2006年9月23日(土)24日(日)東京・パラエストラ東京、和術慧舟會東京本部、ファイティングアーツ高島平
9月2日に正式発足したばかりのADCC
JAPAN(日本サブミッション・ファイティング協会)が、ADCC本部より派遣されたレフェリーによるレフェリー講習会を都内三箇所で行なった。
来年5月に米国ニューヨーク州で行なわれる予定の『ADCCサブミッション・ファイティング世界選手権』。組技世界一の座を争う場で、「無差別級王者誕生」を目標に団体・競技間の壁を越えた結成されたADCC JAPAN。世界一を目指すために、大会開催の定例化、草の根からのグラップリングの普及を目標に掲げるADCC JAPANでは、大会を円滑に運営するために欠かせないスタッフの育成から、第一歩を踏み出した。
23日(土)には午後1時からパラエストラ東京、午後5時から和術慧舟會、24日(日)午後2時からファイティングアーツ高島平の三箇所でADCC公認レフェリー、ADCCヨーロッパ代表のマルコ・レイステン氏(フィンランド)、アブダビ在住8年目を数えるピーター・バリテリスキー氏(ブルガリア)によるレフェリング講習会を開催。実行委員に名を連ねる修斗、パンクラス、慧舟會、スマックガール、ADCCなどの組織、さらに柔術家、サンビストなど39名の公認レフェリーが誕生した。
受講生は積極的に質問を繰り返し、3度の講習会とも予定された1時間半のスケジュールを大幅にオーバー。レイステン、バリテリスキーの両氏が「疑問点を少しでもなくそうと、真剣な質問が多くあり、とても良かった。今後は経験を重ねて、どんどん大会を開いていってほしい」と声を揃えるなど、ルール、レフェリングの確認とともに、この競技の普及にかける意気込みが感じられる講習会となった。
これらADCC JAPANの公認レフェリーが、最初に運営を行うのが10月8日(日)9日(月・祝)に開催される『Gi ADCCオープントーナメント』となる。
ADCC JAPAN(日本ADCCサブミッション協会)の浜島邦明代表は、「公式サイトに載っているものだけでは全てが分からない、ルールの細かいところが気になっていたので、今回の講習会でかなり詳細が分かってよかったです」と、講習会の成果を語る。
講習会には約50名が参加し、レフェリーとしてだけではなく、「選手としてADCC本戦で勝つためにルールを勉強する目的で参加してくれた人もいました」という。「今まで世界大会を見ていて、なぜここでポイントが入るのだろう? と思っていた部分がようやく理解できました。今回の講習会はやる側にも見る側にも裁く側にも良かったと思います。もっともっと細かいところまで聞きたい部分もあったんですが、充分なレベルまで理解できたと思います」と浜島代表は手応えを感じていた。
「Gi
ADCC open tournament」
<日時>
●1日目
2006年10月8日(日)東京・文京スポーツセンター柔道場
選手集合・計量開始9:15 試合開始10:00
階級別1回戦〜準々決勝
●2日目
2006年10月9日(祝・月)東京・ディファ有明
選手集合11:00 試合開始11:30
階級別準決勝〜決勝、無差別級
<参加費>
一般 5,000円
オフィシャル・アカデミー所属選手 4,000円
※大会後に行われるプロ興行「Gi-GP2006」のチケット(A席5,000円)セットの場合
一般 9,000円
オフィシャル・アカデミー所属選手 8,000円
<応募締め切り>
2006年9月26日(火)必着
<出場資格>
・感染症のない健康優良な者。
・参加者にはスポーツ保険の加入が義務付けられる。各個人の加入に関してあくまでも参加者本人の責務とする。大会中の負傷に対しては大会ドクターが応急処置を行うが、その後の治療に関しては各個人のスポーツ保険で対応。
・参加者にはADCC JAPANオフィシャル選手登録が義務付けられる。今大会に出場選手は9月26日必着にて参加申込書と同封。オフィシャル選手登録用紙はIF-PROJECT(http://www.if-pro.com)、近日中に各実行委員所属組織のHPにてダウンロードが可能。
<応募方法>
・現金書留
〒175-0082東京都板橋区高島平1-80-13ティーエス西台4F IF-PROJECT
まで参加申込書、参加費、オフィシャル選手登録申込書(証明写真2枚)を同封のうえ郵送。
<体重別>
・男子:61s以下、66s以下、71s以下、77s以下、83s以下、88s以下、94s以下、99s以下、99s以上、無差別級
・女子:50s以下、55s以下、60s以下、65s以下、70s以下、70s以上、無差別級
※階級別・無差別級、両方のエントリー可
<年齢別>
アダルト/18歳以上(1988〜)
※今後、マスター、キッズ部門などを開設予定。
<試合時間>
5分(2分ノーポイント、3分以降ポイント制)
決勝のみ10分(5分ノーポイント、5分以降ポイント制)
<クラス分>
●アドバンスド
・ブラジリアン柔術茶帯以上
・柔道、レスリングで全日本格式、インカレ、国体青年の部に出場経験のある者
・サンボ全日本格式の大会でベスト4以上
・SAW、コンバットレスリング全日本格式でべスト4以上
・プロ・アマキャッチレスリング準優勝以上
・アマチュア修斗全日本格式ベスト8以上
・JTC全日本格式ベスト4以上
・プロMMAプロモーションが行うフューチャーファイト2勝以上の者
・プロMMAを一戦以上経験している者
以上の実績が5年以内にある者。
※なお上記の条件に満たしていない者でも、海外での実績がある選手等は、主催者権限として、アドバンスドクラスにて出場を要請する場合あり。
●ビギナー
現在、組み技、もしくは総合格闘技の練習をしており、経験が1年未満の者
●インターミディエイト
ビギナーにも、アドバンスドにも属さない者
<観戦について>
すべての試合は入場無料で観戦可能。ただし参加者過多の場合、観客の入場をお断りする場合あり。また大会運営の妨げとなったり、大会役員の指示に従わない場合は退場させる場合もあり。
<注意事項>
・ルールはADCC JAPANが定めたADCCルール。ルール詳細につきましてはIF-PROJECT公式サイト(http://www.if-pro.com)で9月6日に発表予定。現在のところ、インターミディエイトではバスターが禁止、ビギナーではバスターに加え、ヒールホールドを禁止する方向でルールは調整中。
・所属道場を複数記入することは認めない。複数の記入がある場合は出場を取り消しする場合あり。
・人数制限、対戦相手がいない場合を除き一度提出した書類、出場費は一切返却しない。
・出場申込後、怪我などで出場不可能となった場合は、速やかに主催者まで連絡し同時に医師の診断書を郵送。無断欠場の場合は連盟に報告し、今後の大会出場を断る場合あり。
・名前にふりがながない場合、出場を取り消しする場合あり。
・本大会に関するあらゆる著作権、肖像権、およびそれらに付帯する権利はすべてADCC JAPAに帰属。
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