↑まさかの頭突き三連発でスパーリングパートナーを悶絶KO! なぜか超過激ルールによるスパーを披露した竹内。
5月26日(月)東京・大久保のスポーツ会館にて、ミドル級キング・オブ・パンクラシスト竹内出(SKアブソリュート)が公開練習を行った。竹内は6月1日(日)東京
・後楽園ホールにて、昼間に開催されるパンクラス主催『PANCRASE 2008 SHINING TOUR』で初参戦のジュニオール(シュート・ボクセ・アカデミー)と対戦する。
公開練習の直前まで通常のSKアブソリュート合同練習を行っていた竹内だが、ほとんど休憩せずに全く疲れを見せることなくサンボ衣とオープンフィンガーグローブを着用してスタンバイ。この日は、なんと「頭突き・ヒジ・ヒザあり」の超過激ルール『コンバットサンボ』形式のスパーリングを披露するという。
→あっという間に腕十字で一本を奪う。
合同練習に参加していた長谷川秀彦が「金的はダメなんだっけ?」と聞くと、竹内は「金的はダメなんだけど、蹴っても反則にはならない」と驚くべきルールを説明。3分1R、パートナーはヘッドギアを着用してスパーリングは始まった。
パンチから始まり、組むと投げを見舞った竹内は腕ひしぎ十字固めでさっそく一本を取る。離れるとパンチから飛び込んでのテンカオ、そして相手の道衣襟を掴むとついに頭突きの三連発! ゴツッゴツッと鈍い音が道場内に響き渡り、パートナーはたまらずダウンしてしまった。
→竹内のテンカオが突き刺さり、パートナーの体はくの字に。
休憩後、スパーが再開されると今度は投げからマウント、そして変形のアームロックでまた一本。次は相手のタックルを潰すと同時に頭部へヒザ蹴りを連打し、バックから抑え込んでのパウンドと膝十字固め!
最後は投げでテイクダウンするとサイドポジションにつき、その体勢から相手の頭部へヒジを連打! バックマウントからのパウンド、そして腕十字でタップを奪って超過激な公開スパーは終了した。
「いつも練習でやっているものを、今日は見てもらおうかなと思って」とコンバットサンボ形式のスパーを披露した理由を語る竹内。頭突きやヒジもマススパーで普通にやっているという。
→サイドポジションを奪うと側頭部にヒジ打ちを連発!
今回の対戦相手ジュニオールについては「全く何も情報がない。パンクラスのHPに載っていることが僕が知っていることの全てです。海外で試合をしたり、コンバットサンボの大会でやる場合は知らない相手が多いけれど、プロの総合でここまで情報がない相手と闘うのは初めてですね」と戸惑いを隠せない。
当然、試合の映像も見たことがなく、見たのは「パンクラスのHPに載ってる写真1枚だけ」。インターネットで映像を探そうにも「“ジュニオール”だけでは探しようがない」とお手上げ状態だ。
分かっているのはジュニオールが9戦無敗だということと、チョークが得意技らしいということだけ。「そうらしいですね。大きい大会とかには出てないので、無敗と言ってもどうなんだろう? 9戦やって負けてないのは強いと思うけれど…。シュート・ボクセだからチョークだけってことはないと思いますよ。打撃と寝技も出来るのかなって思ってます」
無敗といえば、竹内も2007年2月にbodogFightでの負けはあるものの、パンクラスでは2006年12月以来負けていない。「連勝記録に特に拘りはないが、ミドル級でやるからにはチャンピオンとして負けちゃダメだと思う」と王者としてのプライドがある。
→タックルに来た相手にガブり、頭部へヒザを突き刺す!
ミドル級では敵なし状態。そうなるとモチベーションの維持も大変そうだが、「僕もそろそろいいトシなので、いい作品作りをしたいと思っています。与えられた3Rを、しっかり練習して自分が納得いく試合をしたいと思います」というのが現在のモチベーションなのだという。
その自分が納得する試合とは「打撃をもらわず、テイクダウンして、抑えて関節を取ったら納得します」というシンプルなものだ。かつてパンクラスで王座を争った中西裕一(フリー)がDEEPでミドル級チャンピオンに就いたことについては「あの強豪8人のトーナメントを制したのは凄いと思う。今は特に何も考えませんが、もし彼がまたパンクラスに上がる機会があればまた(対戦も)あるんじゃないですか」と感想を述べた。
シュート・ボクセと聞いてイメージするのは「やはり打撃のイメージ。打撃で倒しに来るし、寝技も出来る。打撃で試合を組み立ててくるというイメージがあります」というもの。では、自分の打撃はどうかと聞くと「いつも出してるつもりなんですけど(笑)。打撃でも打ち合える? いや、そうは思わないです。やっぱり僕はテイクダウンと極めで勝負」と語る。
情報がないため「試合の展開はイメージも出来ない」と言うが、「始まったら僕はテイクダウンしたい。テイクダウンしてコントロールしたいですね。向こうは僕の情報を分かっていると思うので、どう出てくるか…。でも、コントロールした結果、コントロールしきれたら関節技が極まるのでそれを狙う」とした。
“魂のクラッチ”には「切れないでしょう。向こうが“こんな相手とやるのは初めて”と思うくらいのものは見せる」と、絶対の自信を持つ竹内。
→「俺のクラッチは絶対に切れない」と“鉄板王者”竹内。
よく言われる日本人と外国人のフィジカル面での差については「試合するという意味では日本人も外国人も変わりないが、日本人とやる時よりは圧倒的に情報が少ないですね。それに向こうは“日本に来たんだから暴れてやろう”とか思っているだろうから、そこが違う。外国人は確かにフィジカルが強いけど、日本人の平均よりちょっと上ってくらいですよ。日本人の怪力の持ち主より弱い外国人もいるし。そんなに大きさ違いはない」と、国際試合の経験豊富なだけに気にならないようだ。
今回、竹内はセミファイナルに出場。メインでは3月に竹内が勝った金原弘光(UKR)がKEY山宮(GRABAKA)と対戦するが、「試合順には何とも思いません」と大人の態度。「凄いマッチメイクですよね。どっちも打撃が得意で、組んでも行ける選手。逆に打撃で組み立てる試合をしているので、噛み合わないこともあるかなと思っています」と分析する余裕を見せる。
SKアブソリュートの松本天心総帥は竹内の試合に関して、「情報がないのはあるが、メジャーリングも視野に入れた中でミドル級の“絶対王者”として未知の強豪という与えられた試練をクリアしないと、王者の風格がついてこないと思う。正直、試合を受けるのは悩みましたが、いい試練だと思う」とコメント。
「シュート・ボクセの打撃は脅威だが、竹内は過激なコンバットサンボのルールでロシア人の荒いけど強い打撃とやっている。コンバットサンボVSシュート・ボクセとして考えれば、打撃だけとればそんなに脅威は感じない」と、“コンバットサンボVSシュート・ボクセ”のテーマを打ち出すと共に、竹内のコンバットサンボに揺るぎない自信を窺わせた。
パンクラス
「PANCRASE 2008 SHINING TOUR」
2008年6月1日(日)東京 ・後楽園ホール
開場11:30 開始12:00
<全対戦カード>
▼メインイベント ミドル級 5分3R
KEI山宮(GRABAKA/同級1位)
VS
金原弘光(U.K.R.)
▼セミファイナル ミドル級戦 5分3R
竹内 出(SKアブソリュート/第7代ミドル級王者)
VS
ジュニオール(シュート・ボクセ・アカデミー)※初参戦
▼第6試合 ライト級戦 5分3R
伊藤崇文(パンクラスism/同級4位)
VS
小路伸亮(KRAZY BEE/同級7位)
▼志田幹、引退セレモニー
▼第5試合 ライト級戦 5分3R
ラファエル・ドス・アンジョス(ブラジル/グレイシーフュージョン)※初参戦
VS
平山貴一(和術慧舟会千葉支部)
▼第4試合 バンタム級戦 5分2R
川原誠也(パンクラスP’sLAB横浜)
VS
柳澤雅樹(パラエストラ東京)
▼第3試合 ライト級戦 5分2R
坂口征夫(坂口道場 横浜)
VS
倉持昌和(CORE)
▼第2試合 バンタム級戦 5分2R
村山トモキ(AJ/全日本キックボクシング連盟)
VS
川名蘭輝(ロデオスタイル/チームZST)
▼第1試合 バンタム級戦 5分2R
裕希斗(U-FILE CAMP.com)
VS
清水俊裕 (宇留野道場/チームZST)※本戦初出場
▼パンクラスゲート ライト級戦 5分2R
八島勇気(P’sLAB東京)
VS
好川 統(和術慧舟會A-3)
<チケット料金>
SS席12,000円 A席8,000円 B席6,500円 C席5,000円 D席4,000円
※当日券は500円増し
<チケット発売所>
チケットぴあ=0570−02−9999(Pコード 594−040)
ローソンチケット=0570-00-0403(Lコード33904)
イープラス=http://eplus.jp/battle/
後楽園ホール 03-5800-9999
書泉ブックマート 03-3294-0011
レッスル池袋 03-3989-0056
ビデオショップチャンピオン 03-3221-6237
フィットネスショップ水道橋 03-3265-4646
チケット&トラベルT-1 03-5275-2778 http://www.t-1.jp/
格闘技・プロレス図書館 闘道館 03-3512-2080
プロレスショップ・アンビション 03-5213-8681
バトルロイヤル 03-3556-3223
パンクラス=03−5792−0815 http://www.pancrase.co.jp/
※ぴあ(ファミリーマート・サンクス)、ローソンチケット、イープラス(セブンイレブン)は全国各地の窓口で購入可能。
<お問い合わせ>
パンクラス=03-5792-0815
RIDER/パンクラス
「PANCRASE×REAL」
2008年6月29日(日)沖縄・テルヤホール
開場14:00 開始15:00
<参加アーティスト>
地獄車、TITANIUM、マオカジ
<チケット料金>
SRS席10,000円 SS席9,000円
A席8,000円 B席7,000円 立ち見5,000円
※当日券は各席500円増し。
<会場>
沖縄県沖縄市久保田1-11-1宝石のテルヤ3F
<お問い合わせ>
RIDER=TEL:098-898-4401(担当・砂辺)
パンクラス
「PANCRASE 2008 SHINING TOUR
第14回ネオブラッド・トーナメント 決勝戦」
2008年8月27日(水)東京 ・後楽園ホール
開場18:00 開始18:30
<チケット料金>
SS席12,000円 A席8,000円 B席6,500円 C席5,000円 D席4,000円
※当日券は500円増し
<先行チケット発売日>
2008年6月1日(日)
<一般チケット発売日>
2008年6月7日(土)
<チケット発売所>
チケットぴあ=0570−02−9999(Pコード 594−040)
ローソンチケット=0570-00-0403(Lコード34473)
イープラス=http://eplus.jp/battle/
後楽園ホール 03-5800-9999
書泉ブックマート 03-3294-0011
レッスル池袋 03-3989-0056
ビデオショップチャンピオン 03-3221-6237
フィットネスショップ水道橋 03-3265-4646
チケット&トラベルT-1 03-5275-2778 http://www.t-1.jp/
格闘技・プロレス図書館 闘道館 03-3512-2080
プロレスショップ・アンビション 03-5213-8681
バトルロイヤル 03-3556-3223
パンクラス=03−5792−0815 http://www.pancrase.co.jp/
※ぴあ(ファミリーマート・サンクス)、ローソンチケット、イープラス(セブンイレブン)は全国各地の窓口で購入可能。
<お問い合わせ>
パンクラス=03-5792-0815
●パンクラス2008年上半期スケジュール
・6月1日(日・昼)後楽園ホール大会
・6月8日(日)ゴールドジムサウス東京アネックス大会 ネオブラッド・トーナメント準決勝
・8月27日(水)後楽園ホール大会 ネオブラッド・トーナメント決勝戦 |