↑大塚(左)の初防衛戦の相手は、一階級上のライト級で菊野克紀と王座決定戦を争ったこともある松本に決定
6月11日(金)東京・大久保のDEEPオフィシャルジムIMPACTにて、7月3日(土)東京・ディファ有明で開催されるDEEP事務局『DEEP 48 IMPACT』の記者会見が行われ、追加対戦カードが発表された。
チャンピオンの大塚隆史(AACC)に松本晃市郎(今田道場)が挑戦するDEEPフェザー級タイトルマッチが決定。会見は佐伯繁DEEP代表の苦言から始まった。
「松本はフェザー級に階級を下げてから3連勝。もう1試合やらせてからタイトルマッチに行きたかったが、大塚が『DREAM』に出て宮田和幸選手に負けてしまったので、急遽タイトルマッチを組みました。タイトルマッチは10月の記念大会に集めることも考えていましたが、チャンピオンは負けてはいけない。松本は富山大会でBarbaro44にKO勝ちして酒浸りの日々を送っていたので8月に試合を組もうとしていたのに。お前が負けたから悪い」と、大塚を責める。
松本は「正直、今回はかなり自信ありますよ。ハッキリ言って大塚は大好きな選手。ファイトスタイルも世界に通用するスタイルだと思う。でも、直接対決したら絶対に俺の方が強いと思います」と、大塚本人を前にして自信満々のコメント。しかし、佐伯代表から「菊野(克紀)戦の前も同じことを言っていたぞ」と突っ込まれると、「言ってました? じゃあ同じ流れじゃないですか!」と急に不安に駆られる。さらに、「Barbaroに勝った後、自分が天才児になったかのように喋っていた」と暴露される。
今田道場のリーダー今田耕司からは「前回いい勝ち方をしたので、そのままの勢いでチャンピオンになってくれると信じています。前回はKO勝利のご褒美としてキャバクラに連れて行くことを実現できましたが、今回、KOでチャンピオンになったら前回のキャバクラ以上のことを考えております」とのコメントが寄せられ、松本の目の前にニンジンがぶら下げられた。
同じくジャリズム山下しげのりからは「今回与えてもらったチャンス、絶対、掴んで下さい。前回はKO勝ちして、今田さんに、ご褒美として一緒にキャバクラに連れて行ってもらったわけやけど、今回、もしKO勝ちしてチャンピオンになったら、それ以上のところに連れて行って、くださるらしいので、絶対勝てよ! じゃないと、俺も一緒に連れて行って、もらわれへんから……(笑)頑張れ!」とのコメントが寄せられた。
それを聞いた大塚は「負けたら俺も連れて行って欲しい」と、なぜか便乗しようとする。佐伯代表から宮田に負けた反省はないのかと問い詰められると、「この前はしょうがないです。ジャッジが間違えちゃったので」と問題発言。すると松本も「俺も大塚が勝ったと思ったけどね」と同意した。そんな大塚を「お前がもっと行くべきだった」と叱咤する佐伯代表。
松本も「今日は大塚にどんな暴言を吐かれるんだろうと思って、ドキドキしていたのに」と、『DREAM』前とは違って大人しい大塚に肩透かしを食らったようだ。佐伯代表は追い討ちをかけるように「(大塚は)いま弱気だぞ。精神的には松本の方が上。だから面白い試合をしてね」と松本をけしかける。
会見後の囲みでは「とにかくスタミナが化け物。スピードもあって打撃も出来る。宮田戦を見てもレスリングの動きは凄いと思った」と大塚を評した松本。しかし、「かなり自信がある。まず俺をテイクダウン出来ない。打撃は俺とはレベルが違う。前回宮田に負けているから、今回は絶対に負けられないのでタックルばかりで来ると思うが、絶対に切れるし、万が一テイクダウンされても絶対に立てる。だからパウンドも出来ない」と豪語する。
その自信の源は、3階級上のチャンピオンである福田力との練習と出稽古にあるという。
「タックルを切るのはマジ得意です。テイクダウンされても下になった時に立つテクニックは日本で一番僕が上手い。そこに注目して欲しい。みんな僕が塩漬けになって負けると思っているだろうけれど、そうはいかない。浅漬けにもならない。見ててください。向こうはフィジカルが強いと言われるが、フィジカルだったら絶対に俺の方が上。対策は前からやっていて、KRAZY BEEにも出稽古しているんです。Barbaroとやる前から、田村一聖(2008年度修斗ライト級新人王&MVP)さんとやっています。田村さんは大塚より強いと思う。大塚と同じタイプなので、1Rでも多くスパーをしようとKRAZY BEEに行っています。1Rにテイクダウンはまずされない。最後までそれが出来るかが勝負なので、スタミナ面を強化しています」
師匠である今田耕司は「前回の勝利の時、ムチャクチャ喜んでくれていました。祝勝会もしていただいて、六本木の高級キャバクラに連れて行ってくれました」とのことで、「今回チャンピオンになったら、それ以上の何がご褒美になるのか楽しみですね。もっとHなお店に行きたい。セクハラが許される完全タッチのOKのお店に行きたい」と、スケベ根性を爆発させる松本。
『DREAM』に2度の出場経験があり、笹原イベントプロデューサーのお気に入りでもある大塚を倒せば、『DREAM』出場が現実味を帯びてくる。「もちろん『DREAM』にも出たいです。でも、とにかくDEEPが大好きで思い入れがあるので、絶対にDEEPのチャンピオンになりたい。それが出来たらその後は5連敗してもいい。どうなってもいい。とにかく獲りたいんです。この勝負が全てです」と熱い意気込みを語った。
一方、大塚は「身体能力が高そう。運動神経がいいですよね。一発で倒す天才的な感じの選手だと思う。一発ドーンと来るので、寝技も出来ると思うけれど一番警戒するのはパンチです」と松本を高評価。
5月29日の『DREAM.14』では宮田に敗れたが、「もっと詰めていくべきだった。追い討ちをかけるべきでしたね。トータルで自分はまだまだですが、けっこう俺もレスリングのレスリングの攻防でバテて、後半がキツくなったのが予想外でした。意外に体力を消耗しましたね。負けて弱気になっている? 全然。俺の方が勝ったと思って先に進んでいます。試合の時も俺が勝ったと思ったし、映像で改めて見てもどこが俺の負けなのかなと思う。勝ったと思って今回の防衛戦をやります。だから凄く元気ですよ」と、敗戦ショックはない。
「オリンピックレスラーのテイクダウンを防いだり、組んで金網に押し付けたり出来たので自信になりました。MMA(総合格闘技)ならオリンピックレスラーもこんなもんかと感じるんだと思いましたね。去年は2試合しか出来なかったので、今年はいっぱいやりたかったからスパンが短くても全然いいです。終わったばかりだから、逆に身体は動く状態になっている」
2009年8月23日に三島☆ド根性ノ助を破り、獲得した王座は今回が初防衛戦。「初防衛戦のプレッシャーよりも、2連敗はしたくない。『DREAM』で負けちゃったので、DEEPでも負けてしまうとベルトもなくなって何もなくなっちゃうから、凄い負けられない。堅く行く? そんなことはない。あの人は独特の間合いを持っている人なので、どんどんアクションを起こします。堅い試合にはならないですね」。
松本の自信満々のコメントを伝え聞いても、「俺のスタイルは他にないので、練習パートナーに真似してもらっても俺の動きは別。どうっすかね(笑)。俺も倒して立たせない技術が上手いので、それは他にはないもの。練習では立てても、相手が俺なら違うと思う。そうは上手くいかない。俺はトータルで勝負する」と、松本の思い通りにはいかないと反論した。
DEEP事務局
「DEEP 48 IMPACT」
2010年7月3日(土)東京・ディファ有明
開場15:00 開始15:30
<追加決定カード>
▼DEEPフェザー級タイトルマッチ 5分3R
大塚隆史(AACC/王者)
VS
松本晃市郎(今田道場)
石川英司(GRABAKA)
VS
クォン・アソル(韓国/CMA KOREA)
植田 豊(GRABAKA)
VS
オ・インソク(韓国/CMA KOREA)
片岡誠人(リバーサル)
VS
キルヨンボック(韓国/AM FORCE)
<決定対戦カード>
岩瀬茂俊(T-BLOOD)
VS
チャ・ジョンファン(韓国/CMA KOREA/冠岳BJJ)
誠悟(フリー)
VS
田澤和久(THUG LIFE香和)
堀 友彦(フリー)
VS
中村“アイアン”浩士(東京イエローマンズ)
長倉立尚(吉田道場)
VS
加藤友弥(BONDS)
伊藤有起(ALLIANCE)
VS
川崎泰裕(R-BLOOD)
近藤定男(BLUE DOG)
VS
梅田恒介(R-BLOOD)
原田ヨシキ(マッハ道場)
VS
小林聖人(総合格闘技津田沼道場)
<出場予定選手>
パーキー(韓国/CMA KOREA)
<チケット料金>
VIP席15,000円 ステージ席10,000円 SRS席10,000円
指定A席8,000円 指定B席6,000円
※当日券は各席500円増し。
<チケット販売所>
DEEP事務局=TEL:052−339-0303 http://www.deep2001.com
イープラス=http://eplus.jp/battle/
チケットぴあ=0570−02−9999(Pコード:594-750)
ローソンチケット=Lコード:37651
ディファ有明=TEL:03-5500-3731
後楽園ホール=TEL:03-5800-9999
書泉ブックマート=TEL:03-3294-0011
チケット&トラベルT-1=TEL:03-5275-2778
<お問い合わせ>
DEEP事務局=TEL:052−339-0303
DEEP事務局/ネックススポーツ
「DEEP CAGE IMAPCT in NAGOYA 公武堂ファイト」
2010年7月11日(日)Zepp名古屋
開場14:00 開始15:00
<決定対戦カード>
LUIZ(禅道会)
VS
坪井淳浩(GSB)
井上俊介(吉田道場)
VS
増田祐介(AACC)
松下直揮(MB3z)
VS
大杉ジャカレ優也(クラブバーバリアン)
木部 亮(スプラッシュ)
VS
渡辺智史(CB IMPACT)
赤尾セイジ(ネックス)
VS
薩摩竜仁(BLUE DOG)
田中慎一郎(GSB)
VS
角田祐介(パラエストラ岐阜)
ヒロ・ヤマニワ (TOKAI BJJ)
VS
鬼頭潤(格闘集団BRAVE)
大倉利明(GSB)
VS
石川史俊(フブキ柔術アカデミー)
河合直紀(パラエストラ岐阜)
VS
ピロシ(クラブバーバリアン)
勝木康友(GSB)
VS
木之下喧壱(ネックス)
岩井晃久(TBJ)
VS
石田勝也(ネックス)
竹内敬之(GSB)
VS
タップ☆メン(格闘集団BRAVE)
<出場予定選手>
加藤直之(スプラッシュ)
<チケット料金>
VIP席12,000円 SRS席9,000円
RS席7,000円 二階席6,000円
スタンド5,000円
※当日券は各500円増し。入場時にドリンク代別途500円が必要。
<チケット販売所>※6月11日(金)〜発売
チケットぴあ=TEL:0570-02-9999(Pコード:594-750)
ネックススポーツ=TEL:0568-72-8066
公武堂=TEL:052-241-2511
DEEP事務局=TEL:052-339-0303 http://www.deep2001.com
出場選手所属道場
<お問い合わせ>
ネックススポーツ=TEL:0568-72-8066
GLADIATOR実行委員会/DEEP事務局
「GLADIATOR 7」
2010年6月27日(日)北海道・札幌テイセンホール
開場17:00 開始18:00
<決定対戦カード>
▼GLADIATOR女子キックルール 3分2R
ハム・ソヒ(韓国/CMA KOREA)
VS
ASAKO(U-FILE CAMP岐阜)
▼GLADIATORキックルール 70kg契約 東京VS札幌対抗戦 大将戦
我龍真吾(ファイティングマスター)
VS
ハイパー・キック・リー(士道館札幌道場)
▼GLADIATORキックルール 62kg契約 東京VS札幌対抗戦 中堅戦
我龍レオ(ファイティングマスター)※デビュー戦
VS
中村 修(フリー)
▼GLADIATORキックルール 54kg契約 東京VS札幌対抗戦 先鋒戦
HIROYUKI(クラブE.D.O)
VS
藏田圭介(ALIVE真狩)
▼キックルール 3分2R
門脇良典(TEAM佛心塾)
VS
菊池典央(紫円塾)
<出場予定選手>
田辺丈人(和術慧舟會GODS)
吉田賢人(和術慧舟會GODS)
<チケット料金>
SRS席8,000円 自由席5,000円
<問い合わせ>
(有)侍=TEL:0564−22−2399
GLADIATOR実行委員会/DEEP事務局
「GLADIATOR 8」
2010年7月24日(土)東京・ディファ有明
開場14:30 開始15:00
<決定対戦カード>
▼CMA KPWヘビー級タイトルマッチ 5分2R
野地竜太(TeamGARO/王者)
VS
濱田順平(CMA誠/挑戦者)
▼GLADIATORキックルール 70kg契約 3分3R
ハン・スーファン(韓国/CMA KOREA/元DEEPライト級王者)
VS
石黒竜也(フリー)
▼GRACHANキックフェザー級トーナメント準決勝(組み合わせ未定)
MAKOTO(東京下町格闘結社 王子総本部)
伊藤佑一郎(BLUE DOG GYM)
菊崎義史(パワーオブドリーム)
マスウド・イザディ(ペルシャンZ)
▼GRACHANキックフェザー級トーナメント リザーブファイト
吉峰 翔(フリー)
VS
MASA(フリー)
<出場予定選手>
門馬秀貴(Bribhtness MONMA DOJO)
渡辺大介(パンクラスism)
杉ヤーマン攻一(渋谷飛車角道場)
<チケット料金>
SRS席10,000円 指定席8,000円 立ち見4,000円
<問い合わせ>
(有)侍=TEL:0564−22−2399
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