8月16日(月)東京・池袋にあるBLUE DOG GYMにて天田ヒロミ(デジタルスピリッツ)が公開練習を行った。天田は8月25日(水)東京・後楽園ホールで開催される、ボクシングスタイルの新格闘技『BOXFIGHT』(ボックスファイト)のメインイベントで須藤信充(アストラルジャパン)と対戦する。
アマチュアボクシングでは高校時代に国体で優勝、中央大学ではボクシング部の主将を務め、全日本選手権大会ではライトミドル級の常連としても活躍した天田。
プロではK-1ファイターとして戦ってきたが、今大会で久々にボクシングスタイルの試合に挑戦するということになり、公開練習ではパンチのみのマススパーリングを3分4R披露した。
この日、天田のスパーリング相手を務めたのは篤史と何と軽量級の藍田貴義(Combat Workout Diamonds)。これは天田の「ボクシングのハンドスピードに慣れるため」というリクエストにより実現したものなのだが、天田は藍田と比べても決してスピード・テクニックでひけを取っておらず、細かなフェイントから的確にパンチを当てていく。
スパーリング後、天田は「ボクサーはパンチが点で飛んでくる。スパーリングをしていて、『これがボクシングのパンチだな』と思っていました。やっぱりキックとボクシングではパンチのスピードが全く違うです。最初の1分間でボクシングのパンチに慣れるまでは、ジャブを何とかしなきゃと思ってやってました」と軽量級のボクサーのスピードに戸惑ったことを打ち明けたが、「いつもはヘビー級としか練習しないので、正面から打ち合っちゃうんです。でも今日は久しぶりにフェイントをたくさん使いました(笑)。スパーリングをしていて『まだ体が覚えているんだ』という感じで、何年も前にやっていたような動きを出してましたね。スパーリングしていて楽しかったです」とボクシングの感覚を取り戻した様子。
天田と拳を交えた藍田も「重いクラスの選手はパンチのモーションが大きいんですが、天田選手のパンチはモーションがない。距離感を心がけて戦わないといけなかったです。僕はライト級なのですが、階級に関係なくテクニックが勉強になりました」と天田のボクシングテクニックを高く評価した。
対戦相手の須藤の映像は「まだ見てません。というかパソコンが使えないんですよ。だから嫁がお盆から帰ってきたら探してもらいます(笑)」という天田。しかしボクシングとヘビー級における試合の経験は天田の方が上だ。
「(須藤は)スピードやテクニックはあるみたいなので、僕もそれに負けないスピードとテクニックを出さないと。ヘビー級は先に相手のパンチをもらって、相手に回転がかかってコンビネーションをもらって試合が終わっちゃう。だから一発目をどう止めるかどうか。そして自分のコンビネーションを当てる。最初に崩れた方が負けなんで、僕が最初に崩したい。
ボクシングは足し算・かけ算を色々と使いながらやるもので、その組み立ての中で最後の一発を当てる。上下・左右にパンチを振って、最後に何かしらのパンチを当てて倒す。久しぶりにそういう試合をしたいですね」と自信を感じさせるコメントを残した。
「今回、後楽園でボクシングスタイルの試合ができるのがうれしくて、ドキドキしてるんですよ。それで練習しすぎちゃって、土日で体が動かなくなりました(笑)。でも試合当日までにはしっかりと仕上げてきます」と練習が順調なことをアピールする天田。ボクシングスタイルのファイトでボクサーとしてのポテンシャルを爆発させるか?
BOXFIGHT事務局
「BOXFIGHT旗揚げ戦〜Firstinpact〜」
2010年8月25日(水)東京・後楽園ホール
開始18:00
<全対戦カード>
▼メインイベント(第11試合) ヘビー級 BOXFIGHTルール 3分3R延長2分1R
天田ヒロミ(デジタルスピリッツ/K-1 JAPAN GP 2004優勝)
VS
須藤信充(アストラルジャパン/極真館第7回全日本ウエイト制空手道選手権大会重量級優勝)
▼セミファイナル(第10試合) スーパーライト級 BOXFIGHTルール 3分3R延長2分1R
川中清史(TEAM Sun Light)
VS
ワラウット・フェニックスジム(フェニックス)
▼第9試合 ヘビー級 BOXFIGHTルール 3分3R延長2分1R
高瀬大樹(アイアムアイ)
VS
篤志(BLUE DOG/元ニュージャパンキックボクシング連盟ヘビー級1位)
▼第8試合 ライト級 BOXFIGHTルール 3分3R延長2分1R
藍田貴義(Combat Workout Diamonds/元プロボクサー)
VS
勝田邦裕(チームリアル/2009年度全日本実業団優勝)
▼第7試合 バンタム級 BOXFIGHTルール 3分3R延長2分1R
古賀敦士(CBボクシング)
VS
下津隼人(team悪餓鬼)
▼第6試合 ライト級 BOXFIGHTルール 3分3R延長2分1R
ルード(Grow)
VS
緒形惇(リアルディール)
▼第5試合 スーパーライト級 BOXFIGHTルール 3分2R延長2分1R
濱道亮太(リベル)
VS
大谷晴彦(フリー)
▼第4試合 ヘビー級 BOXFIGHTルール 3分2R延長2分1R
ジョン・ガブリエル(高田道場)
VS
鈴木英介(TRIAL)
▼第3試合 ライト級 BOXFIGHTルール 3分2R延長2分1R
菊池英二朗(デットライン)
VS
カマル・フェルナンド(翔拳道)
▼第2試合 ミドル級 BOXFIGHTルール 3分3R延長2分1R
ウルマン・アレックス(イタリア/チームピットブル)
VS
中村大介(チームガンバライド)
▼第1試合 バンタム級 BOXFIGHTルール 3分2R延長2分1R
福成龍二(soul on)
VS
本間隼人(隼)
<チケット料金>
SRS席15,000円 RS席12,000円 S席10,000円
A席8,000円 B席6,000円 C席5,000円 立見4,000円
<お問い合わせ>
株式会社BOXFIGHT=TEL:03-5487-5512
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