▲復活のKO勝利で喜びを爆発させる大和
ニュージャパンキックボクシング連盟
「KICK TO THE FUTURE 1」
2012年2月18日(土)東京・後楽園ホール
開場16:45 開始17:00
▲デンサイアムにパンチで襲い掛かる大和(右)
▼セミファイナル(第9試合)63.5kg契約 3分3R
○大和哲也(大和/WMCインターコンチネンタル・ライト級&K-1 WORLD MAX−63kg 2010年日本王者)
KO 1R2分28秒 ※パンチの連打
●デンサイアム・ルークプラバーツ(タイ/元ルンピニー&WMCバンタム級王者)
WBCムエタイ世界王者ジョムトーン・チューワッタナ、初代Krush−63kg王者・梶原龍児に敗れて、現在2連敗の大和。対戦相手のデンサイアムとは2009年10月にディファ有明で対戦し、大和の判定負けという結果に終わっている。約2年4カ月ぶりの再戦で大和はリベンジを果たし、復活の狼煙を上げることが出来るか?
1R、大和は小刻みに左右に動きながらローを蹴っていく。デンサイアムも左ミドルを蹴るが、大和はそこに左フック、さらに蹴り足を掴んでデンサイアムをマットに転ばせる。強打はないものの、小さくパンチとローを蹴る大和。
ここでデンサイアムが右ストレートから前に出て行くが、そこに大和の左フックがカウンターで炸裂! デンサイアムは後方にバッタリと倒れてダウンとなる!
何とか立ち上がってファイティングポーズをとるデンサイアムだったが、足元はフラフラ。大和がパンチの連打をまとめると、そのままマットに崩れ落ちる。デンサイアムは完全に動きが止まってしまい、全く動くことが出来ず。
デンサイアムのセコンドについたセンチャイムエタイジムのセンチャイ会長がエプロンまで上がり、試合ストップを要求するほどの衝撃的な結末となった。
会心のKO勝利を収めた大和はセコンドと抱き合って喜びの咆哮!
マイクを握ると「3年前の借りを返すことが出来ました。ヒジありルールはいいね! WBCムエタイの世界タイトルは僕に狙わせてください。世界のベルトは俺が獲る!」と2012年の目標としてWBCムエタイの世界王座獲りを宣言した。
▲ドクターストップが宣告されるとマットに大の字に倒れこんだTOMONORI
▼メインイベント(第10試合)WBCムエタイ・インターナショナル・スーパーフライ級王座決定戦 3分5R
○ロミー・アダンザ(アメリカ/WBCムエタイ・アメリカ同級王者)
TKO 2R19秒 ※ドクターストップ
●TOMONORI(OGUNI/WMCインターコンチネンタル・スーパーフライ級王者)
※アダンザが新王座に就く
WMCインターコンチネンタル・スーパーフライ級王座をはじめとして、数多くの戴冠歴を持ち“ベルトコレクター”と呼ばれるTOMONORIが、WBCムエタイ・インターナショナル・スーパーフライ級王座決定戦に挑む。
対戦相手のアダンザはWBCムエタイ同級アメリカ王者で、総合格闘技の強豪を多く輩出することで有名なチーム・オーヤマに所属している。
1R、じっくりと距離を取りながら右ローを蹴るTOMONORI。アダンザもローを蹴り返して右ストレートから前に出る。そこに左のヒジ打ちを狙うTOMONORI。アダンザもジャブから左のヒジ打ち。
TOMONORIは確実に右ローを当てて、アダンザの左に右のパンチをかぶせる。さらにTOMONORIは右ストレートからパンチをまとめて右ローにつなげる。
終了間際、TOMONORIは飛びヒザ蹴りも繰り出す。リズムよく攻撃を出して1Rを終えたTOMONORIだったが、2R開始直後、アダンザの左のヒジ打ちがTOMONORIの額にヒット! これでTOMONORIの額はざっくりと切れて、ドクターチェック。
TOMONORIは「出来るから!」と必死に試合続行を訴えたが、ドクターは試合をストップ。TOMONORIはマットを何度も叩き、悔し涙を流しながらリングを降りた。
▲下馬評を覆し、NJKF&Krush王者の健太を下したTOMOYUKI(左)
▼第8試合 70kg契約 3分3R
○TOMOYUKI(誠剛館/国際チャクリキ協会&ACCELミドル級王者)
判定2−0 ※30−29、29−29、29−28
●健太(ESG/NJKFスーパーウェルター級&Krush-70kg王者)
昨年はKrush王者となり、K-1MAXで活躍した健太がホームリングであるNJKFに凱旋。ムエタイのビッグイベントであるタイファイトに参戦経験があるTOMOYUKIと対戦した。
1R、距離を取りながらジャブと前蹴り、パンチのコンビネーションから右ローにつなげる健太。TOMOYUKIもローを返してパワフルなパンチで前に出て行く。健太はそこにヒジやヒザ蹴りを狙い、右ストレートから右ヒジを打つ。
2R、TOMOYUKIは左右のフックで前進。健太のヒザ蹴りに右フックを合わせて、健太のバランスを崩させる! 健太はジャブを丁寧に当てて、そこからTOMOYUKIの奥足にローを蹴る。
しかし下がることなく前に出て、健太の顔面とボディに左右のフックを叩き込むTOMOYUKI。健太はヒジ打ちのカウンターを狙い、TOMOYUKIが飛び込むような右ストレートを見せる。
3RもTOMOYUKIが左ボディを打ち込んで、そこから顔面までパンチを返す。健太もTOMOYUKIのパンチに左右のヒジ打ち、さらに奥足ローでTOMOYUKIの出足を止めようとするが、TOMOYUKIの前進は止まらない。健太も右ストレートを当て、TOMOYUKIをロープに詰めてパンチの連打をまとめるが、TOMOYUKIも真っ向から打ち合う。そのまま試合終了となり、判定は2−0でTOMOYUKIの勝利! NJKFの現役王者であり、3・17「Krush.17」で初防衛戦を控える健太が足元をすくわれる形となった。
★第7試合(宮越慶二郎vs町田光)、第6試合(高橋誠治vs一輝)、第5試合(新人vs裕センチャイジム)〜第1試合の試合結果はこちら
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