3月31日(水)東京・大久保のDEEPオフィシャルジムIMPACTで記者会見が行われ、5月7日(金・現地時間)ポーランドのカトーウィツェ市にある1万3000人収容の大会場スポーデック・アリーナで開催される総合格闘技大会『KSW 13』(Konfrontacja Sztuk Walki=ポーランド語で“総合格闘技が激突!”の意)に、DEEPから現メガトン王者の川口雄介(BLUE DOG)と前ミドル級王者の桜井隆多(R-BLOOD)が参戦することが発表された。
同大会は2004年2月27日に旗揚げされ、今回で13回目。前回の『KSW 12』ではワールド・ストロンゲストマン・コンテストで5連覇を成し遂げた世界一の怪力“ポーランドの英雄”マリウス・プジアノフスキがMMA(ミックスド・マーシャル・アーツ=総合格闘技)デビューし、ポーランドの地上波Polsatで生中継され、650万人というTV視聴者を記録。これはポーランド史上で2番目に多くのテレビ視聴者を獲得したイベントとなった。
マリウスは1977年2月7日、ポーランド出身の33歳。身長186cm、体重126kg。ポーランドでロックバンドも結成していてCDをリリース、多くのバラエティ番組にも引っ張りだこの大スターで、日本で言えば一時期のボブ・サップのような存在だという。ポーランド版の「Dancing with Stars」ではそのリズム感を披露して2位に輝く。昔から空手を学んでおり、現在は極真空手で緑帯を取得。今回がMMAで2戦目となる。
今回も同局でのテレビ中継が行われる(アメリカのテレビ局とも交渉中)ビッグイベント。川口はそのマリウスと無差別級で、桜井は『SRC』に来日してミドル級王者ジョルジュ・サンチアゴと対戦したマメッド・カリドヴが保持するKSWインターナショナル・ミドル級タイトルに挑戦する。両試合はダブルメインイベントとして行われる。昨日、ポーランドで行われた『KSW』の記者会見を受けて、日本でもこの日の発表となったもの。
佐伯繁DEEP代表は「DEEPとして向こうと話をして、協力関係で選手が行ったり来たりでやっていければと思う。私も今回会場へ行くつもりです(リング上で紹介されるという)。ダブルメインで勝てば、ポーランドでメシを食っていけるくらい、そのまま住んだ方がいいくらいの地位が得られるはず。2人とも英雄になって僕もおいしい思いが出来ればな、と(笑)」と、早くも皮算用をはじく。
桜井は「タイトルマッチということで急に話が来たので嬉しい反面、不安もあります。ベルトが獲れるように、足でも腕でも首でも一本取って来ようと思います。自分のやりたいように、あまり考えても仕方がないのでトップギアで行きます」と挨拶。川口は「状況的には『ロッキー4』のような、国民的英雄を相手に敵地へ乗り込む感じ。でも僕はロッキーほどの知名度も実績もないし、エイドリアンもいないんですが、結末だけは『ロッキー4』のように勝って帰ってきたいと思います」と、自らをロッキーに例える。
対戦相手の印象は「映像を見るだけでは力が強いくらいしか分からない。前回の試合が50秒くらいで勝っているので対策の立てようがないです」(川口)、「手足が長い。SRCでの試合映像はちょっとだけ見ました。やりづらそうな感じもする。やってみないと分からないので極められれば極めたい」(桜井)
相手は最高視聴者を集める地元の英雄とチャンピオン。完全アウェーの中、闘わなければならなくなるが……。
「言葉が分からないので、騒いでくれれば何か盛り上がっているなと思えます。そういう場面になったことがないので、それはそれで楽しもうと思っています」(桜井)、「罵倒される言葉責めの方が萌える(笑)。結果的にヒールの方が人気が出るかもしれないので、そこはそこでヒールになりきろうと思っています」(川口)と、2人とも強心臓ぶりをアピール。
特に川口は「自分は筋トレが趣味でストロンゲストマン・コンテストにも興味を持って調べて、ネットで映像を見たりしていたのでマリウスのことも知っていました。まさか対戦するとは思っていませんでしたが、世界一の力を肌で感じられるのは嬉しい。自分の今までのキャリアの中で一番大きな大会なので、チャンスと思って頑張って行きたい」と強い意気込み。
しかし、佐伯代表は「川口は意外と気が小さい。試合前になるとどんどん無口になって緊張する」と暴露し、「個人的にはメガトンGPの時のような闘い方をやって欲しいが、最近は闘い方を勉強して世界に通用するために技術を勉強している。それで試合が面白くなくなっているが、今回はあえて最近の試合で行って勝ちに徹してもらいたい(笑)。とにかく勝って、次の契約に持ち込みたいですね」と、今回ばかりは勝利至上主義を突きつけた。
最近の試合が面白くないと言われた川口は「つまらないと言われても仕方がないですね。メガトン級という階級はグダグダになるかKOかのどちらかしかない。でも自分はその中間にいるからつまらないのだと思う。勝ちに徹して……となればつまらなくなってしまいますが、“あいつは上手くなったな”と言われる試合がしたい。自分はイチローではなく、松井秀喜のようなホームランバッターだと思っているので、ホームランを狙う気持ちは忘れません。でもKOばかり狙っていても危ないので、あえて大人の試合が出来て勝てるようになりたい」と説明した。
では、今回はホームランを狙っていくのかとの質問には「じっくり球を見て狙えるようだったら(笑)。3Rあるのでいい球を選んで、嫌な球なら見送りたい」としている。
「最近ウチの選手はみんな調子がいいので、この流れでいけるんじゃないかな」と佐伯代表は自信満々。また、「もちろん、これを機会にDEEP×KSWの全面対抗戦にまで持っていきたい。前チャンピオンと現チャンピオンを送り出すわけなので、それなりの考えはあります。今回2つ勝って向こうに強気の条件を出せるようにしたいですね。次からは飛行機はビジネスクラスで、とか(笑)」と野望を燃やしていた。
両選手は試合3日前に現地入りし、様々なメディアの取材などを受ける予定。佐伯代表によれば「DREAM以上のメディア活動があると思う」という。
「KSW 13」
2010年5月7日(金・現地時間)ポーランド・スポーデック・アリーナ
<主な対戦カード>
▼ダブルメインイベント 無差別級契約
マリウス・プジアノフスキ(ポーランド/フリー/ワールド・ストロンゲストマン・コンテスト5連覇)
VS
川口雄介(BLUE DOG/DEEPメガトン王者)
▼ダブルメインイベント KSWインターナショナル・ミドル級タイトルマッチ
マメッド・カリドヴ(ポーランド/Arrachion MMA Olsztyn/KSW Team)
VS
桜井隆多(R-BLOOD/第2代DEEPミドル級王者)
DEEP事務局
「DEEP☆KICK」
2010年4月4日(日)テクスピア大阪
開場13:30 開始15:00
※オープニングファイト開始14:00
<全対戦カード>
▼メインイベント 60kg級関西最強決定トーナメント1回戦3分3R
中務幸信(MA多田ジム山口道場)
VS
KING皇兵(SFK)
▼セミファイナル 60kg級関西最強決定トーナメント1回戦3分3R
楠本紘平(M-FACTORY)
VS
MO刃KI(NJKF二刃会)
▼第12試合 60kg級関西最強決定トーナメント1回戦3分3R
石橋真幸(名古屋JKF)
VS
石井宏和(京賀塾)
▼第11試合 60kg級関西最強決定トーナメント1回戦3分3R
中村匡孝(TeamFreeStyle)
VS
石井宏和(京賀塾)
▼第10試合 60kg級関西最強決定トーナメント1回戦3分3R
足立慶輔(頂上会テアゲネス)
VS
林 恭平(ATUKIMUAYTHAIGYM)
▼第9試合 60kg級関西最強決定トーナメント1回戦3分3R
中村優作(総合格闘技スタジオSTYLE)
VS
竜宣(NJKF誠至会)
▼第8試合 55kg契約 3分3R
皇治(NJKF二刃会)
VS
京谷祐希(TeamFreeStyle)
▼第7試合 55kg契約 3分3R
翔之(M-BLOW)
VS
高橋拓也(拳之会)
▼第6試合 58kg契約 3分3R
山口裕人(MA多田ジム山口道場)
VS
松浦廣平(理心塾)
▼第5試合 55kg契約 3分3R
中川幸樹(魁塾)
VS
田中一輝(月心会)
▼第4試合 69kg契約 3分3R
小池 翔(誠空会)
VS
足利也真登(紫志堂)
▼第3試合 54kg契約
MANA(SFK)
VS
エミNFC(ナゴヤファイトクラブ)
▼第2試合 ヘビ−級契約 3分3R
デ−ビス(M-FACTORY)
VS
ゴリ・セフォ(月心会)
▼第1試合 50kg契約 2分3R
百花(T-BNATION)
VS
日下部奈々(OHISHIGYM)
▼オープニングファイト第4試合 TOP☆RUN45kg以下級王者決定戦
阿曽陣(闘神塾)
VS
松本聖也(理心塾)
▼オープニングファイト第3試合 TOP☆RUN35kg以下級王者決定戦
黒田勇斗(隆拳塾)
VS
石黒友樹(魁塾)
▼オープニングファイト第2試合 TOP☆RUN30kg以下級王者決定戦
由良謙神(隆拳塾)
VS
山田京佑(魁塾)
▼オープニングファイト第1試合 NEXT LEVEL提供試合
武田正彦(顕修塾/NEXT LEVEL推薦選手)
VS
MASAKI(モンスタージャパン/DEEP☆KICK推薦選手)
<チケット料金>
立見4.500円
※指定席は全席完売
<会場へのアクセス>
南海本線「泉大津」駅下車徒歩2分
<チケットお問い合わせ>
DEEP事務局=TEL:052-339-0303
ネックススポーツ
「CLUB DEEP NAGOYA 公武堂ファイト」
2010年4月11日(日)愛知・アスナル金山
第1部開場 12:30 開始13:00
第2部開場 17:30 開始18:00
<全対戦カード>
▽第二部
▼DEEPルール ライト級 5分2R
岸本泰昭(総合格闘技道場コブラ会)
VS
梶田高裕(GSB)
▼DEEPルール フェザー級 5分2R
鍵山雄介(総合格闘技道場コブラ会)
VS
服部謙一(NEX)
▼DEEPルール 57kg契約 5分2R
坂元寛史(NOS)
VS
寒天たけし(GSB)
▼DEEPルール ライト級 5分2R
渡辺匡宏(U-FILE CAMP岐阜)
VS
梅屋 豊(GSB)
▼DEEPルール フェザー級 5分2R
吉川圭太(ネックス)
VS
ヒロ・ヤマニワ (TOKAI BJJ)
▼DEEPルール 60kg契約 5分2R
加藤直之(スプラッシュ)
VS
竹内敬之(GSB)
▼DEEPルール バンタム級 5分2R
河合直紀(パラエストラ岐阜)
VS
岩井晃久(tbj)
▼DEEPルール ウェルター級 5分2R
浦山英典(GSB)
VS
角田祐亮(パラエストラ岐阜)
▼ジュニアグラップリングマッチ 4分1R
澤田千優(AACC)
VS
山口友花里(白心会)
▼ジュニアグラップリングマッチ 4分1R
宮崎隼年(NEX)
VS
磯貝太一(白心会)
▽第一部
▼シュートボクシング公式戦エキスパートルール 3分3R無制限延長R 72kg契約
黒木信一郎(ARES/SBスーパーウェルター級5位)
VS
細江俊裕(截空道)
▼シュートボクシング公式戦エキスパートルール 3分3R無制限延長R フェザー級(-57kg)
川上大樹(GSB/SBフェザー級3位)
VS
瞬太(GETOVER)
▼シュートボクシング公式戦フレッシュマンクラスルール 3分3R延長2R 64kg契約
玉川和輝(GSB)
VS
泰斗(GETOVER)
▼シュートボクシング公式戦スターテイングクラスルール 2分3R延長2R 68kg契約
松花征也(GSB)
VS
井上“ブル”正憲(名古屋ファイトクラブ)
▼シュートボクシング公式戦スターテイングクラスルール 2分3R延長1R フェザー級(-57kg)
山村教文(GSB)
VS
マルコス前島(志村道場・ブラジリアンタイ)
▼シュートボクシング公式戦スターテイングクラスルール 2分3R延長1R スーパーフェザー級(-60kg)
西村昌平(立志会館)
VS
二木隆夫(WEST-O)
▼DEEP KICKルール 3分2R 60kg契約
田中秀宗(Inspire-S)
VS
岡部秀樹(GETOVER)
▼DEEP KICKルール 3分2R 58kg契約
杉山清(GSB)
VS
関島(WEST-O)
▼DEEP KICKルール 3分2R 57kg契約
二田水敏幸(NEX)
VS
高田直矢(風吹)
▼シュートボクシング女子特別ルール 2分2R 60kg契約
奥山仁美(風吹)
VS
井上瑞樹(白心会)
<チケット料金>
RS席 7,000円/A席 5,000円/スタンド 4,000円(当日販売のみ)
※当日券は500円増し
※1部・2部は別売りチケット
<会場へのアクセス>
愛知県名古屋市中区金山一丁目17番1号
「金山」駅下車、金山総合駅北口
<チケット発売場所>
公武堂
チケットぴあ
ネックススポーツ
出場選手所属道場
<お問い合わせ>
ネックススポーツ 0568-72-8066
DEEP事務局
「ファイティングロードPresents DEEP 47 IMPACT」
2010年4月17日(土)東京・後楽園ホール
開場17:30 開始18:00
<決定対戦カード>
今成正和(Team-ROKEN/初代バンタム級王者)
VS
寺田 功(ALLIANCE)
▼ライトヘビー級王座決定トーナメント 準決勝
野地竜太(TEAM GARO)
VS
井上俊介(吉田道場)
▼ライトヘビー級王座決定トーナメント 準決勝
中西良行(TeamMAD)
VS
クリスチャン・“トントン”・ムプンボ(フランス/Yogata Fight Team)
▼ライトヘビー級王座決定トーナメント 決勝
野地×井上の勝者
VS
中西×ムプンボの勝者
▼ライトヘビー級王座決定トーナメント リザーブマッチ
ベルナール・アッカ(フリー)
VS
加藤 実(フリー)
田澤和久(THUG LIFE香和)
VS
ロキュー・マルティネス(スパイク22)
川崎泰裕(R-BLOOD)
VS
加藤友弥(BONDS)
藤沼弘秀(フリー)
VS
若翔洋(フリー)
上山龍紀(U-FILE CAMP/初代DEEPミドル級王者)
VS
門馬秀貴(BrightnessMONMA DOJO)
九十九優作(和術慧舟會TIGER PLACE)
VS
渡辺良和(AACC)
▼ フューチャーファイト
土屋彬充(本間道場)
VS
ショーン・ディーン(雷道場)
▼MIKU引退記念エキシビションマッチ
MIKU(クラブバーバリアン)
VS
藤井恵(AACC)
<出場予定選手>
宮下トモヤ(パワーオブドリーム)
<チケット料金>
VIP席15,000円 SRS席10,000円
指定A席8,000円 指定B席6,000円
※当日券は各席500円増し。
<チケット販売所>
DEEP事務局=TEL:052−339-0303 http://www.deep2001.com
イープラス=http://eplus.jp/battle/
チケットぴあ=0570−02−9999(Pコード:594−750)
ローソンチケット=Lコード:35519
DEEP道場=TEL:03−3294−0011
後楽園ホール=TEL:03−5800−9999
書泉ブックマート=TEL:03−3294−0011
チケット&トラベルT-1=TEL:03−5275−2778
<お問い合わせ>
DEEP事務局=TEL:052-339-0303
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