8月14日(土・現地時間)アメリカ・ロサンゼルスで開催されるPUSH KICK PROMOTIONS『FULL RULES MUAYTHAI』の前日計量がLA郊外のホテルにて行われ出場する選手20名が計量を行った。
この大会で元ラジャダムナン3階級王者のルーシラー・チュムベートゥア(タイ)とWMCインターナショナル・スーパーライト級タイトルを懸けて戦う菅原勇介(TARGET)も会場に姿を現し、海外ならではのハプニングに見舞われながらも無事に計量を1度でパスした。
各々の選手が実際に使用される計量器にて予備計量を開始して間も無く、準備されている計量器が2パウンド(約900グラム)ほど実際の体重よりも重く表示されてしまうという珍事が明らかになるが、大会プロモーター及び大会を管理するコミッショナーにより公式計量はその準備されている計量器にて行われる事が決断された。
それにより体重をギリギリに調整してきた菅原はこの時点で契約体重を2パウンド(約900グラム)オーバーしている事になり、急遽更なる減量を余儀なくされた。
その後サウナスーツに身を包み30分程のランニングで汗をかき、契約体重(63.5kg)ギリギリの63.3kgにて計量を終えた。
一方対戦相手のルーシラーは体にもまだ余裕があり食事を終えた後の計量で契約体重(63.5kg)よりも軽い136lb(61.8kg)にて計量を終えた。その表情には減量苦のない余裕からか常に笑みが浮び、リラックスした状態での万全な調整を伺わせた。
尚、今大会のメインイベントにてWMC世界タイトルマッチを行うロムイサーン“ザ・デストロイヤー”(タイ)とヌンポン“トルネード”(タイ)は共にウェルター級(66.7kg)のリミット丁度にて計量を終えた。
計量開始から4時間にも及ぶ長丁場となった今回の前日計量では、海外ならではのハプニングとして事前に予定されていた女子のWMC世界タイトルマッチ、サンドラ・バスティアン(カナダ)VSスリパレ”エンジェル・オブ・デス”(タイ)の試合がコミッショナーの裁定により急遽キャンセルされ、公式ルールも前日になってインターバルを通常の1分からタイ式ルールの2分への変更が発表された。
今回はアメリカでのムエタイの発展推進を目的としてタイのWMCムエタイ本部よりタップスウヮン(tapsuwan)総書記長も激励に駆けつけている。
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