬った釜谷真は8連勝に!
▼第6試合 DEEPバンタム級 5分2R
○釜谷 真(TEAM TOURI)
TKO 1R1分13秒
●戸井田カツヤ(和術慧舟會トイカツ道場)
現在7連勝と勢いに乗る釜谷とベテラン・戸井田の一戦。戸井田は昨年10月にDEEP初参戦するも、横田にKO負けしておりDEEP初勝利を狙う。
1R、飛びヒザから一気にラッシュを仕掛ける釜谷。戸井田もパンチで応戦するが、釜谷の右ストレートがクリーンヒット! 戸井田が倒れ、釜谷がパウンドの雨を降らせるとレフェリーがストップ。釜谷の連勝記録は8となった。
▲強烈な打撃で誠悟(右)をKOした藤沼弘秀
▼第5試合 DEEPメガトン(無差別)級 5分2R
○藤沼弘秀(SKアブソリュート)
KO 1R1分20秒
●誠悟(TEAM東京CLUTCH)
1R序盤に誠悟が豪快な右フックをクリーンヒット! 耐えた藤沼はいったん距離を取って相手の出方をうかがう。距離が詰まると藤沼は強烈なフック!
藤沼が誠悟をロープに詰め、連打を見舞ったところで誠悟がダウン! レフェリーがストップし、藤沼がKO勝利した。
▲激しくパンチを交錯させる寒川直喜(左)と渡辺良知
▼第4試合 DEEPウェルター級 5分2R
○渡辺良知(AACC)
判定2−0
●寒川直喜(バンゲリングベイ・スピリット/M-1ライトヘビー級王者)
1R、総合3戦目の寒川は序盤から慎重な攻め。渡辺は臆することなく打撃を出していく。そして組み付いてタックルを仕掛けるも、寒川がうまく腰を切って対処する。
2R、パンチを出しながら組み付いた渡辺がテイクダウンに成功する。コーナー際で渡辺はパウンドを打つと、寒川はコーナーを背にしながら立ち上がる。グラウンドで寒川が反撃する場面もあったが時間切れ。渡辺が僅差で判定勝利した。
▲松井大二郎(左)と金原弘光の元UWFインター対決はドローに
▼第3試合 87kg以下契約 5分2R
△金原弘光(U.K.R.金原道場)
ドロー 判定1−0
△松井大二郎(フリー)
1R、打撃勝負の金原に対し、松井が組み付いてテイクダウンを狙う。しかし、上になった金原がアームロックを極める。これを松井はリバースすることで凌ぐ。
2Rも金原がグラウンドで上を取ってパウンド。またしても松井は上を取り返すと、下の金原は三角絞めを仕掛ける。お互いに決め手に欠け、元UWFインターの同門対決はドローに終わった。
▲秒殺KO勝利した小林聖人(手前)
▼第2試合 DEEPフライ級 5分2R
○小林聖人(総合格闘技津田沼道場)
KO 1R9秒
●中村龍之(IMPACT)
1R、前蹴り、左ミドルの中村に対し、小林が容赦なく前に出て左フックをクリーンヒット!
キックをベースにする中村は腰の入った左ミドルで突き放そうとするが、小林がパンチの連打をお見舞いすると、中村は腰から崩れるようにダウン! 僅か9秒で小林がKO勝利した。
▲ベルナール・アッカ(上)をチョークスリーパーで下した悠羽輝
▼第1試合 DEEPライトヘビー級 5分2R
○悠羽輝(TEAM TACKLER)
一本 1R3分35秒 ※チョークスリーパー
●ベルナール・アッカ(コートジボワール/フリー)
昨年3戦(DEEPで2戦、ライズで1戦)するも連敗中の元お笑い芸人のアッカ。「40歳で格闘技を辞めようと思っていました(現在39歳)。このままでは辞められないのでここで勝って、もう一回タイトルマッチ目指して頑張ります」と再起を懸けてこの一戦に臨む。
対する悠羽輝(ゆうき)は総合挑戦後、圧倒的な打撃力を武器にDEEPで2連勝中。DEEP・佐伯繁代表も「キックからうまく総合に転向出来た選手」と評価は高く、もしこの一戦で勝利すれば中西良行が持つライトヘビー級タイトルマッチ挑戦もあるという。
1R、ゴングが鳴ると、両者は打撃戦を繰り広げ、組み合う展開に。グラウンドになると、アッカが悠羽輝のバックについてスリーパーを狙う。上手くこれを逃げた悠羽輝はアッカの足をキャッチし、ヒールホールドの体勢へ。
アッカは立ち上がって回避するとスタンドから再開。悠羽輝がアッカに組みつきテイクダウンに成功する。悠羽輝がスリーパーを極めると、アッカがここでタップ。悠羽輝が一本勝ちを収めた。
マイクを握ったアッカは「今日の試合の前にDEEP・佐伯代表と約束をして、今回の試合でいい結果を残せなかったら最後にすることにしていました。
この試合をもって引退します」といきなりの引退宣言! 今後は格闘技愛を持って後進の育成をしていくという。
▼フューチャーファイト第2試合 DEEPフライ級 5分2R
○海老原洋輔(パラエストラ松戸)
TKO 2R1分7秒 ※ドクターストップ
●吉岡 駿(IMPACT GYM)
▼フューチャーファイト第1試合 DEEPフェザー級 5分2R
○蓮貫 光(パラエストラ松戸)
判定2−0
●友貫竜也(IMPACT GYM)
★メインイベント(廣田瑞人vs池本誠知)〜第12試合(横田一則vs門脇英基)の試合結果はこちら
★第11試合(前田吉朗vs大塚隆史)〜第8試合(昇侍vs長倉立尚)の試合結果はこちら
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