3月16日(日)都内ホテルにて、FEG主催『HEIWA DREAM.1
ライト級GP2008 開幕戦』の一夜明け会見が行われた。
会見には笹原圭一イベントプロデューサー(以下、EP)、GP1回戦を勝ち上がったヨアキム・ハンセン(ノルウェー)、ルイス・ブスカペ(ブラジル)、永田克彦(新日本プロレスNEW
JAPAN FACTORY)、石田光洋(T-BLOOD)、エディ・アルバレス(アメリカ)、川尻達也(T-BLOOD)が出席した。
会見の冒頭では笹原EPはまず「本当は今日、2回戦に勝ち残った8選手がここに並ぶ予定でしたが、1回戦が7試合となり、またメインイベントがあのような形となってしまい、今日は6選手のみと出席となりました。
一夜明けてから、色々な反省点も出てきて、それを2ndラウンドに活かすことができればなと思います。2回戦の組み合わせについては会場でのアンケート、HPでのファンの希望を聞いてから決めていきたい」と挨拶。 試合裁定も含めて主催者預かりとなっているJ.Z.カルバンVS青木真也の一戦については「まだ結論が出ていません」とコメント。
試合が終わったあとから進展がなかったことを明かし、「一週間以内には結論を発表したいと思っています」と語っている。
(笹原EPによると、青木は手の痺れは収まったものの、まだ違和感が残る状態で週明けに正式に検査を受けるとのこと) また笹原EPは旗揚げ戦としての昨日の大会を「産声をあげたばかりのイベントで思い通りにいかない部分もありました。しかしそこはプラスと考えて、もっと面白い熱のあるイベントにしたいと思っています」と振り返っている。 その後、選手たちがそれぞれコメント&質疑応答に応じたのだが、その中で、選手からも注目を集めていたのはアンドレ・ジダ(ブラジル)を衝撃的なKO劇で下したアルバレス。
自分以外の試合で印象に残った試合を聞かれた選手たちは、アルバレスを除く5選手のうち4選手がジダVSアルバレス戦を上げており、2回戦で誰がアルバレスと対戦するかが一つの注目になったと言えるだろう。
以下、会見での各選手のコメント&質疑応答。 ヨアキム・ハンセン 「昨日は最後の試合が残念な結果に終わったけど、それ以外は最高のイベントになったと思う」 石田光洋 「昨日の試合は情けないの一言です。眠れずに時間を過ごしました。もうああいう思いはしたくないので、2回戦は熱い試合が出来るように気持ちを入れ変えて頑張ります」 川尻達也 「戦前の予想通り。マンバは危険な相手で厳しい試合になりました。でもマンバ戦はいい経験になったと思うし、2ndラウンドに向けて成長できると思っています。この経験を活かして(決勝が行われる)大阪のリングに上がりたいと思います」 永田克彦 「昨日は何とか勝つことが出来ましたが、次は必ずKOか一本で勝ちたいと思います」 エディ・アルバレス 「まずは対戦相手だったジダ選手にありがとうと言いたい。彼のようにアグレッシブに来る選手じゃなかったら、昨日の試合は見ている人がワクワクするような試合ではなかったかもしれない。
お互い真っ向勝負で戦ったので、2人で試合を盛り上げたと思う。だからジダ選手には感謝している。またあれだけ大勢のお客さんの前で試合をしたことが初めてだったので、素晴らしい経験になったと思う」 ルイス・ブスカペ 「対戦相手はとても強い選手で、オリンピックに出ている選手だったので、とてもハードなトレーニングを積んできた。ハイペースで2人がぶつかり合う試合で楽しんでもらえたと思う。試合は僕が極めて勝つことが出来たけど、対戦相手にも感謝したい。2ndROUNDに向けてもっと練習してファンを喜ばせる試合をして、勝ち進んでいきたいと思う」 ――自分以外の試合で印象に残っている試合はありますか? ハンセン「試合のアップなどがあって全部の試合は見てないけれど、ジダVSアルバレス戦は印象に残っている」 石田「アルバレス選手とジダ選手の試合は凄い試合だったと思います」 川尻「ここにいる選手はみんな素晴らしい選手で、誰の試合というのは特にないですね」 永田「ジダVSアルバレス戦は単純に凄いなと思いました」 アルバレス「常に僕がファンであるハンセンの試合は良かったと思う」 ブスカペ「ジダVSアルバレスの試合は試合中のダウンの場面もあって、かっこいいと思った」 ――このメンバーの中で2ndROUNDで戦ってみたい選手はいますか? ハンセン「誰と戦いたいという気持ちはない。どの選手も強いし、誰とでも戦うつもりだ」 石田「ハンセン選手と同じように、どの選手も強いと思います。強いていうなら外国人選手と戦いたいと思います」 川尻「自分は相手を選ぶことは好きじゃない。まだ決着がついてない相手でもいいし、日本人対決でもいいし、初対決でもいい。ファンが望むカードを実現させたいと思います」 永田「誰とでも、と言うのは簡単ですが、『自分と誰の試合が見たい』という試合をしたいと思います。誰が相手でもいい試合をします」 アルバレス「僕は僕と試合をして僕のいいところを引き出しくれる相手と戦いたいね。スタンドではダウンを取りにくるようなファイターだ。
そういう選手と試合をしたズタズタになってファイナルまで勝ち残れないのは嫌だけど(苦笑)、強い選手と戦いたいと思う」 ブスカペ「今まで僕は相手を選んだこともないし、誰が相手だろうともっとトレーニングを積んで、誰が相手でも最高のショーを見せたい。そして自分らしい猛然と相手に向かっていてフィニッシュするという試合を見せたい」
●2008年のスケジュール 4月29日(火・祝)さいたまスーパーアリーナ 「OLYMPIA DREAM.2 ミドル級GP2008 開幕戦」
5月11日(日)さいたまスーパーアリーナ「HEIWA DREAM.3 ライト級GP2008 2ndROUND」 6月中旬 韓国or神奈川・横浜アリーナ 「OLYMPIA DREAM.4 ミドル級GP2008 2ndROUND」
7月21日(月・祝)大阪城ホール 「HEIWA DREAM.5 ライト級GP2008 FINAL」 9月下旬 さいたまスーパーアリーナ 「OLYMPIA DREAM.6 ミドル級GP2008 FINAL」
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