8月1日(火)東京・世田谷区にあるGUTSMAN・修斗道場にて、渡辺久江(フリー)が公開練習を行った。渡辺は8月4日(金)東京・後楽園ホールで開催されるDEEP事務局主催『DEEP
25 IMAPACT』でDEEP女子フライ級王者決定戦として、しなしさとこ(フリー)と対戦する。
祭り、海、花火……誘惑の多い夏真っ只中に組まれた決戦を前に、渡辺は練習漬けの毎日を送っている。周りの友達からも誘いが多く、「今度の試合で勝たないと遊びにいけない」と雑念を振りほどく。
公開練習ではシャドーボクシング、そして道場の練習生を相手に3分1Rのパンチのミット打ちを披露。しかし練習生の覇気がなく、渡辺本来の良さを引き出せていないと感じた桜田代表が変わりにミットを持つと、渡辺はスピードあるパンチのコンビネーションを出しコンディションの良さをアピールした。
しなしとは2002年12月29日『SMACK GIRL JAPAN CUP』50kgトーナメント決勝戦で対戦し、ヒールホールドで負けを喫している。
「間違いなく一回は投げられる」と投げを警戒しながら、「どれだけ焦らずに反応できるか」を課題としている。「自分の得意とする打撃に付き合ってくれないのはわかっている」という渡辺は、しなしの土俵である寝技にも一切付き合わないことを断言した。
GUTSMAN・修斗道場には丸一年練習を通っている渡辺。1年前の雑誌に掲載された自分と今の体つきを見比べると、ビックリしたという。「肩まわり、体幹部分とかだいぶバランスがよくなった」とし、同時に体力も付いてきた。
桜田代表には「今度の試合で1R以内にKO出来なかったら“死刑”」と宣告されている。2・15スマックガールの後楽園大会で15(当時所属不明)と対戦した時にも、同じことを言われており、2Rに突入してしまった。「どっちみちもう死刑なんだ」と吹っ切れた渡辺は無我夢中でいったところ、KO勝ちを収めることが出来た。桜田会長の死刑宣告は「気持ちを引き締める言葉」とした。
戦前、しなしは渡辺を挑発するようなコメントをいくつか残しているが、「余計に負けたくなくなった」と闘志を見せながら、「いい試合が出来て最後にリングの上に立っていれば最高かな」と渡辺は笑みを見せた。
打の渡辺か? 極のしなしか? 決戦まで残りわずかと迫っている。
DEEP事務局
「DEEP 25 IMPACT」
2006年8月4日(金)東京・後楽園ホール
開場17:30 開始18:30
<全対戦カード>
▼第9試合 5分3R
桜井隆多(R-BLOOD)
VS
プロフェッサーX(チームBoon!)
▼第8試合 DEEP女子フライ級(48kg以下)王者決定戦 5分2R(延長なし、マストシステム)
しなしさとこ(フリー/スマックガールフライ級女王)
VS
渡辺久江(フリー/TBS女子総合格闘技最強女王決定トーナメント優勝)
▼第7試合 5分3R
中尾受太郎(フリー/DEEPウェルター級王者)
VS
窪田幸生(フリー)
▼第6試合 日本対ブラジル2対2対抗戦 5分3R
今成正和(TeamROKEN/DEEPフェザー級王者)
VS
フレジソン・パイシャオン(グレイシー・バッハ)
▼第5試合 日本対ブラジル2対2対抗戦 5分3R
石井大輔(フリー)
VS
ホアン・ジュカオン・カルネイロ(ブラジリアン・トップチーム)
▼第4試合 5分2R
長谷川秀彦(SKアブソリュート)
VS
雷暗暴(雷道場)
▼第3試合 5分2R
山崎剛(GRABAKA)
VS
杉内勇(TeamROKEN)
▼第2試合 5分2R
アンソニー辰治ネツラー(チームBoon!)
VS
マッスルヒラヌマ(clubEDO)
▼第1試合 5分2R
岩見谷智之(高田道場)
VS
キム・ドヒョン(CMA KPW)
▼フューチャーファイト第4試合 5分2R 判定なし(時間切れドロー)
堀 友彦(フリー)
VS
小見川和隆(マッハ道場)
▼フューチャーファイト第3試合 5分2R 判定なし(時間切れドロー)
佐藤 力(SKアブソリュート)
VS
小林 裕(U-FILE CAMP登戸)
▼フューチャーファイト第2試合 5分2R 判定なし(時間切れドロー)
LUIZ(禅道会横浜支部)
VS
伊藤有起(A−スクエア)
▼フューチャーファイト第1試合 5分2R 判定なし(時間切れドロー)
アンドレ・ニシノ(INFIGHT)
VS
内山重行(GRABAKAジム)
<チケット料金>
VIP席 15,000円(完売)/SRS席 10,000円(残り若干枚数)/指定A席 8,000円
指定B席 6,000円(完売)/指定C席 5,000円(完売)
<お問い合わせ>
DEEP事務局 052−339-0303
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