昨年8月、J-GIRLSバンタム級チャンピオンせりとの試合直後に現役引退を表明した“女子キック八冠王”早千予(白龍=写真)が、J-GIRLSフライ級&WMCインターコンチネンタル女子スーパーフライ級チャンピオンのグレイシャア亜紀(ソーチタラダ渋谷)に対し、声明を発表した。
両者は2006年6月2日にMA日本キックのリングで初対戦し、女子キック史上に残る大激闘の末、早千予が4R0分50秒、KO勝ちを収めている。
早千予はグレイシャアがGBRなどのインタビューで「もう一度、早千予さんとも闘えると思っています」と語っているのに対し、「引退を撤回するつもりはありませんが、グレイシャア選手が私ともう一度やりたいと言うのであれば、正式な挑戦状をもらえばいつでもやります。挑戦されて逃げるようなことはしない」と回答。
所属する白龍ジムの羽田会長は「前回の試合がいい試合でしたから、みんながもう一度見たいというのであればいつでもやります。J-GIRLSでやってもいい。ただし、早千予は引退した選手なのでこちらからアクションは起こしません。グレイシャア選手から正式な挑戦状が来た場合のみ、リングに上がります。ベルトはまだ返上していないので、1年以内ならグレイシャア選手が希望するフライ級王座のタイトルマッチをやってもいい」としている。
早千予は今年1月12日(現地時間)ラスベガスで海外引退試合を行い、2RでKO勝ちを収めた(当初はWBCムエタイ世界女子フライ級タイトルマッチとして行われる予定だったが、ノンタイトル戦に変更となった)。
グレイシャアは現在、女子キック初の世界トーナメント『World
Queen Tournament 2008』の真っ最中で、5月25日(日)東京・ディファ有明で決勝トーナメントに出場する。ここで優勝すれば、早千予に正式な挑戦状を出すのか!? 注目される。
|