11月29日(火)東京・都内のホテルにて、メルヴィン・マヌーフ(オランダ)とポール・スロウィンスキー(オーストラリア)が囲み会見を行った。12月2日(土)東京・東京ドームで開催されるFEG/フジテレビ主催『K-1
WORLD GP2006 IN TOKYO決勝戦』のリザーブファイトでマヌーフはレイ・セフォー(ニュージーランド)と、スロウィンスキーはバダ・ハリ(オランダ)と対戦する。
囲み取材開始の3時間前にホテルに到着したスロウィンスキー。マヌーフはスロウィンスキーのそれをさらに上回り、開始20分前にホテルに到着したという。しかし両選手共に疲れた素振りを見せることなく、記者からの質問に答えた。
――10月のHERO'Sが終わった後はどのように過ごされていたんですか?
マヌーフ「ちょっとだけ休んですぐに練習を再開したよ。あのトーナメントで準優勝に終わったのは俺のミス。
でもだからといってそれを引きずっていてもしょうがないだろ? それで練習を始めたんだ。極められた腕は少し痛かったけど、今はもう問題ないぜ。(左手をぶらぶら動かして)完璧に治っているよ」
――どのようなメニューで練習していたんですか?
マヌーフ「最初は総合格闘技の練習をしていたんだけど、レイとの試合が決まってからは立ち技に切り替えた。
2週間前くらいからかな。期間自体は短いと思うけれど、プロのファイターである以上、試合を引き受けたらそれは仕方がない。勝つために闘うだけさ」
――セフォー選手とは体重差もキャリアの差もありますが。
マヌーフ「体重は今85〜87kgくらいかな。たくさん食べてるんだけど、あまり増えなくてね。確かにセフォーは俺よりも体が大きい。でも結局は同じ2本の手足がある人間だろ? ベストを尽くせば闘える相手さ。俺はK-1に憧れていたから、レイの試合は今までたくさん見てきた。そしてレイのように経験のある選手と闘うことができて光栄だ」
――スロウィンスキー選手は今回の試合に向けて何を修正してきましたか?
スロウィンスキー「大阪の開幕戦が終わってすぐに、弱点を矯正するための練習を再開しました。3週間前にマカオで試合をして判定勝ちしたのですが、その時はムエタイの練習を多くやりました。でもその試合が終わってからはK-1ルールで勝つための練習をしています」
――対戦相手のバダ・ハリ選手についてはどんな印象を持っていますか?
マヌーフ「(スロウィンスキーのコメントを遮るように)アイツはやばいから気をつけろよ(笑)!」
スロウィンスキー「ハリは若い選手でとても大きな力を持っている。テクニックもあってビッグマウス。ああいうダイナミックな選手はK-1にはいないと思います」
と、ここで何とハリが会見場に乱入! 遠巻きにマヌーフとスロウィンスキーを見つめるように会見場にあった机にドカッと座り、非常にピリピリした雰囲気の中で囲み取材は続いた。
――セフォー選手についての印象は?
マヌーフ「トップレベルのハードファイターでタフな選手だね。俺の記憶が正しければ、レイは10年近くK-1で活躍しているファイターだ。パワーもあるし、打たれ強い。
確かに体重差はネックになるけど、この試合は俺にとっての新しいチャンスとして、いい試合をするつもりさ。もちろん負けるつもりはないから、ガンガン行くぜ!」
――体重差を埋めるための秘策はありますか?
マヌーフ「スピード。俺はスピードを使ってレイの中に入って闘うよ。他にも対策はあるけれど、それは今ここじゃ話せねえな。土曜日のリングに上がって、その時の流れを見て闘うよ。まあ一発一発、いい攻撃を与えていけばいいさ」
――タフなセフォー選手をKOする自信はありますか?
マヌーフ「特にKOを狙って闘おうとは思わないよ。確かレイはKO負けしたことがないと思うし、シュルトの膝蹴りをもらっても倒れなかったからな…それに無理にKOを狙って負けちまったら困るだろ。俺は自分がすべきことをやって勝てればいいと思っている」
――マヌーフ選手はK-1ルールとHERO'Sルールはどちらが好きですか?
マヌーフ「今はHERO'Sルールの方がしっくりくるな。総合格闘技をメインに試合をしているし、総合格闘技ではほとんど負けてないからな。ただし元々俺はキックボクサーだし、K-1で闘いたいとも思ってたんだ。だからチャンスをもらう限りは戦い続けたいし、K-1で闘うということは俺がK-1で王者になる可能性もあるってことだろ。こういうチャンスは大事にしたいよ」
――それぞれ対戦相手にメッセージをお願いします。
マヌーフ「…今日は挑発はしないぜ(笑)。とにかく俺といい試合、お客さんに喜んでもらえるハードファイトをしようぜ!」
スロウィンスキー「(ハリを気にしながら)お互いK-1の新しいファイターとして、いい試合をしよう。どちらかがK-1の将来を担っていくことになると思います」
スロウィンスキーの真面目なコメントを聞いたマヌーフは「そんなヌルいこと言っていいのか? 『俺がアイツをぶっ倒すくらい!』のことを言わなきゃダメだろ!」とツッコミ。
それを聞いたスロウィンスキーは、目の前にハリがいたこともあってか、ただただ苦笑いするばかりだった。
さらにマヌーフは写真撮影に移ると、なぜかブルース・リーやベストキッドの真似を連発。日本でのK-1ルールは初となるマヌーフだが、この男、リング内外でも土曜日の大会を盛り上げてくれそうだ。
FEG/フジテレビ
「K-1 WORLD GP2006 IN TOKYO決勝戦」
2006年12月2日(土)東京ドーム
開場14:30 開始17:00
<追加対戦カード>
▼リザーブファイト2 3分3R延長1R
レイ・セフォー(ニュージーランド/レイ・セフォーファイトアカデミー)
VS
メルヴィン・マヌーフ(オランダ/ショータイム)
▼スーパーファイト
バダ・ハリ(オランダ/ショータイム)
VS
ポール・スロウィンスキー(オーストラリア/ファインダーズ ユニ ムエタイ ジム)
<全対戦カード>
▼準々決勝 K-1ルール 3分3R延長1R
セーム・シュルト(オランダ/正道会館)
VS
ジェロム・レ・バンナ(フランス/Le Banner X team TEAM)
▼準々決勝 K-1ルール 3分3R延長1R
アーネスト・ホースト(オランダ/チーム ミスター・パーフェクト)
VS
ハリッド“ディ・ファウスト”(ドイツ/ゴールデングローリー)
▼準々決勝 K-1ルール 3分3R延長1R
グラウベ・フェイトーザ(ブラジル/極真会館)
VS
ルスラン・カラエフ(ロシア/マルプロ)
▼準々決勝 K-1ルール 3分3R延長1R
レミー・ボンヤスキー(オランダ/メジロ)
VS
ステファン・“ブリッツ”・レコ(クロアチア/ゴールデン・グローリー)
▼準決勝 K-1ルール 3分3R延長1R
シュルトVSバンナの勝者
VS
ホーストVSハリッドの勝者
▼準決勝 K-1ルール 3分3R延長1R
グラウベVSカラエフの勝者
VS
ボンヤスキーVSレコの勝者
▼決勝戦 K-1ルール 3分3R延長1R
準決勝の勝者
VS
準決勝の勝者
▼リザーブファイト1 3分3R延長1R
武蔵(日本/正道会館)
VS
ピーター・アーツ(オランダ/チーム・アーツ)
▼オープニングファイト
堀 啓(チームドラゴン)
VS
キム・ギンソック(韓国/Team Lazenca)
▼オープニングファイト
野田 貢(シルバーアックス)
VS
澤屋敷純一(チームドラゴン)
▼オープニングファイト
佐藤 匠(極真会館)
VS
高萩ツトム(チームドラゴン)
<チケット料金>
SRS席35,000円(アリーナ特典DVD付き)
RS席22,000円(アリーナ特典DVD付き)
SS席15,000円 S席10,000円
A席6,000円 B席4,000円
<チケット発売所>
●デジタル先行発売中
K-1オフィシャルサイト=http://www.k-1.co.jp
FEGオフィシャルサイト=http://www.feg-jp.com
i-mode K-1オフィシャルサイト
Voda fone live! K-1オフィシャルサイト
EZ web K-1オフィシャルサイト
●一斉発売
10月21日(土)10:00〜※発売当日のみ
チケットぴあ=0570-02-9960(特電)
ローソンチケット=0570-084-686(特電)
CNプレイガイド=0570-08-9911(特電)
キョードー東京=03-3498-9999
e+(イープラス)=http://eee.eplus.co.jp
10月22日(日)10:00〜※10月21日のみ上記にて受付
チケットぴあ=0570-02-9999
ローソンチケット=0570-084-003(Lコード:33333)
CNプレイガイド=0570-08-9999
キョードー東京=03-3498-9999
e+(イープラス)=http://eee.eplus.co.jp
※0570から始まる番号は一部の携帯電話、PHS、CATVからの電話接続は不可
<チケットに関するお問い合わせ>
株式会社キョードー東京=03-3498-9999
<大会に関するお問い合わせ>
皆EG=03-3796-5060
|