9月12日(金)都内会見場にて、9月23日(火・祝)さいたまスーパーアリーナで開催される『DREAM.6
ミドル級グランプリ2008 決勝戦』に出場する秋山成勲(フリー)の対戦相手が発表された。
柔道の前にまたも空手が立ちはだかる。秋山との対戦が決定した外岡真徳(正道会館総本部)は、1973年5月25日生まれの35歳。身長172cm、体重84kg。空手歴15年、三段。正道会館の『全日本ウエイト制オープントーナメント全日本空手道選手権大会』で2000年中量級・2002年軽重量級・2006無差別級・2008重量級優勝など、数々の優勝実績を残す表彰台の常連選手。
2006年10には『MARS 05』にキックルールで参戦して相手をKO寸前まで追い詰めての判定勝ち、2007年10月には『HERO’S
KOREA』で総合格闘技デビューを果たして敗北を喫するも、今年7月の『DEEP 36 IMPACT』でKO勝利を得ている。今回が総合は3戦目。
笹原圭一イベントプロデューサーは「回転の速い連打が持ち味で、秋山選手が格上だが一発を狙って乗り込んでくる。外岡選手の潜在能力に期待しています。金泰泳選手が師匠にあたるということで、仇を討つ(金は2006年8月5日に秋山と対戦、腕ひしぎ十字固めでレフェリーストップ負けを喫したが、後日レフェリングミスが認められて判定負けとなった)という気合いも入っているので、一発やってくれるんじゃないか」と、試合の見どころを語った。
会見場に登壇した外岡は開口一番、「今度の試合は柔道VS空手とか関係なく、喧嘩のつもりでいきたい」と言い放った。実は秋山が総合格闘技に転向したばかりの時、正道会館へ金に打撃を習いに来ていたため、二人は一緒に練習していた仲だという。
外岡は当時を振り返り、「秋山選手は当時まだ打撃に不慣れな部分はあったが、パンチ力もキック力もある。技術も上がっているので注意しながら行きますが、打ち合っていただけるならいい試合が出来ると思います」と、秋山に打撃戦を要求した。
かつての練習仲間との試合になるが、「相手どうこうよりもDREAMという大会に出られることに意義がある。そこで秋山選手という相手で何の不服もなく即答しました。よく一緒に練習したのはかなり前の話で3年くらい前。秋山選手が総合を始めた最初の方。お互い成長しているし、総合ではキャリアの差もあるし、正々堂々とというよりは“獲るか獲られるか”で行かないと勝てないと思いました」と、激しい闘志を燃やす。
さらには、秋山が大晦日のヌルヌル事件以降、会場でブーイングを浴びせられていることをどう思うか聞かれると、「人間的には合わないタイプの人だと思うので、心おきなく喧嘩で行く。彼とは友だちにはなれないと思う」と厳しい表情で答えた。
9月7日に大阪で開催された『第9回ウエイト制オープントーナメント全日本空手道選手権大会』では、重量級でまたも優勝を飾り、「大会での怪我は全くありません。なのでこのオファーを受けました」という鉄人ぶりを発揮。「空手の練習は大会へ向けてしっかりやっていたんですが、総合の練習も並行してやっていたので問題ありません。金さんからは“空手VS柔道関係なく喧嘩するつもりで思い切り行け”と言われました」
オファーを受けたのは一昨日で「その瞬間にやってやろうと思った」という。師匠の金と秋山の試合については「あの試合は勝負がついていないと思うので、再戦する前にチャンスをいただけたのは光栄。秋山選手は技術的には上がっていると思うし、打撃が得意なのも知っている。しかし、技術戦よりも心の問題なので」と、師匠が出るまでもないとの構え。
柔道VS空手という図式がクローズアップされる組み合わせだが、外岡自身は「あまり空手は意識していません。総合格闘技の試合だと思っています。空手VS柔道だとは思ってないので、道衣は着ません」とキッパリ。
現在は正道会館の総本部で、DEEPに出場している後輩の地主正孝らと練習しており、「教えに来たりもしてもらって技術を学んでいます。やるからにはトップに立ちたい。次で3戦目ですが、総合の試合形式に慣れて上を目指して行きたい。相手の方がキャリアは上なので、自分は捨てるものがないので全力でぶつかって行きます」とする。
意外にも、総合格闘技を始めたのは“空手最強”を証明するためではないという。「元々、空手をやりながらキックや総合もやりたいと思っていたんです。5年前に総本部の職員になってプロの練習を始めるようになりました。空手が一番強いというよりは、空手がどれだけ他のジャンルの格闘技に通用するのか、研究を自分の体で確認していきたい。総合で強いのは個人であって、どこまで自分がそのジャンルで出来るのかを試したい」
得意技はローキックだが「打撃にはそれなりに自信を持っている」。最後には「寝技の練習もかなりやっていますが、寝技には付き合わず立って行こうと思っています。打ち合いを望んでいます」と、秋山に釘を刺した。
FEG
「DREAM.6 ミドル級グランプリ2008 決勝戦」
2008年9月23日(火・祝)さいたまスーパーアリーナ
開場15:00 開始16:00(予定)
<追加決定カード>
▼ミドル級ワンマッチ
秋山成勲(日本/フリー)
VS
外岡真徳(日本/正道会館)
<決定対戦カード>
▼ミドル級GP 準決勝
メルヴィン・マヌーフ(オランダ/マイクス・ジム)
VS
ゲガール・ムサシ(オランダ/チーム・ムサシ/Red Devil International)
▼ミドル級GP 準決勝
ゼルグ“弁慶”ガレシック(クロアチア/チーム・トロージャン)
VS
ホナウド・ジャカレイ(ブラジル/アスレ マナウス-エクストリーム クートゥア)
▼ミドル級GPリザーブマッチ
ユン・ドンシク(韓国/チームユン)
VS
アンドリュース・ナカハラ(ブラジル/極真会館)
▼フェザー級 ワンマッチ
所 英男(日本/チームZST)
VS
山本 篤(日本/KRAZY BEE)
▼ヘビー級ワンマッチ
ミルコ・クロコップ(クロアチア/チーム・クロコップ)
VS
アリスター・オーフレイム(オランダ/ゴールデン・グローリー)
▼ヘビー級ワンマッチ
セルゲイ・ハリトーノフ(ロシア/クラブ・ヴォルク・ハン)
VS
マイティ・モー(USA/フリー)
▼ミドル級ワンマッチ
ミノワマン(日本/フリー)
VS
船木誠勝(日本/ARMS)
▼ウェルター級ワンマッチ
桜井“マッハ”速人(日本/マッハ道場)
VS
弘中邦佳(日本/アカデミアAz)
▼ライト級ワンマッチ
中村K太郎(日本/和術慧舟會東京本部)
VS
アドリアーノ・マルチンス(ブラジル/KRAZY BEE)
<チケット料金>
VIP席100,000円(特典:専用入場ゲート・グッズ付)
RRS席30,000円 スタンドS席17,000円 スタンドA席7,000円
<チケット販売>
DREAMオフィシャルサイト http://www.dreamofficial.com/
DREAM携帯オフィシャルサイト i-mode Yahoo!ケータイ EZweb
イープラス http://eplus.jp/battle/(パソコン&携帯)
チケットぴあ 0570−02−9999(Pコード:594-790)
ローソンチケット 0570−084−003(Lコード:38149)
CNプレイガイド 0570−08−9999
レッスル池袋店 03-3989-0056
書泉ブックマート 03-3294-0011
フィットネスショップ格闘技 03-3265-4646
チケット&トラベルT-1 03−5275−2778
後楽園ホール 03-5800-9999
さいたまスーパーアリーナ 048-600-3037
公武堂 052−241-2511
バトルロイヤル 03-3556-3223
新日本プロモーション http://www.shinnichi-pro.co.jp/
ときめきドットコム http://ringside.jp/
<お問い合わせ>
DREAM事務局=TEL:03-5775-5065
DREAM
TBS放送スケジュール
●『DREAM.6 〜MIDDLE
WEIGHT GRANDPRIX 2008 FINAL ROUND〜』
2008年9月23日(火・祝)
放送日=9月23日(火・祝) Gタイム2時間枠予定
●2008年のスケジュール
9月23日(火・祝)さいたまスーパーアリーナ 「DREAM.6 ミドル級GP2008 FINAL」
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