6月26日(月)東京・新宿区四谷の四谷区民センターにて記者会見が行われ、『ZST』について様々な発表が行われた。
しばらくテレビ放映のなかったZSTだが、CS・CATV放送『GAORA』にて定期放送されることが決定した。その第一弾として、5月27日に東京・ディファ有明で開催されたグラップリング・トーナメント『GT-F2』の放送が7月14日(金)24:00〜26:00に決定。
GAORAは全国374局のケーブルテレビやスカイパーフェクTV!、スカイパーフェクTV!110で591万世帯の視聴を誇るチャンネルである。
会見に出席した生水義一GAORA製作部部長は、今回ZSTを放送することになったのは「GAORAに総合格闘技のコンテンツがなかったので、コンテンツの補充がひとつ。もうひとつはZSTの立ち上げから成り立ちをいろいろ聞きまして、ZSTの持っているポリシー、一緒に大きくなっていきたいという意思に共鳴しました。GAORAではドラゴンゲートというプロレスを旗揚げから一緒に創ってきましたが、ZSTさんにも総合格闘技というジャンルでキャラクターを出していって見て頂きたいと思います」と説明した。
生水部長によれば、「今回のGT-Fトーナメントの放送が決まったのは近々だったため、大会をしっかり見せる番組にしますが、今後は枠として大会を見せる『プロ格KING』枠と『プロ格KINGインフォメーション』の二つがあるので、試合はしっかり見せつつ、キャラクターが立つ企画をインフォメーションの枠でやりたいと思っています」という。
『プロ格KINGインフォメーション』の枠では、ZSTの『SWAT!』やZSTが行う各種イベントなども放送を行い、底辺拡大を図っていくという。
会見に出席した所英男(リバーサル)は、「久しぶりにZSTがテレビ局さんで放送していただけるので、選手としては見られると思うとモチベーションが上がります。凄く責任も大きくなってくるので、嬉しいです。末永くお付き合いして頂きたいと思います」と、まるでお見合いのようなコメント。
GT-F2の準優勝者・勝村周一朗(勝村道場)は、「僕自身がメジャーな団体に出るよりも、ZSTが大きな団体になって欲しいと思っているので、GAORAさんの放送でたくさんの人の目についてくれれば嬉しいです」と語った。
『GT-F2』の放送後は、9月10日に開催される次回大会、そして年内最終戦となる11月大会が随時放送予定。ZST事務局の上原譲広報は、「HERO'SさんやPRIDE武士道さんでトーナメントをやられているので、その兼ね合いもあるんですが、ZSTは最強ではなく“最高”を目指す大会なのでそれに見合う選手が育ってきたら、GAORAさんと一緒に『ZST-GP』をやらせていただきたい」と、『ZST-GP』の復活を匂わせた。また、今年は本戦4大会と少ない開催になってしまったが、「来年は試合数を増やしていきたい」としている。
ZST『GT-F2』第2回ZSTフェザー級グラップリングトーナメント
CS・CATV「GAORA」
7月14日(金)24:00〜26:00
リピート放送=7月15日(土)26:00〜 7月18日(火)11:00〜
お問い合わせ=GAORAカスタマーセンター0570-000-302(平日10:00〜18:00)
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