角海老宝石ボクシングジム
「DUAL CORE」
2012年9月19日(水)東京・後楽園ホール
▲藤本京太郎(右)がWBC世界ランカーをデビュー5戦目で下した
▼メインイベント(第7試合) ヘビー級 3分10R
○藤本京太郎(角海老宝石ボクシングジム/日本ヘビー級1位、OPBFヘビー級8位)
判定3−0 ※98−94、98−93、99−91
●チャウンシー・ウエリバー(アメリカ/WBC世界ヘビー級15位、ABCOヘビー級王者、WBC米大陸ヘビー級王者)
元K-1ヘビー級王者でプロボクシングに転向した藤本京太郎(K-1時代のリングネームは京太郎)が対戦するウエリバーは、6月発表のWBC世界ヘビー級ランキングでは5位。現在は16位とランクダウンしているが、それまで1年以上にわたって一桁台のランキングを保持していた強豪。
今回、ヘビー級の日本人選手が世界ランカーと対戦するのは史上初、世界のヘビー級ボクシング史においてもデビュー5戦目で世界ランカーと戦うケースは前代未聞だという。
1Rから身長188cm、体重110kgの巨漢を誇るウエリバーがプレッシャーをかけ、京太郎がフットワークを効かせながら回る展開。
京太郎がボディストレート、ボディフックを入れても、ゴムまりのような肉体のウエリバーは「効いてない」とばかりに両手を広げ、前進を止めない。ならばと、藤本はボディフックから左右フックと上下に散らす。中盤以降、京太郎がフットワークを駆使したヒット&アウェイ戦法で主導権を握ると、ウエリバーが痺れを切らせる場面も。
ウエリバーが接近戦でラッシュを仕掛けるが、藤本がクリンチでしのぐなどペースを握らせない。
ウエリバーの巧みなディフェンスの前にKOにつながるような決定打はなかったものの、上下に散らすコンビネーションで完全にポイントを積み重ねていった藤本が文句なしの判定勝ちを収めた。これで藤本は5戦5勝と無敗記録を更新。マイクを握ると、「応援してくれる周りの人たちのために今日は勝てて良かったです。僕は人の3倍怖がりですけど、背中を押してくれる人たちのために頑張るだけです」と更なる飛躍を誓っていた。
▲土屋修平(左)は判定勝利し、戦績は14戦14勝(12KO)となった
▼セミファイナル(第6試合) スーパーライト級 3分10R
○土屋修平(角海老宝石ボクシングジム/日本スーパーライト級8位)
判定3−0 ※97−94、97−94、98−94
●スティービー・オンゲン・フェルディナンデス(インドネシア/PABAスーパーライト級王者)
▼第5試合 ヘビー級 3分8R
○ヨハン・デュプラス(フランス/WBC世界ヘビー級26位)
TKO 6R2分14秒 ※レフェリーストップ
●竹原真敬(緑ジム/日本ヘビー級2位、OPBFヘビー級10位)
▼第4試合 スーパーフライ級 3分8R
○奈須勇樹(角海老宝石ボクシングジム/日本フライ級7位、OPBFフライ級12位)
KO 3R1分8秒
●ワッチャラポン・ギャットプラパット(タイ/タイ国ライトフライ級9位)
▼第3試合 バンタム級 3分6R
○中川とん虎(角海老宝石ボクシングジム)
判定3−0 ※三者とも58−57
●中島聖規(マナベジム)
▼第2試合 フェザー級 3分6R
○森田大介(角海老宝石ボクシングジム)
判定3−0 ※59−56、59−56、59−55
●池ノ内ワタル(福田)
▼第1試合 62.5kg契約 3分4R
○櫻井孝樹(小熊)
判定2−0 ※38−38、39−38、38−37
●中村慎太郎(角海老宝石ボクシングジム)
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