10月9日(火)東京・後楽園ホールで開催されるDEEP事務局主催『ファイティングロードpresents
DEEP 32 IMPACT』の主要対戦カードが、8月31日(金)東京・大久保のDEEP OFFICIAL
GYM IMPACTで行われた記者会見で発表された。
長谷川秀彦(SKアブソリュート)VSキム・ドンヒョン(韓国/CMA
KOREA)のDEEPウェルター級タイトルマッチに続いて発表されたのは、桜井隆多(R-BLOOD)VS石川英司(GRABAKA)4年ぶりの再戦。両者は2003年5月5日の『DEEP
9th IMPACT』で対戦し、石川が2R4分22秒、パウンドでレフェリーストップによるTKO勝ちを収めている。
佐伯代表は「思い出すと石川選手はGRABAKAの中で切羽詰った闘い方をして、あの時からファイトスタイルが変わったし、連勝が始まりました。でもその後、あいにくの怪我により長期欠場で復帰したばかり。その間に桜井選手はチャンピオンになって、DEEPを支える存在になりました。その二人による再戦です」と説明。当時は“DEEP史上最も壮絶な試合”と評していた。
石川が「前回の試合は関係なく、挑戦者になって相手の桜井選手にぶつかっていきたい」と言えば、桜井は「挑戦者という言葉がありましたが、逆に自分が挑戦者だと思っていますので、全力を尽くしてファンが喜ぶ試合をしたいと思います」と、共に“相手に挑戦する”という姿勢を表明した。
「前回はもう4年前だし、桜井選手はチャンピオンになったりPRIDEに出たりして実績を残しているので、全く関係なくいきたいと思う」(石川)「前回は闘う以前に団体の代表みたいな空気だったので、今回はそういう空気ではない気持ちで試合が出来ます」(桜井)と、両者共に4年前の結果は関係ないと言わんばかり。
石川は昨年12月に長期の戦線離脱から復帰するも、現在まで三連敗している。「考え直して、練習に対する姿勢が変わってきたと思います。特に前回(白井戦)は不本意だったので…」と気持ち的な変化があったことを語り、「桜井選手となら熱い試合が出来ると思います」と、この試合に完全復活を賭ける。
「全てにおいて進化したと信じています。前回以上の闘いをしたいですね」という石川は、仲間の郷野聡寛や三崎和雄、後輩にあたる横田一則らの活躍を「嬉しいんですけど、自分も…と思っていました」とやるせない気持ちで見ていた。「でも、今回は桜井選手とやるチャンスを与えてくれたので、キッチリとクリアして…」と、現在は長南亮が保持するDEEPミドル級王座への思いを語った。
「タイトルマッチをやりたいとは常に思っています。でも、桜井戦が決まったので目の前の闘いにしか目は行ってません。ベルトは欲しいと思っていますよ。DEEPに上がっている選手だったら、みんな欲しいでしょう」
闘い方は「もちろん前回と同じです」と石川。得意のパウンドで勝負をつけるつもりだ。「パウンド以外の技? ないっすね(笑)。ただ全てにおいてレベルは上がっていると思うので、いろいろ試合で見て欲しい」とファンにメッセージを送っている。
一方、桜井は復帰した石川を意識はしていなかったという。「あんまり考えたことがないというか、試合をしてるな、くらいです。見た試合もあったんですが負けてしまったので、自分の力を出してない状態で終わってしまったので残念だな、と思いました」
再戦についても「したいというのはなかったが、同じ階級なのでまたやる機会があるのかな、くらいに思っていました。だから再戦の話が来るとは思ってませんでしたよ。話が来て“やるか”という感じでした」と拘りはなかったようだ。
「前と同じ結果にはならない」とも。「対戦が決まってから前の試合のことを振り返りましたが、あれから練習内容も変えているので前回とは同じにはならないと思う。この前の試合での課題もあるので、それをクリアすれば面白い試合になると思うので楽しみです」
前回の試合については“パンクラスVS修斗”と位置づけされたのが嫌だった、と桜井は言う。「負けたのは悔しいけれど、それ以上に団体VS団体みたいになったのが嫌だった。今回はそういうのはないと思うので、純粋に闘いで表現したい。変なプレッシャーじゃなく、当時は自分が思い描いていた形じゃなかったから自分の中に引っかかるものがあった。今回はそれがないので闘いを楽しみたい。彼はハートもいいヤツだと思うし。日本人同士で潰し合う形になるから、日本人の中で誰が強いか競うのも面白いと思う。それはDEEPでしか出来ないというのもありますね」
桜井が目指すのは長南に奪われたDEEPミドル級王座の奪回だ。今回の試合は当然、次のタイトルマッチへ繋がるものとなる。「そうなったらいいな、と思います。でも、そんなにタイトルに拘ってはいない。一試合一試合という感じで、勝てば先が見えてくると思うので今はデカイことは言えません」という桜井は、「ファンに楽しんでもらえれば、それが一番いいですよ」と、4年前を上回る壮絶な試合をファンに約束した。
DEEP事務局
「ファイティングロードpresents DEEP 32 IMPACT」
2007年10月9日(火)東京・後楽園ホール
開場17:30 開始18:30
<対戦決定カード>
▼DEEPウェルター級タイトルマッチ 5分3R
長谷川秀彦(日本/SKアブソリュート/王者)
VS
キム・ドンヒョン(韓国/CMA KOREA/挑戦者)
▼ミドル級
桜井隆多(R-BLODD)
VS
石川英司(GRABAKA)
▼ウェルター級
池本誠知(総合格闘技スタジオSTYLE)
VS
國奥麒樹真(フリー)
▼ヘビー級
水口清吾(フリー)
VS
川口雄介(BULL DOG)
▼ライト級
Barbaro44(クラブバーバリアン)
VS
ハン・スーファン(CMA KOREA)
<出場予定選手>
今成正和(Team-ROKEN/DEEPフェザー級王者)
しなしさとこ(フリー)
滑川康仁(Team M.A.D)
山崎 剛(GRABAKA)
<チケット料金>
VIP席15,000円 SRS席10,000円
指定A席8,000円 指定B席6,000円
※当日券は500円増し。
<チケット販売所>9月1日(土)10:00〜一般発売
DEEP事務局=052-339-0303 http://www.deep2001.com
チケットぴあ=0570-02-9999(Pコード:594-750)
ローソンチケット=(Lコード:34270)
イープラス=http://eplus.jp/battle/
DEEP道場=03-5348-6977
後楽園ホール=03-5800-9999
書泉ブックマート=03-3294-0011
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<お問い合わせ>
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