9月23日(火・祝)さいたまスーパーアリーナで開催される『DREAM.6 ミドル級グランプリ2008
決勝戦』の追加対戦カードが、11日(木)都内ホテルで行われた記者会見で発表された。
笹原圭一イベントプロデューサーが「簡単に説明できるほど浅いものではない。日本の総合格闘技の歴史を紐解くような意義深い試合になると思います」として発表したのは、ミノワマン(フリー)VS船木誠勝(ARMS)の旧パンクラス師弟対決だった。
船木は「前回のDREAM.2から4ヵ月ぶりの試合になります。出番を待ってまして復帰3戦目になりますが、相手がミノワマン選手ということでDREAMにふさわしい試合になると思い、今から気持ちが高ぶっています。ミノワマン選手は後輩で、パンクラス時代に自分が引退する少し前に入ってきたのですれ違いでした。もし、自分の首を取るつもりで来るなら真っ向から受けて立ちます。介錯するなら皮一枚残さず、しっかり介錯して欲しい。自分は精一杯、抵抗します」と、“俺の首を掻っ切ってみろ”と発言。
対するミノワマンは「あまり運命という言葉に興味はなく、信じてませんでしたが、まさかこのタイミングで船木さんと試合をするとは思いませんでした。運命は自分で切り開くものですが、それにプラスして時の流れというものもあるんだなと思います。というわけで今回は、ミノワマン第9話“運命の巻”です」と、恒例となったテーマを掲げた。
船木は大晦日の桜庭和志戦、前回DREAM.2の田村潔司戦と、UWFの流れを汲む後輩選手たちと対戦し、いずれも敗れた。そこへ来て今度は直系の後輩とでも言うべき、元パンクラスの同門であるミノワマンとの対決。心中は複雑かと思われたが…。
「相手は選ぶことなく誰でもいいと思っていた」と船木。「ミノワマン選手と聞いて、凄く嬉しかった。そういう試合が、ぶつかり合える試合が出来る相手だと思います」と、逆に喜びを感じているという。
ミノワマンも「自分も相手は特に選ばない姿勢です。船木さんの名前を聞きまして、こんなチャンスはないと思いました。いろんな感情をぶつけられる試合が出来ると思って……今回は特にいろんな感情をぶつけ合っていい試合が出来ると思い決断しました」と口を揃えている。
そして船木の“俺の首を掻っ切ってみろ”発言に対し、「自分はデビューしてから今までやってきたこと、自分の信じた道を思い闘ってきたこと、喜びや悲しみ、全ての感情を肉体を使って(首を)取りに行きたいと思います」と応えた。
会見終了後の写真撮影では、鋭い視線で真っ向から睨み付ける船木に、最初は遠慮がちだったミノワマンも瞬きひとつせず睨み返した。撮影のOKが出た後の数秒間も、二人は視線を外すことはなかった。
●船木の囲みでのコメント
「チームドラゴンに4ヵ月通っていました。プロの選手と同じメニューをやって、いろんな箇所を傷めましたが、現在は柴田(勝頼)と調整中です。打撃だけと言うより、ハードな練習を現役のキックボクサーと自分がどれだけやれるのか、という挑戦でした。出来るところまで試合に向けてやっていこう、と。
澤屋敷(純一)選手と昨日もやりました。関節技が使えないのでやられまくりましたね。逃げるのが精一杯です。試合をしているような感覚になりました。澤屋敷選手、前田慶次郎選手とスパーリングをやってます。
ミノワマン選手はパンクラスを離れてからの方が凄い活躍していて、ビックリしました。PRIDEでの試合も見ていたし、DREAMでも間近で見る機会があって相当成長したと思います。テーマを自分で作ってファンと一緒にそれを追いかけるのは理想の形。勝ち負けに拘らず真っ向勝負する選手は、最近では珍しい。凄く貴重な選手だと思います。
彼は自分が引退する前の年に入門して、広尾(ピーズラボ東京)で一緒にスパーリングをしました。自分が教えたことは全くないです。自分の練習相手として、一緒にスパーをしていた中の一人という記憶ですね。
復帰三戦目なので、三度目の正直ということを感じています。いつまでもダラダラ甘えて試合をするのは好きじゃない。(首を取りに来ても)自分は全精力を使って抵抗します。その後に、介錯されたかどうかは決めたいと思います。自分が勝てばまだまだ出来るということ。それも含めて、一番いい相手だと思います。
対策は何個かありますが、練習で試しても試合ではハマりずらい。その時の感覚で打撃は打撃、関節は関節、絞めは絞めでパターンはいくつかあります。これで倒せたらいいな、というものが」
●ミノワマンの囲みでのコメント
「普段、船木さんと練習場所や会場で顔を見合わせる時の船木さんじゃないと感じました。首の皮一枚残してでも勝つという気持ちが伝わりました。
パンクラスという団体を選んだ時点で憧れの選手でしたし、尊敬する方であり、プロレスラーとして当時見ていた理想のリアルプロレスラーです。当時はリアルプロレスラーという言葉はなかったんですが、今となっては当時の理想のリアルプロレスラーに近い存在だと思っていました。
思い出はいっぱいあります。練習を一緒にしたり、お手伝いをしたり、セコンドだったり。私生活でもいろんなものがあります。食事を作ったり、洗濯物を畳んだり、練習や試合に関してはクールな方ですが、試合や練習が終わるといたずら好きな方でした。
桜庭さん、田村さんと2試合やってますが、自分自身見た感じ、本当の船木さんの力を出し切ってないように見えました。本当に怖い船木さんが出ていないと思いました。おそらく自分との試合の時に、元弟子であり、後輩であるので、絶対に負けるわけにはいかない、そういう気持ちが出て強くて怖い船木さんが出てくると思います。
(怖いというのは)普段はクールな方ですが、感情を剥き出しにした船木さんですね。試合の感覚や闘いの感覚が戻っていないと思いますが、目が覚めるような感覚を取り戻した時が怖い。でも、そんな船木さんと自分は闘いたいと思います。
あと、船木さんに対して思うことは、自分自身の殻を破れない部分があるので、この試合で自分自身が殻を破れるきっかけになると思います」
FEG
「DREAM.6 ミドル級グランプリ2008 決勝戦」
2008年9月23日(火・祝)さいたまスーパーアリーナ
開場15:00 開始16:00(予定)
<追加決定カード>
▼ミドル級ワンマッチ
ミノワマン(フリー)
VS
船木誠勝(ARMS)
▼ウェルター級ワンマッチ
桜井“マッハ”速人(マッハ道場)
VS
弘中邦佳(アカデミアAz)
▼ライト級ワンマッチ
中村K太郎(和術慧舟會東京本部)
VS
アドリアーノ・マルチンス(ブラジル/KRAZY BEE)
<決定対戦カード>
▼ミドル級GP 準決勝
メルヴィン・マヌーフ(オランダ/マイクス・ジム)
VS
ゲガール・ムサシ(オランダ/チーム・ムサシ/Red Devil International)
▼ミドル級GP 準決勝
ゼルグ“弁慶”ガレシック(クロアチア/チーム・トロージャン)
VS
ホナウド・ジャカレイ(ブラジル/アスレ マナウス-エクストリーム クートゥア)
▼フェザー級 ワンマッチ
所 英男(日本/チームZST)
VS
山本 篤(日本/KRAZY BEE)
▼ヘビー級ワンマッチ
ミルコ・クロコップ(クロアチア/チーム・クロコップ)
VS
アリスター・オーフレイム(オランダ/ゴールデン・グローリー)
▼ヘビー級ワンマッチ
セルゲイ・ハリトーノフ(ロシア/クラブ・ヴォルク・ハン)
VS
マイティ・モー(USA/フリー)
▼ミドル級GPリザーブマッチ
ユン・ドンシク(韓国/チームユン)
VS
アンドリュース・ナカハラ(ブラジル/極真会館)
<チケット料金>
VIP席100,000円(特典:専用入場ゲート・グッズ付)
RRS席30,000円 スタンドS席17,000円 スタンドA席7,000円
<チケット販売>
DREAMオフィシャルサイト http://www.dreamofficial.com/
DREAM携帯オフィシャルサイト i-mode Yahoo!ケータイ EZweb
イープラス http://eplus.jp/battle/(パソコン&携帯)
チケットぴあ 0570−02−9999(Pコード:594-790)
ローソンチケット 0570−084−003(Lコード:38149)
CNプレイガイド 0570−08−9999
レッスル池袋店 03-3989-0056
書泉ブックマート 03-3294-0011
フィットネスショップ格闘技 03-3265-4646
チケット&トラベルT-1 03−5275−2778
後楽園ホール 03-5800-9999
さいたまスーパーアリーナ 048-600-3037
公武堂 052−241-2511
バトルロイヤル 03-3556-3223
新日本プロモーション http://www.shinnichi-pro.co.jp/
ときめきドットコム http://ringside.jp/
<お問い合わせ>
DREAM事務局=TEL:03-5775-5065
DREAM
TBS放送スケジュール
●『DREAM.6 〜MIDDLE
WEIGHT GRANDPRIX 2008 FINAL ROUND〜』
2008年9月23日(火・祝)
放送日=9月23日(火・祝) Gタイム2時間枠予定
●2008年のスケジュール
9月23日(火・祝)さいたまスーパーアリーナ 「DREAM.6 ミドル級GP2008 FINAL」
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