4月26日(月)都内にて、6月20日(日)東京・両国国技館で開催されるワールドビクトリーロード『SRC13』の対戦カード発表記者会見が行われた。新たに発表されたのは泉浩(プレシオス)VSイ・チャンソプ(CMA KOREA/亀尾異種格闘技ジム)、真騎士(SRC育成選手)VSホドリゴ・ダム(アライアンスBJJ)の2試合。また、出場予定選手として菊田早苗(GRABAKA)、川村亮(パンクラスism)、大澤茂樹(SRC育成選手)も発表された。
大みそか『Dynamite!!』でのDREAMとの対抗戦で、柴田勝頼を破りプロ2戦目で初勝利を上げた泉がデビュー3戦目に臨む。「今は試合が決まってワクワクしています。半年ぶりですが今までやってきたこと、大みそかが終わって新たに始めたことを出したい。前回は判定勝ちだったので、今回は一本勝ちを狙いたい」と挨拶。
大みそか後は柔道時代も含め、初めてだというフィジカルトレーニングを開始した。「これからトップを目指していく上で最低限、必ず力は必要。バランスや基礎を向上させた方がいいと思って始めました。成果は身体の箇所に現れています。太ももや腕が太くなった」。
秋山道場やパワーオブドリームにも出稽古に通い、秋山成勲からは「これからアドバイスを言われると思う。いろいろありすぎて、今までのアドバイスは覚えてないです(笑)」とアドバイスをもらうようだ。
2戦を経験して「目指す闘いがだんだん見えてきた。目標に近づいている実感はあるので、試したいことがあります。それを次の試合でやっていきたい」と語る。対戦相手については「まだ映像を見ていないので分かりませんが、プロフィールを見て一発もあるし、打撃には気をつけた方がいいと思います。攻略はこれから立てていきたい」という。
昨日、引退試合を行った吉田秀彦についても聞かれた泉は「先輩には格闘技への架け橋をしてもらって尊敬しています。お疲れ様という気持ちがあります」と言い、「この階級(ライトヘビー級)は僕が引っ張っていかないと、という気持ちがあります。今、メダリストは僕と石井(慧)だけですよね? そういった意味でも引っ張っていきたいと思う」と、責任感があることを明らかにした。
対戦するチャンソプは2007年6月に韓国SSFでプロデビュー、同年KPWライトヘビー級トーナメントで優勝を飾り、韓国版TUF「GO!SUPER KOREAN』のシーズン3でもヘビー級優勝。2009年11月には『HEAT』に参戦し、戦闘竜を右フックで開始僅か52秒のTKO勝利を収めた。現在までの戦績は3勝4敗。
●チャンソプのコメント
「SRCのファンの皆様、はじめまして韓国から来たイ・チャンソプと申します。今回泉浩選手と試合ができて、関係者の皆様本当にありがとうございます。泉選手はオリンピックという大きな舞台で柔道家として活躍した素晴らしい選手なので、そんな選手と試合が出来て非常に光栄だと思います。ですから、恥ずかしくない素晴らしい試合をして見せますので、見守って下さい。宜しくお願い致します」
3連続KO勝利を飾っている真騎士は「風邪をひいているので早く治して、ホドリゴに綺麗な勝ち方をしたいと思っている。とりあえず勝つのは当たり前。いい試合をして次はタイトルマッチ、SRCのベルトを獲りたいと思っています」と、強豪相手も眼中になし。
対戦相手の印象は「彼はレベルが高い。スピードがあって力が強くて、寝技も凄くいい。彼は柔術の世界チャンピオンかもしれないけれど、MMAでは世界チャンピオンじゃない。また別の世界だからどんなチャンピオンでも関係ないよ」と評したが、「楽しみにしています。どれだけ自分が強くなっているのか証明できる試合ですね」とあっさり言ってのける。さらに、「飛び付き三角絞めで勝ってみたいとさっき考えました。出来るかなと思って」と、ホドリゴ相手に得意の打撃ではなく関節技での一本勝ち宣言が飛び出す。
「いろんなことを試してみないとね。ホドリゴなんて怖くないよ〜。風邪が治らない方が怖いね。早く治して練習したい。関節技もそろそろやらないと、と思って。何でもありだからたまに関節技も入れないと。プランはまだ決めてないけれど、三角絞めをしたいのがプラン。ジャンプして三角絞めを極めたいね」と、三角絞めでの一本勝ちにこだわる真騎士。
それほど自信があるのかと聞かれると、「まだやってない(笑)。言っただけで練習はこれからです。昔、関節技はいろいろ教えてもらったけれど、私が覚えなくて“もういいよ、真騎士は”と言われました(笑)。すぐ忘れちゃうんですよね」と、ただの願望であったことを明かした。
なお、真騎士がアピールしたタイトルマッチについては、ライト級王座を廣田瑞人が返上したため現在は空位。向井徹WVR代表取締役は「最終的には決まっていませんが、主力選手のワンマッチをやって再度トーナメントを企画してもいい。年内にやってもいいと思っています」とした。
●ダムのコメント
「また日本で試合が出来ることを光栄に思っていますし、SRCさんには、またチャンスを頂き非常に感謝しています。今回は試合まで準備期間があるので、ベストコンディションで試合に臨むことができると思います。前回のSRC(戦極)では、手術をして二週間後に試合をしたのでベストではありませんでしたが、今回は110%のホドリゴ・ダムを魅せられると思いますので、楽しみにしていてください。真騎士選手はとてもタフな選手ですから、この試合はとてもエキサイティングな試合になると、私も今から興奮しています」
出場予定が発表された川村と大澤は次のようにコメントしている。
「(SRCでは)本当にイマイチでして。今の総合格闘技界は冷酷で厳しい現実にさらされているので、蓮舫議員みたいに厳しい現実に仕分けされないように、必死に喰らいついていこうと思っています。打ち勝てるだけの力が必要だと思っているので、全力で仕分けされないように頑張っていきます」(川村)
「判定勝ちは飽きたので、そろそろガッツリとKOでステップアップしていきたい」(大澤)
両選手の対戦相手は最終調整中で、連休明けにも発表される予定。向井徹WVR代表取締役は「いずれもエキサイティングな試合が想定できる相手を用意します」としている。今大会は全8〜10試合とオープニングファイト3試合くらいになるという。
ワールドビクトリーロード
「SRC13」
2010年6月20日(日)東京・両国国技館
開場13:00 開始15:00(予定)
<追加決定カード>
▼SRCライトヘビー級ワンマッチ 5分3R
泉浩(プレシオス)
VS
イ・チャンソプ(CMA KOREA/亀尾異種格闘技ジム)
▼SRCライト級ワンマッチ 5分3R
真騎士(SRC育成選手)
VS
ホドリゴ・ダム(アライアンスBJJ)
<決定対戦カード>
▼SRCフェザー級チャンピオンシップ 5分5R
金原正徳(パラエストラ八王子/チームZST/王者)
VS
マルロン・サンドロ(ブラジル/ノヴァウニオン/挑戦者)
<出場予定選手>
菊田早苗(GRABAKA)
川村 亮(パンクラスism)
大澤茂樹(SRC育成選手)
<チケット料金>
VIP席(特典付き)100,000円
ロイヤル雷電シート(特典付き/2名1マス)50,000円
マスRRS席(2名1マス)40,000円
マスSS席(2名1マス)20,000円
雷電シート(S席/パンフレット付き)9,000円
S席5,000円
<チケット販売所>4月27日(火)〜発売
イープラス=http://eplus.jp/sengoku/(PC&携帯)
電子チケットぴあ
電話=0570-02-9999(Pコード816−270)
店頭=ぴあステーション、チケットぴあスポット
インターネット=http://pia.jp/t/
コンビニエンスストア=ファミリーマート、サークルK・サンクス
ローソンチケット
電話=0570-084-003(Lコード36822)
店頭=全国ローソン店頭Loppi
インターネット=http://l-tike.com/
CNプレイガイド
電話=0570-08-9999(10:00〜18:00)
インtナーネット=http://www.cnplayguide.com/
ドン・キホーテ
※一部取り扱いのない店舗あり
※受付時間は店舗により異なる
<お問い合わせ>
ワールドビクトリーロード=TEL:03−5725−7311 |