12月22日(金)神奈川・登戸のU-FILE CAMP登戸にて、田村潔司(日本/U-FILE
CAMP.com)の公開練習が行われた。田村は12月31日(日)さいたまスーパーアリーナで開催されるDSE主催『PRIDE男祭り2006−FUMETSU−』にて美濃輪育久(日本/フリー)と対戦する。
縄跳びに始まり、総合形式のスパーリング、パンチと蹴りのミット打ちを披露した田村。回転体の動きを標榜する田村だったが、この日はサッカーボールキックやサイドポジションからのヒザ蹴りなど、珍しくVT殺法を見せた。以下、記者との一問一答。
――今の練習の状況について教えてください。
「ランニング、スパーリング、ミット打ちを中心に、夕方にウエイトをやって、指導をしながら技術をチェックしています」
――試合が決まってから新たに練習メニューを変えましたか?
「試合が決まってから、特にメニューを変える必要性はないと思っています。総合格闘技に対応できる練習をやっているつもりですから。
技術的なことを言うとキリがなくて、やることがたくさんあるんです。体作り、打撃、テイクダウン、ポジショニング、サブミッション。
僕はその中で一通りそれぞれの分野で練習をこなしてきたつもりなんで、それを総合のスタイルの中で自分の形に変えていくかだと思います」
――記者会見では「37歳の闘い方をする」という話をしていましたが。
「練習内容については変わっていません。自分が若い頃は一つの設備で打撃やレスリング、ウエイトをやることが出来なかったんです。だから朝、自分の道場で練習をして、雑用を終えてから、夜に出稽古に行っていました。
このジムを出したのも、一つの場所で合理的な練習が出来るようにしたかったからなんです。今はもうやっていないんですが、KOKトーナメントでヘンゾ・グレイシーと闘った時は、ここで一ヶ月間合宿していましたから。だから効率の問題なんです。若い選手に比べるとスタミナの面では劣ると思うんですが、この年齢で出来る練習を心がけてやっています」
――美濃輪はかなりトリッキーな選手ですが、どんなイメージで闘いますか?
「イメージは大体出来ています。間合いをとって、向こうの型にはまらないということです。
トリッキーだったり、正攻法でこられても型にはまった方が負けなんで、瞬時の判断で大きく勝敗が左右されると思います。向こうのペースに乗らずに、自分のペースや間をとりながら、上手く相手を翻弄できたらなというのが、理想ですね」
――試合が決まってからビデオは見直しましたか?
「それはしてません。(美濃輪選手は足関節が得意になっていますが)とられちゃったらしょうがないですし、上手いかどうかも見てないから分からないのですが、きっと美濃輪選手が自分の型にはめた試合が多いと思うんです。
オフェンスとディフェンスを瞬時に切り替えたり、攻めながら守ったり、守りながら攻めたり。特に足関節だけは気にしてません」
――試合当日までビデオを見ることはない?
「そうですね。見なくても自信があるというわけではなくて、総合格闘技はいかに自分の型にはめられるか、なんですよ。だから相手の足関節が上手いとか細かいことを頭に入れるのではなくて、一通りの練習をして自分の型にはめて闘うというのが大事だと思います」
――型にはめるための作戦や秘策はありますか?
「練習あるのみ…練習あるのみですね。試合にいいコンディションで臨めて、いい自分の型にはめるというのが、秘策にならないかもしれないですけど、秘策ですかね」
――吉田選手へのリベンジを含めて、美濃輪戦後のビジョンはありますか?
「試合に勝ってからの発言になると思うんですけど、試合をさせてくれと言っても、主催者のマッチメークの組み立てもあって、僕自身だけのことではないですから。
もしそういうチャンスを作ったり、頂けたらなと思います。吉田選手だったり、再戦したい選手はいますし、それは前々から言っていることで、そういう意志は前向きに持っていたいと思います」
DSE
「PRIDE男祭り2006−FUMETSU−」
2006年12月31日(日)さいたまスーパーアリーナ
開場14:00 開始16:00
<決定対戦カード>
▼PRIDEヘビー級タイトルマッチ
エメリヤーエンコ・ヒョードル(ロシア/レッド・デビル/王者)
VS
マーク・ハント(ニュージーランド/オシアナスーパーファイター/挑戦者)
▼ライト級シングルマッチ
五味隆典(日本/久我山ラスカル/PRIDEライト級王者)
VS
石田光洋(日本/T-BLOOD)
▼ミドル級シングルマッチ
中村和裕(日本/吉田道場)
VS
マウリシオ・ショーグン(ブラジル/シュート・ボクセ/ミドル級GP2005覇者)
田村潔司(日本/U-FILE CAMP.com)
VS
美濃輪育久(日本/フリー)
▼ライト級シングルマッチ
川尻達也(日本/T-BLOOD)
VS
ギルバート・メレンデス(アメリカ/ジェイク・シールズ・ファイティング・チーム)
▼ライト級シングルマッチ
青木真也(日本/パラエストラ東京)
VS
ヨアキム・ハンセン(ノルウェー/フロントライン・アカデミー)
▼ウェルター級シングルマッチ
郷野聡寛(日本/GRABAKA)
VS
近藤有己(日本/パンクラスism)
▼ヘビー級シングルマッチ
ジョシュ・バーネット(アメリカ/フリー)
VS
アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ(ブラジル/ブラジリアン・トップチーム)
<出場予定選手>
吉田秀彦(吉田道場)
藤田和之(フリー)
三崎和雄(GRABAKA)
菊田早苗(GRABAKA)
桜井“マッハ”速人(マッハ道場)
ミルコ・クロコップ(クロアチア/チーム・クロコップ)
ヴァンダレイ・シウバ(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー)
ダン・ヘンダーソン(アメリカ/チーム・クエスト)
ヒカルド・アローナ(ブラジル/ブラジリアン・トップチーム)
デニス・カーン(韓国/アメリカン・トップチーム )
<チケット料金>
VIP席 100,000円(専用入場ゲート・グッズ付)
RRS席 30,000円/スタンドS席 17,000円/スタンドA席 7,000円
<チケット販売所>
ドリームステージエンターテインメント=03-5464-1531
PRIDEオフィシャルサイト=http://www.pridefc.com
イープラス
http://eplus.jp/sys/main.jsp(パソコン&携帯)
楽天チケット
http://ticket.rakuten.co.jp/
新日本プロモーション
http://www.shinnichi-pro.co.jp/
ときめきドットコム
http://tokimekimall.jp/NASApp/
PRIDE携帯端末オフィシャルサイト
チケットぴあ=0570-02-9999(Pコード:594-700)
ローソンチケット=0570-084-003
CNプレイガイド=0570-08-9999
サンクス
高田道場=03-5749-5030
グレート・アントニオ=03-3219-9550
レッスル池袋店=03-3989-0056
書泉ブックマート=03-3294-0011
フィットネスショップ格闘技= 03-3265-4646
チケット&トラベルT-1=03-5275-2778
後楽園ホール=03-5800-9999
BCG 店頭販売のみ 03-3560-7911
さいたまスーパーアリーナ=048-600-3037
相鉄ジョイナスプレイガイド= 045-319-2456
公武堂=052-241-2511
バックドロップ=03-3255-8701
バトルロイヤル=03-3556-3223
<お問い合わせ>
ドリームステージエンターテインメント=03-5464-1531
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