4月5日(日)東京・ディファ有明で開催されるパンクラス『PANCRASE 2009 CHANGING
TOUR』に出場する大石幸史、鳥生将大、金井一朗のパンクラスism勢が、3月9日(月)神奈川・関内にあるP’sLAB横浜で公開練習を行った。
大石は真騎士(ベネズエラ/戦極育成選手)、鳥生は梁正基(スタンド)、金井は佐藤豪則(Laughter7)とそれぞれ対戦する。
奇妙な公開練習は、3人が順々に補強運動をするところから始まった。まずは2人がゴロゴロと横に転がって一人がその上を腹ばい状態から飛び越えるトレーニング、次に大の字に寝ている一人の上を左右にステップを踏みながら往復するトレーニング、最後は座った一人が閉じたり開いたりする足を同じく閉じたり開いたりして飛ぶトレーニング……。
それが終わると、3人はいきなり取っ組み合いを始めた! 3人で同時にスパーリングをするという形式なのだが、エジキになったのは金井。大石がフロントチョークに捕らえて鳥生が膝十字を掛け、続いて鳥生がアキレス腱固めを極めると大石はドラゴンスリーパー状態で金井を絞めつける。
するとここで大石が裏切り、アキレス腱固めを極めている鳥生に腕十字、金井もヒールホールドでお返しだ。しかし、鳥生はアームロックで金井に逆襲すると、最後は大石が腕十字、鳥生がヒールホールドを仕掛けて金井がタップしたところで終了となった。
「チームとして3人で何が出来ることかなって考えて、こういう形にしました。普段からやっていることにしておきますか(笑)。今年に入ってからチームの勝ち星がないので、チームとして再スタートしたいという形でこういう公開練習にしました」と、公開練習の意図を語る道場長の大石。
試合を約1ヵ月後に控え、調子の方を聞かれると「いつも通り、普段の生活からベストを尽くして試合に臨みます」(金井)、「体調的には悪くないし、追い込んだ練習も出来ています。今の段階では問題ないです」(大石)、「怪我もないし、体調もすごくいいです」(鳥生)とそれぞれがコメント。
よく見ると3人とも色鮮やかな、それぞれ違う色のトレパンを履いている。大石が赤、金井が青、鳥生が黄色だ。その理由を尋ねると……。
「それぞれのカラーというわけではないんですが、上はパンクラスとして同じチームのTシャツで揃え、下は個性として揃えずに、同じ勝利を目指して形にはこだわらずサンバルカン(特撮戦隊シリーズの太陽戦隊サンバルカン)の色で揃えました」(大石)と説明。
カラーの意味は鳥生はカレーが好きなので最初から黄色に決定、大石は年上でリーダー格なので赤、金井は海が好きでサーファーだからとの理由だそうだ。
対戦相手の印象などはそれぞれ次のように答える。「佐藤選手はいま伸びている選手で、勢いがあって思い切りのいい試合をしますね」(金井)、「爆発力のある、瞬発力のある選手でどの局面でもヤバイと感じています」(大石)、「梁選手はキャリアがあって思い切りがよく、思いっきり殴って蹴ってくるイメージがあります」(鳥生)。
大石の相手・真騎士(マキシモ・ブランコ)は戦極育成選手ということで、この相手に勝てば『戦極』へのアピールにもなるが、大石は「それを先に考えられるような相手じゃない。先は考えず、自分なりに闘うしかない」とこの一戦に集中していると答える。「総合のキャリアは浅いが、レスリングの実績もある。総合のキャリアが短いからと言ってもラクな相手ではない。何をやるか分かっている感じがするので、それはキャリアの問題ではなくやっかいな相手だと思っています」と、真騎士の身体能力をかなり警戒しているようだ。
昨年1月に道場長となって今年で2年目。大石道場長下で、道場の雰囲気はどうかと聞くと、「試合がある人が多いから、道場の雰囲気はいいです。みんなの気持ちが高まっていますね。それを維持していかないといけない」と大石。チームとしての結束力も高め、一丸となってパンクラスismの復権に臨む。
パンクラス
「PANCRASE 2009 CHANGING TOUR」
2009年4月5日(日)東京・ディファ有明
開場14:30 開始17:00
※14:45より、第15回NEO BLOOD TOURNAMENT一回戦開始
<決定対戦カード>
▼ウェルター級キング・オブ・パンクラス タイトルマッチ 5分3R
和田拓也(SKアブソリュート/第4代王者)
VS
岩見谷智義(高田道場/挑戦者・同級1位)
▼ライト級戦 5分2R
大石幸史(パンクラスism/同級1位)
VS
真騎士(ベネズエラ/戦極育成選手)※マキシモ・ブランコから改名
▼ウェルター級戦 5分2R
鳥生将大(パンクラスism/同級2位)
VS
梁 正基(スタンド)
▼フライ級戦 5分2R
江泉卓哉(総合格闘技道場 武門會/同級2位)
VS
裕希斗(U-FILE CAMP.com)
▼フライ級 5分2R
廣瀬 勲(ストライプル/同級3位)
VS
廣野剛康(和術慧舟會東京本部)※初参戦
▼ミドル級戦 5分2R
金井一朗(パンクラスism/同級2位)
VS
佐藤豪則(Laughter7)
▼ライト級戦 5分2R
五十里祐一(パンクラスP’sLAB東京/同級3位)
VS
AB(和術慧舟會 駿河道場)
▼フェザー級戦 5分2R
齋藤裕俊(和術慧舟會GODS)
VS
赤井太志朗(ノヴァ・ウニオン・ジャパン)
▼第15回ネオブラッドトーナメント予選 フライ級決勝戦 5分1R
辻田大祐(秋本道場Revo龍tion)
VS
山中 剛(和術慧舟會東京本部)
▼第15回ネオブラッドトーナメント予選 バンタム級決勝戦 5分1R
杉島大輔(和術慧舟會東京本部)
VS
島崎太郎(U-FILE CAMP.com)
▼第15回ネオブラッドトーナメント予選 フェザー級決勝戦 5分1R
内山重行(GRABAKAジム)
VS
野口岳人(TRIAL)
▼第15回ネオブラッドトーナメント予選 ライト級決勝戦 5分1R
小畑公史(U-FILE CAMP町田)
VS
平山敬吾(パラエストラ八王子/チームZST)
▼第15回ネオブラッド・トーナメント フライ級一回戦 5分2R
清水清隆(SKアブソリュート)
VS
清水俊裕(宇留野道場/チームZST)
▼第15回ネオブラッド・トーナメント
フライ級一回戦 5分2R 石井拓麻(ALLIANCE) VS 龍野真一郎(和術慧舟會
兵庫支部) ▼第15回ネオブラッド・トーナメント フライ級一回戦 5分2R
中村圭志(TEAM坂口道場)※本戦初出場 VS 矢島雄一郎 (禅道会総本部/チームZST)※初参戦 ▼第15回ネオブラッド・トーナメント
バンタム級一回戦 5分2R 川名蘭輝(ロデオスタイル/チームZST) VS 遠藤大翼(和術慧舟會
駿河道場) ▼第15回ネオブラッド・トーナメント バンタム級一回戦 5分2R
清水隼人(アンプラグド国分寺) VS 吉武伸洋 (パンクラス稲垣組)※本戦初出場 ▼第15回ネオブラッド・トーナメント
バンタム級一回戦 5分2R 佐々木亮太(BAD ASS 13) VS 佐藤将光(TEAM坂口道場/初代TRIBELATE総合フェザー級王者)※本戦初出場
▼第15回ネオブラッド・トーナメント フェザー級一回戦 5分2R
八島勇気(パンクラスP’s LAB東京) VS 齊藤 曜(パラエストラ仙台) ▼第15回ネオブラッド・トーナメント
フェザー級一回戦 5分2R 田中康友(SKアブソリュート) VS 手塚基伸(総合格闘技道場コブラ会) ▼第15回ネオブラッド・トーナメント
フェザー級一回戦 5分2R 富田浩司(パンクラス稲垣組) VS 上田 優(ALLIANCE)※本戦初出場
<第15回ネオブラッド・トーナメント本戦出場選手> ●ライト級 70.3kg未満
富山 浩宇(パンクラスP’sLAB横浜) 中村 晃司(パンクラス稲垣組) ISAO(TEAM坂口道場)
<チケット料金> SS席10,000円 A席8,000円 B席6,000円 C席5,000円 ※当日券は一律500円増し。
<チケット販売所> パンクラスストア=http://www.pancrase-store.com/
パンクラス=TEL:03-5986-2260 チケットぴあ=TEL:0570-02-9999(Pコード 594-040) ローソンチケット=TEL:0570-00-0403(Lコード
37562) イープラス(パソコンもケータイも同じアドレス)=http://eplus.jp/sys/web/sports/battle/index.html
後楽園ホール=TEL:03-5800-9999 書泉ブックマート=TEL:03-3294-0011 レッスル池袋=TEL:03-3989-0056
ビデオショップチャンピオン=TEL:03-3221-6237 フィットネスショップ水道橋=TEL:03-3265-4646 チケット&トラベルT-1=TEL:03-5275-2778
格闘技・プロレス図書館 闘道館=TEL:03-3512-2080 バトルロイヤル=TEL:03-3556-3223
<お問い合せ>
パンクラス=TEL:03-5986-2260 http://www.pancrase.co.jp/
●パンクラス2009年度興行日程
4月5日(日)東京・ディファ有明 6月7日(日)東京・ディファ有明 8月8日(土)東京・ディファ有明 ※第15回ネオブラッド・トーナメント決勝戦 |