7月9日(水・現地時間)タイ・ナコンパトム県のラマ6世時代に建立された宮殿敷地内にて、国技ムエタイのチャリティー記念興行が開催されることが主催者・タイランド
ニュースペーパー社より発表された。
→メインに出場するアヌワット・ゲオサムリットが日本人格闘家の挑戦者を募集
巨大なジェーディー(仏塔)があることで有名なタイの西部に位置するナコンパトム県(バンコクより車で1時間程度)。ラマ6世時代(チャクリー王朝6世)に4年の歳月をかけ建立されたという宮殿(サナームチャン・パレス)があり、現在は記念館として有料で一般にも公開されている。タイ国王室の正式な認可を得て、その由緒ある旧宮殿内の競技場にてムエタイチャリティー記念興行が開催されるという。
メインイベントに出場するのは、あのアヌワット・ゲオサムリット。2005年にルンピニースタジアムとラジャダムナンスタジアムのタイトルを統一した選手で、蹴りやヒザを得意とするムエタイ選手らの中では珍しく、ハードパンチを武器とする人気トップファイターだ。
そのアヌワットとメインで対戦する挑戦者を、日本人選手から募りたいとの要望が主催者側よりあり、今回のリリースとなった。条件は日本の格闘技選手(キックボクサー以外でもOK)で、もちろんルールはムエタイルールとなるが、契約体重は57〜63Kgの間で調整し、体重ハンデを付けてるのも可能とのこと。
その他条件の詳細は、INGRAM SPORTSまで問い合わせ(下記HPより。日本語可能)。かつて、日本人の空手家たちがムエタイに挑んだように、腕に自信のある格闘家の挑戦を、由緒ある地でムエタイの威信にかけて受けたいというのがタイ側の意向だ。当日は3chにてタイ全土にTV生中継される(タイ時間13:00〜15:00)。
入場料やチャリティー金などは王女(プラテープ)が主宰する財団へ寄付され、国の事業の為に使われる。
→試合が開催されるサナームチャン・パレス(ナコンパトム県) (C)HAMANAN.COM
試合当日は、王女のシンボル色である紫色のパープラチアット(腕輪のお守り)の着用が義務付けられ、王室から王族が観戦に訪れる可能性も高いとのことで、そうなれば天覧試合となり出場選手にとっては大変名誉なこととなるだろう。
国技ムエタイの発展と競技普及、タイの少年少女たちが国の伝統文化であるムエタイを学ぶことを促進するコンセプトとなっており、ほかにもタイの国民的歌手・カラバーオのコンサート参加も予定されており、豪華な注目される興行となりそうだ。
ムエタイ チャリティー興行
「スッグ・サマキー パラン ムエタイ ナーナーチャート」(国際ムエタイパワー集結戦)
2008年7月9日(水)タイ・ナコンパトム県ナコンパトム宮殿(サナームチャン パレス)内競技場
<対戦カード>
▼メインイベント
アヌワット・ゲオサムリット(タイ)
VS
日本人選手予定
※他にオーストラリア、スイス、スペイン、トルコ、日本、フィリピン選手が出場。全9試合予定。3chTVタイ全土生中継(13:00〜15:00=現地時間)
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