4月6日（火）都内で行われた『K-1 WORLD MAX』の会見後、谷川プロデューサーが爆弾発表！　本日、日刊スポーツ紙の一面に掲載された「タイソンK-1に参戦決定」の記事を受けて、早ければ現地時間の8日にも米国で記者会見を行うことを明らかにした。
　谷川プロデューサーは、「まだ話せないことばかりですが、8日朝に渡米して現地時間の8日に記者会見の準備をしています。試合は正式には決まってないですが、試合をする契約を結ぶ最終段階に来ている」と語り、「連日状況が変わるので、もしかしたら“ごめんなさい”になる可能性もある」とエクスキューズを入れた。
　会見は4月8日（現地時間）午後2時より、米国ロサンゼルスのリージェントビバリーウィルシャーホテルで行うべく準備を進めている。
「K-1としてはタイソンに、K-1が主催する大会に上がってもらうことが第一歩。そのため、気が変わらないうちに会見をやってしまおうと思っている」と谷川プロデューサーは、速攻勝負をかける。
　契約が正式決定すれば、7月下旬から8月上旬に開催する予定の『ダイナマイト』は米国本土で開催、タイソンの試合をメインとしたイベントとなる。

〜詳細〜
　プロボクシング元統一世界ヘビー級王者マイク･タイソンが、ついにK-1のリングに上がることがほぼ確実となった。4月8日（木・現地時間）午後14:00から、米国ロサンゼルスのザ・リージェントビバリーウィルシャーにてマイク･タイソン、谷川プロデューサーらが記者会見を行う。※日本時間では4月9日（金）午前7時

　第一報は4月6日（火）、この日発売された日刊スポーツ紙がスクープとして一面に「タイソンK-1参戦決定」と報じた。これを受けて、同日午前11時より行われた4･7『K-1 WORLD MAX2004〜世界一決定トーナメント』の公開計量後、谷川プロデューサーが急遽コメントを発したのだ。

「まだ詳しくは話せませんが…」と前置きしながらも、「MAXの翌日、8日朝にアメリカへ行ってタイソンと試合の正式契約をします」と明らかにした。谷川プロデューサーは日本時間8日朝に成田を立ち、現地時間8日の夕にアメリカへ到着する予定。

　契約に至る経緯については、「K-1のアメリカのプロモーターと、日本のエージェントが二週間ぐらい粘り強く交渉していました。そして、先週末に非常にいい展開になったので、気が変わらないうちに会見をする段取りを進めています」という。

「まだ試合は正式には決まっていない」としながらも、「ボクシングを含めていろんな話が来ているようですが、タイソンは最終的にはK-1を選んでくれると思う」と自信を覗かせた。試合の時期に関しては、「夏のダイナマイトで試合をやりたいと思っていますが、今は詳細は言えないし、決まってもいない。タイソン参戦となれば、米国本土での開催となるでしょう」とした。かねてより谷川プロデューサーは、「7月下旬か8月上旬、オリンピック開幕前にダイナマイトを開催したい」と語っており、ここでタイソンのK-1デビュー戦が行われる事は間違いない。

　相手が大物だけに、「連日、状況が変わっている。明日も変わると思う」と予断は許さない状態ではあるが、8日に正式契約を結び即、記者会見を行って正式調印をする速攻勝負を仕掛ける。対戦相手については、「会見の時にある程度、発表できると思います」という。「サップはもちろん、K-1ファイターなら誰でもやりたいと思います」。

　谷川氏は過去に、タイソン参戦が決まれば「1試合ならサップ、複数契約が結べればまず他の選手を当てるかもしれない」と語っており、「複数になるか1回だけなのかは、現在ツメているところです」とのこと。

「K-1としてはタイソンに、K-1が主催する大会に上がってもらうことが第一歩」との言葉から推測すると、複数契約を結んだ場合の第一戦はシャノン･ブリッグス、ボタ、ベルナルド、バンナらとのボクシングマッチになる可能性も考えられる。

「（昨年の）ラスベガス大会に来た時も“まさか”と思ったけれど、いよいよ手の届くところにまで来たという感じです」と谷川プロデューサー。夢の対決を次々と実現させてきたK-1が、最大最後とも言えるビッグな夢を現実のものにしようとしている。

※タイソン会見の模様は4月9日GBRにて！