7月3日(土)、東京・ディファ有明で行われた『DEEP 15th IMPACT』のリング上で、現DEEPミドル級王者の上山龍紀(U-FILE CAMP.com)が、自ら挑戦者に美濃輪育久(フリー)を指名した。
ベルトを肩にかけ、リングに上がった上山はいきなり「最近は練習していてもモチベーションが上がりません」と、防衛戦を控えた人間とは思えないコメント。しかしそれもすべて伏線だった。続けて上山は「でも美濃輪選手となら熱い試合ができると思います。10月30日、僕とタイトルマッチしませんか?」と、王者の立場からあえて美濃輪を逆指名したのだ。
この日、濱田順平(CMA誠ジム)のセコンドとして来場していた美濃輪は一旦はリングサイドまで詰め寄るも無言で立ち去る。しかし大会終了後のバックステージでは「やってもいい」と対戦を承諾する姿勢を見せた。
上山、美濃輪両選手の発言を受けて佐伯代表は「ただPRIDE武士道のスケジュールや、お金の問題もあるんで」と明言は避けたものの、「今のところ頭の中に4,5人候補がいるけど、その中でも美濃輪選手は最高」と前向きなコメントを残した。
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