2月8日(水)東京・フジテレビにて行われた2006年度K-1WORLDGPシリーズの年間スケジュール発表記者会見に、昨年のWORLDGP王者のセーム・シュルト(正道会館)が出席し今年の抱負を語った。
シュルトの2006年最初の試合となるのがピーター・アーツ(チーム・アーツ)との新旧王者対決。アーツはK-1谷川プロデューサーが「(アーツは)シュルトにとって危ない相手」と危惧する強敵だ。
シュルト自身も「アーツはとても強い選手で、それを証明し続けている。タフな選手だし、どちらかがケガする可能性もあると思う」と警戒心を強めた。以下、シュルトのコメント詳細。
「今年はタイトルの維持に努め、いいパフォーマンスを見せたいと思います。
アーツ戦は私にとってチャンスであり、3人目の歴代王者と戦うことができてうれしい。私は素晴らしいチーム、マネージャー、トレーナーに恵まれているので、これからも頑張っていきます」
――対戦相手のアーツ選手についての印象は?
とても強い選手で、それを証明し続けていますね。タフな選手だし、どちらかがケガする可能性もあるでしょう。
――昨年の違って新しいものを見せたいという気持ちはありますか?
技術では新しいパンチや蹴りを出せたらなと思いますし、色々なことにトライしようと思います。
――また身長が高くなったような気がするんですが
それは分かりませんが、私自身強くなっている気がします(笑)。
――連覇へ向けてマークしている選手はいますか?
色々若い選手も出てきていますので、特定の選手をマークしているわけではありません。失うものが何もない、そういった気持ちで向かってくる選手が一番危険だと思います。ただしそういった選手はまだいませんけど。
――谷川Pは全大会に出場して欲しいと話していましたが
もしそれが実現するなら大変なスケジュールになりますね(笑)。
――今年もヒザ蹴りでKOの山を築きますか?
もちろんヒザ蹴りは私の得意技です。ただしそれ以外の技でも自信のある技が身に付けば、それを出していきたいと思います。
――今年は王者として追われる立場ですが、気持ちの変化はありますか?
追われる立場になって、逆にチャレンジ精神がつきました。私は私を倒そうとしている選手といつでも闘える準備をするだけです。なので私を倒そうとしている選手は各地区の予選を勝ち抜く準備をしてきてください。
――今年のK-1には「人類共通の格闘技へ」というコンセプトがあるのですが、現役王者としてシュルト選手はどう考えていますか?
私の試合でK-1の人気を広めることができれば、それはうれしいことだと思います。ただし私にとって一番大事なのはこのタイトルを防衛することです。
FEG「K-1WORLDGP 2006 IN AUCKLAND」
2006年3月5日 二ュージーランド・トラストスタジアム
開場14:30 開始16:00
<決定対戦カード>
▼オセアニアGP 1回戦
シリル・アビディ(ブリゾンジム)
VS
堀啓(チームドラゴン)
▼オセアニアGP 1回戦
ポーラ・マタエレ(レイ・セフォーファイトアカデミー)
VS
ジェイソン・サティ(ETKジム)※ジェイソン信長から改名
▼オセアニアGP 1回戦
バダ・ハリ(ショータイム)
VS
ピーター・グラハム(ムンダインズジム)
▼オセアニアGP 1回戦
ポール・スワロンスキー(ファインダーズ・ユニ・ムエタイ・ジム)
VS
ロニー・セフォー(レイ・セフォーファイトアカデミー)
▼オセアニアGP 準決勝
アビディ×堀の勝者
VS
ポーラ×ジェイソンの勝者
▼オセアニアGP 準決勝
ハリ×グラハムの勝者
VS
スワロンスキー×ロニーの勝者
▼オセアニアGP 決勝
▼スーパーファイト 3分3R延長1R
レイ・セフォー(レイ・セフォーファイトアカデミー)
VS
レミー・ボンヤスキー(メジロジム)
▼スーパーファイト 3分3R延長1R
セーム・シュルト(正道会館)
VS
ピーター・アーツ(チーム・アーツ)
|