12月31日(月)埼玉・さいたまスーパーアリーナにて、実行委員会主催「FieLDS やれんのか!大晦日!2007
Supported by M-1 GLOBAL」が開催された。旧PRIDEスタッフによる一夜限りの復活イベント。「格闘技の大連立」のもとに実現したドリームカードの数々。会場には27128人(=主催者発表)のファンが集まる大晦日に相応しいビッグイベントとなった。
このファンの熱気に押されるように試合も熱戦が続出。特に三崎和雄(GRABAKA)VS秋山成勲(フリー)の一戦は、試合前から秋山へのブーイングと三崎への声援が飛び交う異様な空気が漂う試合となり、三崎が秋山をKOした瞬間には会場全体が興奮の坩堝と化した。
そして全試合終了後には「やれんのか!」出場選手はもちろん、吉田秀彦(吉田道場)や郷野聡寛(GRABAKA)らがリング上から挨拶し、何とあの煽りVTRのナレーションでお馴染みの立木アナウンサーが登場するなど、カウントダウンイベントに残ったファンを大いに喜ばせた。 そして最後は高田延彦・統括本部長が挨拶。「この大会はケジメのイベントとして開催しましたが、本当にファンの方々の後押し、想い、エネルギーがあったからこそ開催できました。大会まで1ヶ月ちょっとの間で大小の混乱がありましたが、それを乗り越えることができたのも、皆さんの『やれんのか!』『頑張れよ』という声がモチベーションになったからです。
そしてM-1グローバル、FEG、DEEPの皆さん、ご協力ありがとうございました」とファンや関係者に感謝の言葉を述べると共に、「すべてのファイターたち、ありがとうございました。さいたまSAに全国各地から集まってくれた方々、ありがとうございました。スカパーで大会をご覧のみなさん、ありがとうございました。感謝の気持ちで一杯です。また、どこかで」とファンにメッセージを送った。 イベントは高田統括本部長の「今年も」の呼びかけに、ファンが「やれんのか!」と応える掛け合いで終了。大会前にはあくまで一夜限りのイベントとして発表された「やれんのか!」だが、会場に用意されたスクリーンには「花の咲く頃に会いましょう」、垂れ幕には「桜咲く頃、夢の続きを。今年もやれんのか!」といった、第2回大会を連想させる言葉が踊った。 大会終了後のインタビュースペースではエメリヤーエンコ・ヒョードル(ロシア)が「今後はM-1グローバルとして日本で大会を開催していきたいという計画があります。大会は春か夏頃、その時には旧PRIDEのチームと一緒に大会をやるという話を聞いています。私はその大会がある時には必ず帰ってきます」と第2回大会の開催を裏付けるような言葉を残しており、今年の「やれんのか!」の動向にも注目が集まる。
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