4月29日(水・祝)東京・ディファ有明で開催されるM-1 Global『DEEP
M-1 CHALLENGE 3rd EDITION in JAPAN』の記者会見が、23日(木)東京・大久保のDEEP
OFFICIAL GYM IMPACTにて行われ、青木真也(パラエストラ東京)VSエメリヤーエンコ・ヒョードル(ロシア/レッドデビル)の“夢の対決”が行われることが発表された。
神妙な面持ちで記者の前に現れた佐伯繁DEEP代表&M-1チャレンジ日本代表監督は、「今日は大きな発表をしますがいろいろ問題がありまして……昨日、僕も『東スポ』(東京スポーツ紙)を見てビックリしたんですが、かなりの問い合わせが来てしまいました。実際、昨日と今日でチケットがかなり売れたこともありまして……すいません!」と、謝罪の意味を込めて丸めた坊主頭を深々と下げた。
事の発端は昨日発売の東スポ紙。「ヒョードルが『M-1 CHALLENGE』に来日して1年4カ月ぶりの試合を行う、相手は青木真也」という関係者の談話を掲載したため、ヒョードルと青木が普通に試合をすると思ってしまったファンからDEEP事務局に問い合わせが殺到したという。そのため急遽、本日の発表となった。
佐伯代表は「M-1 CHALLENGEの統括本部長であるヒョードルに来日してもらえるならば、何か出来ないかと思っていました。それでDREAMさんに話をさせていただいて、ヒョードルVS青木の“エキジビションマッチ”を発表させていただきます」と、エキジビションの部分を口ごもりながら発表。
「単純にヒョードルと青木が同じリングで肌を合わせるだけでも凄いこと。当日はグッズを3,000円以上購入するとヒョードルと握手が出来る握手会も行います。エキジビションの内容を考えたいと思っているので、当日は楽しんでもらいたい」とアピールした。
ここで青木が登場。サングラス姿の青木は「ヒョードルは一昔前の選手だと思うな。ナメられてるんじゃないですか? ライトの青木がヘビー級のヒョードルとやるなんて、ナメられてるでしょう。でも、俺は誰よりも世界のトップとしのぎを削ってきた自信があるので、その差が出ると思います。ヒョードルってただの喧嘩自慢なんだと思うんですよ。でも、僕はアスリートなので喧嘩自慢には負けないですよ。全局面で圧倒して、完全に心を折りたいと思います。つまるところ“皇帝狩り”」と、マッハ戦の前とほぼ同じコメント。しかも、所々でマッハのコメントを引用するパロディだ。
随所で佐伯代表から「間違いなく違うと思うんだけれど」「お前もよく言えるな」と突っ込まれながらもコメントを続けた青木だったが、「また相手が怒るぞ」と言われて「もう1回こりてます」と苦笑い。
「でも、ヒョードルがタップするところを見たくないですか? ガチガチに行くんで楽しみにして下さい」と、青木が掟破りを仕掛けることを予告すると、佐伯代表は「これはエキジビションなんだから。大変なことになるからやめてくれよ! 後で2億とか請求されたらどうするんだ。お前は性格悪いから、エキジビションと油断させておいて一本取ろうとしているだろ?」と慌てる。
「発表が遅れたのはヒョードルサイドも慎重になっているから」と、ヒョードル側も青木からきな臭い匂いを感じ取っているからだと佐伯代表。とは言いながらも、「青木の性格の悪さを考えると、“やったもん勝ち”の部分がある。一本取った後ですいませんと言えば済むんじゃないかと思う。ヒョードルも強行スケジュールで来るので仕掛けたもん勝ちかも。危険な匂いのするエキジビションマッチになる。ヒョードルから一本取れば、世界中のニュースになる。MAXの魔裟斗とHIROYAのエキジビションよりもいいのをやってほしい」と、ある程度は黙認する構えだ。
「ルールは何ですか?」と聞いた青木が「実は僕、サンボチャンピオンなんですよ。最近、サンボと言えば長谷川秀彦じゃないですか。でも、僕は本当のサンボ全日本チャンピオンなんですよ」と言うと、「えっ、マジで?」とわざとらしく驚く佐伯代表。「じゃあ、サンボ衣を着てサンボルールでやったら面白いんじゃないか?」と提案した。
これにより、ヒョードルVS青木はサンボルールになることがほぼ決定。詳細はヒョードルが大会前日に来日してからの話し合いになるという。佐伯代表は「薄々向こうサイドも悪いことを考えているんじゃないかと感づいているのでは?」とし、「試合時間は3〜5分くらい。あまり長くなるとまたお金の話になってしまうので……」と語った。
会見場にいた笹原圭一イベントプロデューサーからは「エキジビションをやってくれとは伝えてあります。青木選手に一番興味があるから肌を合わせてみたいと言っていました」ということが告げられた。
佐伯代表は「国別対抗戦、このエキジビションマッチ、ヒョードルの握手会もあるし、チケットを買った人に損はさせない」と胸を張ったが、青木は「俺とやった後に、握手会できるんですかね?」と不敵に笑った。
会見後、囲み取材に応じた青木は「サンボは一応やったことがあるし、ヒョードルと組めるのが凄い。ロシアは固い水を飲んでいるので固いんじゃないかと思っています。攻防をしてみたいですね。とにかく触れたことがないので。言葉が分からないので“ウィース”と挨拶したら、微笑か苦笑してくれたことはあります」と、ヒョードルの強さを体で感じてみたいと語っている。
また、国別対抗戦84kg以下級の日本代表選手として福田力(GRABAKA)の欠場を受け、増田裕介(AACC)の出場が決定。増田はレスリングをバックボーンに持ち、2004年と2005年の全日本コンバットレスリング選手権で連続3位入賞。2004年には全日本サンボ選手権でも3位に入賞している。2005年4月の『SWAT!』(ZST)におけるプロデビュー戦では、試合開始僅か5秒でKO勝利。2008年12月よりDEEPに参戦している。
チームジャパンの監督でもある佐伯代表は「勝ちに行く選手を選んだ。倒して塩漬けにしてでも今回は勝ちたいので、増田選手にしました」と、日本チームの“必勝”を近い、「これで全19試合。外国人選手が1大会に25人も出るのは日本の総合格闘技史上初でしょう。アメリカVS韓国なんて日本で5試合も見れませんよ! フランスVSスイスなんて全く関係ない対決もM-1でしか見れない!」と大会をアピールした。
M-1
Global/DEEP事務局
「DEEP M-1 CHALLENGE 3rd EDITION in JAPAN」
2009年4月29日(水・祝)東京・ディファ有明
開場15:30 開始16:00
<追加対戦カード>
▼エキシビジョンマッチ サンボルール(予定)
エメリヤーエンコ・ヒョードル(ロシア/レッドデビル)
VS
青木真也(パラエストラ東京)
<決定対戦カード>
▼国別対抗戦 日本VSイギリス 70kg以下級 5分2R
LUIZ(日本/禅道会)
VS
イアン・バトリン(イギリス)
▼国別対抗戦 日本VSイギリス 76kg以下級 5分2R
長谷川秀彦(日本/SKアブソリュート/元DEEPウェルター級王者)
VS
サイモン・フィリップス(イギリス)
▼国別対抗戦 日本VSイギリス 84kg以下級 5分2R
増田裕介(日本/AACC)
VS
マット・ソープ(イギリス)
▼国別対抗戦 日本VSイギリス 92kg未満級 5分2R
水野竜也(日本/U-FILE CAMP)
VS
トム・ブラックレッジ(イギリス)
▼国別対抗戦 日本VSイギリス 92kg以上級 5分2R
川口雄介(日本/BLUE DOG/DEEPメガトン王者)
VS
ロボ・ブロートン(イギリス)
▼国別対抗戦 USA(チームウェスト)VS韓国
▼国別対抗戦 フランスVSスペイン
▼スーパーファイト 84kg以下契約
浜中和宏(Laughter7)
VS
カール“サイコ”アモーゾ(フランス/チーム・アモーゾ)
▼オープニングファイト 65kg以下契約
上山知暁(U-FILE CAMP町田)
VS
細川 祐(キングダムサテライト)
▼オープニングファイト 70kg以下契約
梅田恒介(R-BLOOD)
VS
佐藤宗幸(蒼天塾)
※スーパーファイト、オープニングマッチなどワンマッチを3試合予定
<チケット料金>
VIP席(最前列)10,000円 SRS席7,000円 自由席5,000円
※当日券は各席500円増し。
<チケット販売所>
DEEP事務局=TEL:052−339-0303 http://www.deep2001.com/shop.html
チケットぴあ=TEL:0570−02−9999(Pコード:594−750)
ローソンチケット=(Lコード:35299)
イープラス=http://eplus.jp/battle/
DEEP道場=TEL:03−5348−6977
後楽園ホール=TEL:03−5800−9999
書泉ブックマート=TEL:03−3294−0011
チケット&トラベルT-1=TEL:03−5275−2778
<お問い合わせ>
DEEP事務局=TEL:052−339-0303
●M-1 2009年日程表
5月9日 ブラジル大会
6月6日 アメリカ大会
7月6日 大会
8月9日 スペイン大会
9月5日 イギリス大会
10月 ロシア大会 準決勝戦
?月 決勝戦
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