7月13日(金)東京・DEEPオフィシャルジムにて記者会見が行われ、7月26日(木)東京・後楽園ホールで開催されるDEEP事務局主催『センチュリー21トータルハウジングPresents
DEEP GLOVE』で、俳優の清水健太郎が格闘家デビューすることが発表された。
大会プロデューサーの電撃ネットワーク・南部虎弾は清水の参戦の経緯について「芸能人による100万円争奪ガチンコマッチを企画したところ、エスパー伊東が先に名乗りを挙げました。そこでエスパーの対戦相手を探していて、最初は江頭2:50にオファーしたんですね。
でもエガちゃんには『俺は強くない』と断わられてしまい、他の方を探していたところ、清水さんの方から名乗りをあげてくれました」と説明。清水健太郎VSエスパー伊東というカードがほぼ決まりかけていたのだが…ここで問題が発生した。
清水サイドから「エスパーのような弱い選手と試合をするのは嫌だ」という要求があり、清水は出席予定だった会見を欠席。さらにこのタイミングでアントニオ猪木のモノマネ芸人であるアントキの猪木も試合に名乗り出る形となり、すべての対戦カードが白紙に戻ったというのである。
本人の代わりに会見に出席した山田マネージャーは「健太郎は新日本キックさんの市原ジムでキックボクシングの練習をしています。芸能活動に関してはまだ未定ですが、健康な体を皆さんにお見せしたいということで、今回の話を前向きに考えてきました」と清水の現状について説明。
すると「対戦相手がエスパーさんというのは……聞くところによると押尾学さんが当日会場に来るというお話を聞いたので、押尾さんとの試合を実現したいと思います」と、俳優の押尾学との一戦をぶち明けたのだ!
そして会見では対戦カードについて南部プロデューサーと山田マネージャーとの間で口論が繰り広げられた。
――南部プロデューサーは対戦カードについてどう調整しようと考えてますか?
南部「芸能人は体重差も関係なく、どっちが強いかだけなんで、それだけしか興味がないんです。とにかく今回第一回目なんで面白い試合をしたいんです。ただこの前、清水さんと話をしたら『エスパーなんてぶん殴ってやればいいんでしょ?』と自信を持っていました。でもエスパーはそんなに簡単に倒れないですよ。山田さん、そんなに簡単に倒せると思っているんですか?」
山田「健太郎は新日本キックの武田幸三くんとエキシビジョンマッチもやりました。本人の精神的弱さからああいった事件があったんですが、今はもう心身ともに鍛えなおしています。並大抵な方では勝てないと思っています。やるからには最強の相手とやらしたいというのが本音です」
――実際に押尾さんとは話をされたんでしょうか?
南部「してません。ただし何か押尾さんが来るという話を聞いたので、面白い形にはなりそうかなと思いましたけど…ただ押尾さんは今アメリカにいるみたいで。まあ実際に押尾さんと清水さんが戦う形になれば面白いとは思いますけど、そんなにエスパーではダメなんですか?」
山田「結果として弱いものイジメのようになるとですね…」
南部「さっきから話を聞いていると、何かエスパーがすごく弱いように言っていますけど、俺はエスパーが勝つと思いますよ。(エスパーのコメントの後)清水さんがもしこれを見ていたら、逃げないでというわけではないですが、(格闘技の)第一歩としてエスパーと戦って欲しい。どうですか?」
山田「…健太郎に確認します」
――清水さんは押尾さんについてどういう風に言っているんでしょうか?
山田「役者としてはいい役者だと言っています。健太郎は今回のことですべてを失くしたじゃないですか。押尾くんは綺麗な奥さんがいるのに勝手なことをやっている、ということで男として許せないと言っています」
――清水さんは本日どこにいらっしゃるんですか?
山田「市原ジムの方にいます。ただ対戦相手がまだ決まっていない状態なので…(マスコミから逃げている?)そんなことはないと思います。大会当日には必ず来ます」
――ルールはどうなるんでしょうか?
南部「ヒジなしのキックルールになります。自分は芸能人のガチンコ対決ということで、怪我をしないようにボクシングルールや寝技だけのルールを考えていたんですが、エスパーの方から『自分はキックが一番なんで』ということでした」
――対戦相手が調整できずに試合自体が中止になることもありえますか?
南部「それはないと思います。自分が勉強不足で申し訳ないんですが、清水さんはそんなに強いんですか?」
山田「小学生の頃から空手やボクシングをやっていましたし、今は市原ジムに住み込みで毎日練習していますから」
――大会当日になって清水さんが戦わないということにはならないですよね?
山田「それはないです」
清水と対戦するはずだったエスパーは冒頭で「清水さんは本格的に格闘技をやっていて強いと思う。でも強いからと言って逃げるには好きではないので、来たものは受けようと思います。記者会見は滅多に経験がないので、少しあがっちゃいますね。ハイッー」と挨拶。
自称ストリートファイトでは負けなしだけに「清水さんもストリートファイト最強ということでそそられました。
プロレスラーのライガーさんや橋本さんに技をかけられたことはありましたけど、ギブアップはしませんでした。芸能界で一番強い自信? ありますよ」と、清水戦への想いを語る。
またアントキの猪木も「やるからには力で。いつ何時誰の挑戦でも受けてやるという気持ちでぶっ飛ばしてやろうと思います。モノマネから格闘技へ。真剣な気持ちで頑張ります!」と、猪木イズムを感じさせる言葉で意気込みを語る。
大会まであと10日あまり。清水健太郎の相手は誰になるのか? そして本当に押尾学は来場するのか? 色々な意味で目が離せない大会となりそうだ。
DEEP事務局
「センチュリー21トータルハウジングPresents DEEP GLOVE」
2007年7月26日(木)東京・後楽園ホール
開場17:30 開始18:30
<出場予定選手>
清水健太郎
エスパー伊東
アントキの猪木
<追加対戦カード>
▼キックルール
ビッグベン・ケーサージム(タイ/ラジャダムナンスタジアム&WMCスーパーウェルター級王者)
VS
ウラウィットノーイ・フェニックスジム(タイ/元ラジャダムナンスタジアムSフェザー級7位&ルンピニスタジアム5位)
▼総合ルール 5分2R
寒川直喜(バンゲリングベイ/J-NETWORKミドル級王者)
VS
キム・ギョンナム(CMA KOREA)
▼ルール調整中
滑川康仁(Team M.A.D.)
VS
ハミッシュ・ロバートソン(ニュージーランド)
▼総合ルール 5分2R
佐々木有生(GRABAKA)
VS
ソ・ボグック(CMA KOREA)
▼おやじ最強決定戦 1Rボクシング 2Rキックボクシング
千島広明(BCG&マッハ道場)
VS
羽田真宏(白龍ジム)
▼フューチャーファイト ホスト最強決定戦
レイチェル(ボンバイエ)
VS
ミッキー(天然水)
<決定対戦カード>
▼UKF MMAタイトルマッチ
篠原 光(チーム南部/王者)
VS
ケガス・ベック・ニネス
▼総合ルール 5分2R
藤井克久(CORE)
VS
桜木裕司(掣圏会館)
▼ボクシングエキシビジョン
コウジ有沢(草加有沢ボクシングジム)
VS
大嶋 紀(シャイアン山本ジム)
▼総合ルール 5分2R
原 学(ビックマウス)
VS
吉川祐太(格闘探偵団バトラーツ)
<チケット料金>
VIP席20,000円/SRS席15,000円/A席10,000円/B席6,000円
※当日500円増し
<お問い合わせ>
DEEP事務局 052-339-0303
●DEEP今後のイベントスケジュール
7月26日(木)東京・後楽園ホール「DEEP GLOVE」
8月5日(日)「DEEP 31」
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