11月19日(日)イギリス・シェフィールド オクタゴン・センターにて行われた、ケージ・ウォリアーズ「ショーダウン2」世界ライト級挑戦者決定トーナメントに出場した鹿又智成(パラエストラ八王子)が、3試合連続一本勝ちで見事優勝を果たした。
トーナメント1回戦でブライアン・コーヘン(アメリカ)と対戦した鹿又はテイクダウンからパス、マウントを奪取し、1R57秒パンチでTKO勝利。
準決勝では、地元のピーター・アーヴィン(イギリス)を相手にバックマウントからパウンドで、2R3分36秒にTKO勝ちを収めた。
決勝戦では、同じフィンランドのWWCN加盟団体=ザ・ケージの軽量級のエース、ヤルッコ・ラートマキ(フィンランド)と対戦。ラートマキは、初戦で強豪トーマス・ヒッテン(ノルウェー)を際どい判定で下し、準決勝はイアン・“M-16”・ブトリン(イギリス)をスリーパーで下して決勝進出を決めている。
関節技、パウンドどちらも使いこなす難敵ラートマキに対し、鹿又はケージ際の組み合いから飛びつき三角! そのまま絞め続けると、ラートマキが意識を失い、レフェリーが試合をストップ。鹿又が3試合連続の一本勝ちで見事トーナメント優勝、ライト級王座挑戦権を手にした。
勝利後のパフォーマンスも異国の地のファンに受けいれられ、試合ごとに観客の声援を受けていたという鹿又。英国のMMAでは外国人選手=不人気という風潮が強い中、しっかりと観客の支持も得るなど、鹿又にとって実りの多い海外遠征となった。この結果に伴い鹿又は来年の大会で、世界ライト級王者アレッシャンドリ・イシドロに挑戦することが決定した。以下、WWCNから届いた鹿又のコメント。
「とにかくめちゃくちゃ嬉しいです。海外というアウェイの状況で優勝できた事は自信になりました。初の海外試合で不安な面もありましたが、今は終わってホッとしています。
ケージ・ウォーリアーズではオクタゴンが広かった事、観客のノリが良く反応がダイレクトだった事が印象的です。この試合でチャンピオン挑戦権を得たので死に物狂いでベルトを獲りに行って、獲ったベルトを引っさげて凱旋試合ができたらいいですね」
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