9月5日(火)東京・大久保のDEEP OFFICIAL GYM IMPACTにて、10月10日(火)東京・後楽園ホールで開催されるDEEP事務局主催『DEEP
26 IMPACT』及び今後の活動についての記者会見が行われた。
10・10後楽園大会では「DEEPフェザー級タイトルマッチ」として、チャンピオン・今成正和(Team-ROKEN)が挑戦者・山崎剛(GRABAKA)を迎えて初防衛戦を行う。
今成は昨年10月・12月に行われた初代フェザー級王者決定トーナメントで優勝、初代フェザー級王座に輝いた。一方、山崎はトーナメント1回戦において、準決勝で今成に一本負けすることになるマイク・ブラウンに判定で敗れて姿を消している。そのことから、今成は山崎の挑戦にかなり難色を示したという。
「僅か1年でこういう形になったのは、山崎選手の努力もあるし、つくづく格闘技は分からないと、1年でチャンスが掴めることを示してくれたと思います」と、負けても努力次第ではチャンスが与えられることを示したかった、と佐伯代表。ブラウン戦後、山崎が連勝していることを評価しての挑戦者抜擢だった。
山崎本人は「去年トーナメントに出て1回戦で負けてしまったんですが、たった1年でタイトルマッチのチャンスがもらえてよかったと思います。相手を挑発するようなことを言った方がいいと思うんですが、会見資料に“足関か、それとも癒しか”と書かれているように“癒し系”なのでみんなに癒されて欲しいと思います(笑)」と挨拶。
対する今成はいつものように「頑張ります」と一言で挨拶を終えたが、通訳の鬼木が次のように代弁。「山崎選手は強くて女性のファンも多く、いい選手だと思います。ただ、彼が1回戦で負けた大会で自分が優勝しているのに、タイトルマッチをやれとGOサインが出た時は“なんで?”という答えでした。山崎選手が判定負けした相手に自分は一本勝ちしているので、今成的には不満です。でも、山崎選手はずっと一本勝ちされているので、その点も評価されてのことだと思います。タイトルマッチなので抑え込んだりせず、一本を取りに来る、一本の極め合いなら絶対に負けない自信があるので、よろしくお願いします。極め合いなら負けることはない」。
これに対して、山崎が猛反論。「僕も試合時に膠着しようと思ったことは一度もない。膠着して見せたことはないと思っている。ブレイクが早いDEEPでも、自分が上になってブレイクになったことはあまりないはず。寝技になっても動きのある試合を見せます。内容で人の心に訴えかけるような試合をやったから、今回の試合が組まれたと思う。総合格闘技なので打撃で決まるかもしれませんが、自分のウリは寝技なので、寝技で今成選手から一本取りたいと思う」。
山崎の代名詞と言えば腕ひしぎ十字固め。一本勝ちした試合はこの技でのフィニッシュが多い。「腕ひしぎには自信があります。前回は(今成と同門の杉内に)逃げられまくったので何とも言えませんが、自信はあります。でも、腕ひしぎだけじゃなく足関もけっこう得意なんですよ。チョークとかも。GRABAKAの練習では、けっこう強い人からも腕ひしぎよりそっちの方が一本取れている。だからどれでもいいから極めたい」と山崎が言えば、今成は「怖いです」とニンマリ。
対して、今成の足関節技に関して山崎は「(今成のテクニックものの)DVDを持ってます。上手いですね。参考にしています(笑)」とすでに研究済みであることを明かし、今成は「(足関を極める)自信はあまりないです。えっ? ダメですか。じゃあ、あるってことで(笑)」とやはりニンマリ。
現在、今成は会見が行われたDEEPジムで指導するクラスを持ち、山崎は同じ大久保にあるGRABAKA柔術クラブ(DEEPジムは大久保駅寄り、GRABAKAは新大久保駅寄り)で指導をしている。いわば、大久保を真っ二つに分けた闘いでもある。試合結果いかんでは、会員の入会数にも影響が出るかもしれない。
それに気付いた佐伯代表は、GRABAKAの島マネージャーに「GRABAKAに提案したい。勝った方が会員をもらうというのはどうですか?」と、“勝者会員総取りマッチ”をその場で突きつけたが、島マネージャーの「ジムを選ぶのは会員さんなので…」とあっさり却下されてしまった。
「今成は一本取らないと意味がない。一本取らないと感動できないし。タイトルマッチとして考えると、今成が不利ですよ。山ちゃんの方が判定なら印象がいいので」と、今成に“一本勝ち指令”も飛ばした佐伯代表。
格闘家の中でナンバーワンの癒し系&モテ系(佐伯・談)の山崎と、ちっともモテず男性ファンしかいない(同)今成の対決。“足関十段”か、それとも“こだわりの腕十字”か!? 65kg級最高峰の日本人対決が実現する!
DEEP事務局
「All in One Solution Inc. Presents DEEP 26 IMPACT」
2006年10月10日(火)東京・後楽園ホール
開場17:30 開場18:30
<決定対戦カード>
▼DEEPフェザー級タイトルマッチ 5分3R
今成正和(Team-ROKEN/初代王者)
VS
山崎 剛(GRABAKA/挑戦者)
横田一則(GRABAKA)
VS
小見川道大(吉田道場)
長谷川秀彦(SKアブソリュート)
VS
濱村 健(CMA京都成蹊館)
藤沼弘秀(荒武者総合格闘術)
VS
中台 戦(PRB)
栗原 強(Team-ROKEN)
VS
キム・ミンス(CMA KOREA)
中野洋志(マッハ道場)
VS
BULL(BLUE DOG GYM)
アンソニー・“辰治”・ネツラー(TEAM Boon!)
VS
水口清吾(フリー)
THE NOBO-ROCK(Team-ROKEN)
VS
キム・ドヒョン(CMA KOREA)
梅田恒介(R-BLOOD)
VS
上小園琢大(木口道場レスリング教室)
<出場予定選手>
中尾受太郎(フリー/ウェルター級王者)
白井祐矢(Team M.A.D.)
ブラジル強豪選手
<チケット料金>
VIP席15,000円 SRS席10,000円
指定A席8,000円 指定B席6,000円 指定C席5,000円
※当日券は各席500円増し。
<チケット販売所>8月12日(土)〜
DEEP事務局=052−339-0303 http://www.deep2001.com
DEEP道場=03−5348−6977
イープラス=http://eee.eplus.co.jp
チケットぴあ=03−5237−9999(Pコード:594−750)
ローソンチケット=05−5537−9999
後楽園ホール=03−5800−9999
書泉ブックマート=03−3294−0011
チケット&トラベルT-1=03−5275−2778
<お問い合わせ>
DEEP事務局=052−339-0303
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