↑会見では初代タイガーマスク(佐山聡)が送り出す「2匹めの虎」タイガー・シャークもお披露目された。
6月8日(金)東京・後楽園ホールで開催されるリアルジャパンプロレス主催『リアルジャパンプロレス旗揚げ2周年特別興行 メディア241〜TORANOANA-2007』にて、「第11回掣圏真陰流トーナメント」が開催される。その記者会見が4月26日(木)東京・本郷の掣圏真陰流本部道場・興義館で行われた。
これまで掣圏真陰流では「市街地戦を想定した武道」というコンセプトの元にスーツ型の道衣を使用してきたが、渡部優一・掣圏真陰流興義館館長は、会見で今大会より「新しい道衣」を導入することを発表。
「根本的には掣圏真陰流という競技を通して武士道という崇高な精神性を喧伝、実践することが本来の掣圏真陰流の目的」であるため、2周年記念興行を機会に“競技の世界普及”も考慮した上で、市街地での戦闘性能は残したまま、より武士道・武道性を強調した道衣に一新することにしたという。
「武道と海外の人にもハッキリと分かってもらえるような、武士道精神・武道色を表すことの出来る道衣に変更予定です」と渡部館長。すでに試作品が完成する段階であり、あとは選手に着用させて動かせてみる最終テストを待つのみ。スタイルはスーツから一変して、“純和風”のものだそうだ。
気になるのは“競技の世界普及”という言葉。渡部館長に具体的な計画があるのかを聞くと、「実は去年から、ラスベガスで大会を開催するという話が出ています」との答えが返ってきた。
「今回の道衣一新は世界進出も考えてことです。外国人が見た時に、スーツが日本の武道のイメージにマッチするかどうかという問題があり、変更に踏み切りました。UFCとかとハッキリと違いを表現するためです」。
10回目を数えた掣圏真陰流トーナメントだが、渡部代表は「まだまだでしょう」と振り返る。「やっとここへきて道衣を掴む攻撃が出てくるようになった。第9回大会で四つん這いになった相手の襟首を掴んで立たせてのヒザ蹴りが出たんですが、そういう技術を見せて欲しいですね。着衣武道ならではの技が出るようにはまだなっていません」と、道衣を利用しての攻撃がまだ少ないことを指摘する。
同じ道衣を着ての総合格闘技には、大道塾や禅道会などがあるが、「出ていただけるならどんどん出て欲しい。こちらとしては拒むものは何もありません」と参加を呼びかけている。
また、今大会は前回で10回目を迎えたということもあり、“グランドチャンピオン決定戦”にしたいとの構想も発表した。
出場予定選手には過去10回の優勝・準優勝者をリストアップしており、第3・7・9回優勝の滝沢充(スーパータイガージム)、第10回優勝の花村彰(ストライプル)、同準優勝の斎藤裕樹(フリー)、第6回優勝の坂上崇大(IMNグラップリング)、第6・9回準優勝の加藤誠(ピンクタイガーモンスター軍)、第7回準優勝の佐藤大希(MAX)らを候補としてピックアップ。この中から4人を競技委員会で選考中だという。
加えて、「2周年記念なのでオープン参加も受け付けたい。流派・門派は問わないので、掣圏真陰流の精神性を理解してくれれば誰でも出場できます。我こそはと思う選手には名乗りを挙げて欲しい」とのことで、4人の枠の中にオープン参加の選手が入る可能性もある。出場を希望する選手は興義館(050-3599-7872)に連絡を。
「本当はもっと大規模にやりたいんですが、お客さんの見る目が育ってません。以前は8人でやっていたんですが、プロレスの試合を増やして欲しいとの声の方が多くて…。魔裟斗のようなスターを作らないといけないですね」と渡部館長。
現在、本部道場にはトーナメントに出せる段階まで育っている生徒が2〜3人いるそうだが、「佐山先生が、恥ずかしくない試合が出来るまでは出さないと言ってます」とのことで、あと1年後には掣圏真陰流の選手が育ってくるはず。
とはいえ、「ウチはプロ選手に関してはかなり厳しいので(苦笑)。アマチュアは楽しく教えていますが、プロに関しては脱落するか強くなるかのどっちかです。それは修斗の時代と変わりません」と渡部館長は締めくくった。
■掣圏真陰流トーナメント歴代優勝・準優勝者
▼第1回(掣圏武芸トーナメント)
2003年9月21日(日)東京・大田区体育館
優 勝 桜木裕司(掣圏会館)
準優勝 瓜田幸造(掣圏会館)
▼第2回(掣圏真陰流市街地型護衛白兵戦トーナメント)
2005年1月27日(木)東京・国立代々木競技場第2体育館
優 勝 瓜田幸造(掣圏会館)
準優勝 崎浜秀剛(截空道)
▼第3回
2005年6月9日(木)東京・後楽園ホール
優 勝 滝沢充(スーパータイガージム群馬)
準優勝 崎浜秀剛(截空道)
▼第4回
2005年9月26日(月)東京・後楽園ホール
優 勝 甲斐俊光(ツイスト)
準優勝 瓜田幸造(掣圏会館)
▼第5回
2005年12月16日(金)東京・後楽園ホール
優 勝 瓜田幸造(掣圏会館)
準優勝 中村勇太(和術慧舟會)
▼第6回
2006年3月10日(金)東京・後楽園ホール
優 勝 坂上崇大(IMNグラップリング)
準優勝 加藤誠(ピンクタイガーモンスター軍)
▼第7回
2006年6月7日(水)東京・後楽園ホール
優 勝 滝沢充(スーパータイガージム群馬)
準優勝 佐藤大希(MAX)
▼第8回
2006年9月20日(水)東京・後楽園ホール
優 勝 宮本裕向(暗黒プロレス666)
準優勝 山崎祐嗣(フリー)
▼第9回
2006年12月12日(火)東京・後楽園ホール
優 勝 滝沢充(スーパータイガージム群馬)
準優勝 加藤誠(ピンクタイガーモンスター軍)
▼第10回
2007年3月7日(水)東京・後楽園ホール
優 勝 花村彰(ストライプル)
準優勝 斎藤裕樹(フリー)
初代タイガーマスク リアルジャパンプロレス
「リアルジャパンプロレス旗揚げ2周年特別興行
『メディア241〜TORANOANA−2007』」
2007年6月8日(金)東京・後楽園ホール
開場17:30 開始18:30
<対戦カード>
▼プロフェッショナルレスリング部門 セミファイナル タッグマッチ60分一本勝負
2代目スーパータイガー&Hi69
VS
折原昌夫&タイガー・シャーク
他、プロフェッショナルレスリング4試合
▼格闘技(武道)部門
市街地型実戦武道「第11回掣圏真陰流トーナメント」
<チケット料金>
RS席8,000円 A席6,000円 B席5,000円
<チケット発売場所>
e+(イープラス)http://eplus.jp/tiger/(パソコン&携帯)
掣圏真陰流オフィシャルサイト http://www.seikenshinkageryu.com
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