↑12・4後楽園ホール大会に出場する(左から)武田一也、駿太、山本佑機
11月7日(土)東京・後楽園飯店にて、12月4日(金)東京・後楽園ホールで開催されるMA日本キックボクシング連盟『BREAK THROUGH-14〜突破口〜』の記者会見が行われた。
今大会のダブルメインイベント第2試合で、サムラーンデット・モー.ラーチャパットジョームブン(タイ)とWMC世界フェザー級王座決定戦を争うWMAF世界同級チャンピオンの駿太は、「WMCのタイトルマッチをやらせていただくことになりました。去年12月にもデンダナイとタイで(WMC世界フェザー級王座決定戦を)やらせてもらったんですが、いなされて負けてしまいました。でも今回は日本での試合なので、たくさん応援に来てくれると思うし、この1年で実力が付いたことを実感しています。それがよい結果に繋がると思います」と挨拶。
対するサムランデットは1983年6月27日、タイ・スリン県出身の26歳。オーソドックス(右構え)のオールラウンダーだ。過去にラジャダムナンスタジアム認定ライト・フライ級、バンタム級、スーパーバンタム級の三階級制覇を達成しており、現在はスーパーバンタム級4位。戦績は104戦75勝(12KO)27敗2分で、2007年9月16日に初来日して土屋ジョーに判定勝ちしている。
「試合映像は見ました。毎回タイ人の映像を見るんですが何が強いか分かりづらいので、タイ人コーチの先生に見てもらったところ、首相撲とヒジが強くてテクニックがあるとのことでした。自分が見たところでは何が得意で何が弱点なのかは分かりづらい感じがしました。テクニックでは勝てないと思うので、気持ちとスタミナでガンガン前へ出て行きたいと思います」と、相手の印象を語る駿太。
駿太と言えば今年8月2日、ラジャダムナンスタジアム認定スーパーバンタム級王者のデットパノム・チューワッタナを3RにローキックとヒジでKOするという快挙を成し遂げたが、サムランデットもそのデットバノムに今年6月22日、同じく3RでKO勝ちしている。
「実力差は分かりませんが、直接対決を見るとサムランデットはデットパノムに圧勝でKO勝ちしている。でも、タイ人同士の試合では実力が読めません」と、サムランデットとデットパノムを一概には比べられないという。
「首相撲が強いと聞いたので、普段から首相撲対策はしています。それにヒジ、パンチ、ミドルキックなど何の攻撃にも対応できる練習はしています。トーンとやった時のように(当時ラジャダムナンスタジアム認定スーパーバンタム級王者=昨年9月15日に対戦してドロー)自分の手が届く距離で相手の蹴りが届かない自分独特の距離で闘えればいいと思っています。あとは首相撲対策とボディを攻める。タイで強いからと言ってもタイ人が日本でも強いわけじゃない。自分はムエタイをやるのではなく“キックボクシング”をやりますから」と、駿太はムエタイに対して日本のキックボクシングで闘うと宣言した。
「今年最後のMAのメインでやらせてもらうということで、気合いが入っています。来年のMAのご健勝とご発展を祈りまして、キッチリ締めさせていただきたい」と、エースらしい言葉も飛び出した。
また、駿太は「まずWMCを獲らないとどうしようもない」と目の前の試合をクリアすることを第一に置きながらも、「最近はタイ人とばかりやらせてもらっているので、日本のファンが認めてくれるような日本人とやりたい。具体的には元・全日本キック系の選手とやりたい。やってくれるかどうかは分かりませんが、山本真弘選手、石川直生選手と“キックボクシング”をしたいと思っています」と、先日行われたK-1ルールでの『Krush GP』で優勝した山本、同大会で活躍した石川との3分5R、ヒジありルールでの対戦を熱望した。
この言葉を受けて、谷山会長は「山本真弘選手とは今年1度、組まれた試合なので来年はぜひ実現させたい」と、実現寸前までいきながら試合が流れた経緯を明らかにし、来年にも駿太VS山本真弘を実現させたいとの意向を示している。
MA日本キックボクシング連盟
「BREAK THROUGH-14〜突破口〜」
2009年12月4日(金)東京・後楽園ホール
開場16:15 開始16:30
<全対戦カード>
▼Wメインイベント−U(第13試合) 日泰国際戦 W.M.Cフェザー級王者決定戦 3分5R
駿太(谷山/WMAF世界フェザー級王者)
VS
サムラーンデット・モー ラーチャパットジョームブン(タイ/ラジャダムナンスタジアムSバンタム級6位)
▼Wメインイベント−T(第12試合) 日泰国際戦 ライト級 3分5R
山本佑機(橋本/MA日本ライト級1位)
VS
デンヤソー・シットサイトーン(タイ/ラジャダムナン国際式ボクシング ウェルター級王者)
▼セミファイナル(第11試合) WBCムエタイルール統一王座決定戦 ウェルター級 決勝戦 3分5R
宮越宗一郎(拳粋会/NJKFウェルター級1位)
VS
為房厚志(二刃会北野/NJKFウェルター級4位)
▼第10試合 WBCムエタイルール日本王座決定戦 ライト級 決勝戦 3分5R
河野雄大(武勇会/MA日本ライト級王者)
VS
大和哲也(大和/NJKFライト級王者)
▼第9試合 MA日本ウェルター級 王座決定戦 3分5R
坂本 章(橋本/MA日本ウェルター級1位)
VS
一貴(マスターズピット/MA日本ウェルター級2位)
▼第8試合 日露国際戦 ミドル級 ショーダウンマッチ 3分3R
武田一也(JMC横浜/MA日本ミドル級3位)
VS
ネムチン・コンスタンチン(ロシア/ユニバーサル空手選手権世界王者)
▼第7試合 フライ級交流戦 3分3R 延長なし
加藤竜二(橋本/MA日本フライ級1位)
VS
薩摩サザ波(TARGET/J-NETスーパーフライ級3位)
▼第6試合 フェザー級ランキング戦 3分3R 延長なし
千葉剣士郎(新東金/同級4位)
VS
テープジュン・サイチャーン(真樹ジムアイチ/同級9位)
▼第5試合 Sフェザー級ランキング戦 3分3R 延長なし
佐久本裕(菅原/同級5位)
VS
虎舞拳隆(新東金/同級8位)
▼第4試合 ’09年新人王トーナメント ミドル級決勝戦 3分3R ショーダウンマッチ
北見朋久(JMC横浜)
VS
吉 重吉(契明)
▼第3試合 ’09年新人王トーナメント バンタム級決勝戦 3分3R ショーダウンマッチ
伊藤拓馬(橋本)
VS
カズ仲村渠(真樹ジムオキナワ)
▼第2試合 ’09年新人王トーナメント ウェルター級決勝戦 3分3R ショーダウンマッチ
中澤 純(WS群馬)
VS
中河靖文(Kインター柏)
▼第1試合 ’09年新人王トーナメント ライト級決勝戦 3分3R ショーダウンマッチ
藤澤大樹(HOSOKASWA)
VS
宮城友一(真樹ジムオキナワ)
▼オープニングファイト第2試合 ライト級ジム対抗戦 3分3R 延長なし
谷山俊樹(谷山)
VS
飛猿(新宿)
▼オープニングファイト第1試合 ウェルター級ジム対抗戦 2分3R 延長なし
大森光浩(谷山)
VS
和成(全栄会館/日本プロキックウェルター級)
<チケット料金>
VIP席15,000円(パンフレット・ドリンク付き)
RS席10,000円 S席6,000円 A席5,000円 B席4,000円
※当日券は500円増し
<チケット発売所>
チケットぴあ
ディファ有明
出場各ジム
MA事務局
<問い合わせ>
MA日本キックボクシング連盟=TEL:042−530−8630
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