1月15日(木)東京・大久保のDEEP OFFICIAL GYM IMPACTで記者会見が行われ、2月20日(金)東京・後楽園ホールで開催されるDEEP事務局『DEEP
40 IMPACT』の対戦カード第一弾が発表された。今回発表されたのは76kg以下契約5分3R、第3代DEEPウェルター級チャンピオンの池本誠知(総合格闘技スタジオSTYLE)VS門馬秀貴(和術慧舟會A-3)の再戦。
「DEEPに久しぶりの参戦ということですが、相手がその出た時の相手である池本選手ということで、当時よりお互いにレベルアップした闘いが出来ればいいと思っています」と、5年ぶりの再戦で成長の証を見せたいと語るのは門馬。
「同階級としてはなかなかいない手足が長いタイプ。打撃が強い印象があります。前に対戦した後、試合は見てないのでこれから研究していきたい。ライバルという意識? 全く無かったです(笑)。再び交わるとも思っていませんでした。ただ今は彼がチャンピオンという立場だし、また思いっきりぶつかっていければと思っています。前回やってから見てないので分かりませんが、今の選手は何でも出来るので全てに注意して、何でも出来ると思って闘う」
池本の研究はこれからだが、自分に関しては「試合が決まってから不安が出て来るので、それを練習することによって消して行き、不安を自信に変えたい」とし、「前回のケージフォースでの試合で(アンドレ・マフェトニに一本勝ち)プロ8年目にして初めてパウンドを使ったんですよ(笑)。いつも下になってやられてばかりいたんですが、上から攻めることを練習してきました。今回もパウンドをやりたいですね。上から殴られるのが僕の負けパターンだったんですが、前回のケージフォースでは違う闘い方が出来たと思う。ただ、二発打っただけで疲れてしまったので、パウンドってこんなに疲れてしまうんだと思いました(笑)」と、新たにパウンドという武器を手に入れたことを明かす。
これから池本のように手足が長い、UFCで活躍中の岡見勇信をオーソドックスに構えさせ、仮想・池本にして対策を練っていくという。
今回は昨年後半より始まったDEEP×和術慧舟會の対抗戦で頂上決戦というテーマがあるが、門馬は「そうなんですか!?」と知らなかった様子。「以前にもORGで対抗戦をやりましたが、自分はあくまでも個人の闘いだと思っています。看板を背負ってではなく、個人の能力の差だと思っているので、個人の闘いだと僕は思っています」と個人主義を貫く。
しかし、どんな試合になると思うかとの問いには「相手は動きのある選手なので、お客さんとも勝負していきたいと思っています。池本選手との闘いですが、お客さんを沸かせる試合をしたい」と、観客の目を意識した熱い試合をすると語った。
池本戦の先にはDREAM参戦も見据えており、「前にDREAMに出させてもらいましたが(2008年3月15日、桜井“マッハ”速人にTKO負け)地上波のゴールデンに出ると負けるイメージがある。応援してくれる人たちのためにも、大舞台で勝つ姿を見せたい。教えている子供たちも応援に来てくれるので、強いところを見せてあげたいです。大舞台出場のために自分でどんどんチャンスを作って行きたいですね」と、大舞台への参戦に意欲を燃やす。
「DREAMのウェルター級GPにはもちろん出たいと思っています。桜井選手(マッハ)も入ってますし、強い選手と闘いたい。今すぐというわけではなく、池本選手ともそうですが、お互いレベルの上がった状態で試合が出来ればと思っています」と、DREAMで敗れたマッハとの再戦を望んだ。ただし、「いま一番闘いたいのは池本選手です」と目の前の試合に集中している。
一方、池本は「前回感じたのは“研究されているな”ということ。穴を突いてこられたので賢い選手だと思いました」と門馬の印象を語り、「ケージフォースの試合を何度か見ましたが、最後まで諦めずに追い込まれても一本取りにいく精神力、気持ちが強いと感じました。自分もそこで負けたくないので、いい試合になると思います。諦めずに最後まで闘います」と気持ちの折り合いを挑む覚悟。
池本の試合を全く見ずに意識もしていなかったという門馬に対し、池本は「何回か見ました。HERO’SとかDREAMなどの大舞台での試合にも注目していたし、その頃からまたやると感じ出しました。佐伯さんに誰とやりたいとオファーをもらった時に、何回か名前を出したこともあります」と、リベンジの機会を伺っていたようだ。門馬の発言に対しては「向こうは勝ったからじゃないですかね」と気にしていない。
また、門馬が対抗戦というテーマを意識しないと言ったのにも対照的で「対抗戦とここに来てから聞いて意識しました。ひとつでも多くテーマが多い方がやりがいがあります。そうしてもらえるのなら背負って闘って、お客さんにも感情移入してもらいたいですね」と、対抗戦であることをファンに意識して欲しいという。
DEEPのチャンピオンという立場を意識するかとの問いには「チャンピオンになってからも全然満足いかなかったので、それまでと変わらず目標を持って来ました。頑張ってもっと自分を高めないといけないと思い、まだまだ止まることはしませんでした」と、まだ満足はしていない。
気をつけるのは「パンチと下からの三角絞め。寝技系ですからね」と門馬の代名詞でもある三角絞めを警戒。自分と同じよう長身で手足が長いことに関しては「普段からRYO選手とか背の高い大きな選手と練習しているので大丈夫」とした。
大晦日『Dynamite!!』の記者会見に出席したことで「25、26日くらいまでスタンバイしていました。体重を落として追い込みもやってましたね。最終的にはマッハ選手のカードが決まってもう出番はないなと思いましたが、それまではいつでも出られる状態に仕上げていました」という。
DREAMウェルター級GP参戦については「大いにアピールしたい」と言い、「今になって思うと年末出場を期待してましたが、あの状態で出ても注目されないし、ふさわしくなかったと思う。DREAMに出られるまでにレベルアップして、今年に備えられたのが良かったと思います。今回の試合に勝ってGPに出場する、そういう形で上がりたい。GPにはマッハ選手も出るし、そういう形での参戦の方が盛り上がると思う。出場権をもぎとってアピールしたいですね」と、門馬同様意欲を燃やす。
そして、やはり門馬同様に桜井“マッハ”速人の名を口にした。「あの人が明確にこの階級のトップというのがありますから。ずっと修斗の時から闘いたいと思っていました。DEEPに参戦してからはDEEPのベルトを取るのが目標だったので、次の目標という形でマッハ選手とやりたい。年齢も一緒なので、同世代という意味でも思い切ってやりたいというのがある」。
確実にDREAMウェルター級GPにも関係してくる今回のDEEP×和術慧舟會対抗戦の頂上決戦。日本人の大物同士の激突、5年ぶりの再戦とまさにテーマが多く、両選手が口を揃えるように名勝負となりそうだ。
DEEP事務局
「DEEP 40 IMPACT」
2009年2月20日(金)東京・後楽園ホール
開場17:30 開始18:15
<決定対戦カード>
▼76kg以下契約 5分3R
池本誠知(総合格闘技スタジオSTYLE/DEEPウェルター級王者)
VS
門馬秀貴(和術慧舟會A-3)
<出場予定選手>
中尾受太郎(フリー/元DEEPウェルター級王者)
菊野克紀(ALLIANCE)
松本晃市郎(今田道場)
広斗(SFK)
<チケット料金>
VIP席15,000円 SRS席10,000円
指定A席8,000円 指定B席6,000円
指定C席5,000円
※当日券は各席500円増し。
<チケット販売所>
DEEP事務局=TEL:052−339-0303 http://www.deep2001.com/shop.html
チケットぴあ=TEL:0570−02−9999(Pコード:594−750)
ローソンチケット=(Lコード:32840)
イープラス=http://eplus.jp/battle/
DEEP道場=TEL:03−5348−6977
後楽園ホール=TEL:03−5800−9999
書泉ブックマート=TEL:03−3294−0011
チケット&トラベルT-1=TEL:03−5275−2778
<お問い合わせ>
DEEP事務局=TEL:052−339-0303
DEEP&CMA
「新春!DEEP&CMAファン感謝祭2009」
2009年2月10日(火)東京・後楽園ホール
開場18:30 開始19:00
<出場決定選手>
ミノワマン(フリー)
高橋和生(フリー)
<チケット料金>
VIP席5,000円 自由席3,000円
※当日券は各500円増し。
<お問い合わせ>
DEEP事務局=TEL:052−339-0303
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