▲15周年記念興行のメインで対戦する中須賀（左）とコンチャ（右）

　旗揚げ15周年記念興行のメインイベントを飾る中須賀芳徳（OGUNI-GYM）がKO勝ちを予告！　明日26日（土）東京・後楽園ホールで開催されるNJKF『旗揚げ15周年記念興行 NEW JAPAN BLOOD 10』の公開計量が行われ、ほぼ全選手がパスした。

　中須賀は初来日の対戦者ジョセフ・コンチャ（オーストラリア）を計量で見て、「強そうだなと思いました。いい雰囲気を持っていますね」と評した。事前に分かっていたデータは身長くらいだと言うが、「相手より自分がやってきたことを出せるかどうか。アグレッシブに行きたいですね。15周年記念興行のメインを任されたので、意味のある試合がしたい。倒して勝ちます」と意気込む。

　今回の試合はWBCムエタイ・インターナショナル・スーパーフェザー級王座挑戦者決定戦となり、WBCムエタイ世界タイトル戦への足がかりとなる一戦（インターナショナル王者はコンチャのセコンドに就く）だが、「先を見るとおかしくなってしまうので、意識しないで与えられた一戦をやるだけです。そこで結果を残してから後のことは考えたい」という。

　タイ人以外の外国人とはこれが初めての対戦となり、「不安はあります。怖さも楽しみも両方ありますね」と言うが、「いくらいい試合をしても勝たないと意味がない」と必勝を誓った。

　一方、WKA豪州スーパーフェザー級チャンピオンのコンチャは「相手の情報はないが、日本人選手はみんな気持ちが強くていい選手ばかりだと認識している。どんな相手とでも戦えるように練習をしてきた。戦略は考えているし、相手の弱点が見つかればそこを攻める。中須賀は背が高いのでリーチの長さを利用して攻めて来るだろう。しかし、自分は首相撲を得意にしているので問題ない。今までもそういう相手とはやっている」と自信を覗かせる。

　オーストラリアでキックボクシングを始め、ヒジとヒザが禁止されていたことからムエタイに転向したというコンチャ。「自分は1Rから5Rまでアグレッシブに攻める選手だと思う。ハイキックを始め蹴りは全般的に得意なので、全てを駆使して戦う。相手の弱点を突く戦い方を見て欲しい」とアピールした。

　タイトルマッチを争う選手のコメントは以下の通り。

山内佑太郎（team pitbull/王者）＝左
「コンディションはいいです。思ったよりも体重はラクに落ちました。（宮越は）下の階級から上げてきたけれど身体が大きいしパワーもありそう。明日のためにプランを立てて練習してきたので、それが出せればいい。（ベルトは）獲られたくないけれど、ベルトも大事だけれどいい試合がしたいですね。しっかり勝ってベルトを守りたいです」

宮越宗一郎（拳粋会/元WBCムエタイ日本ウェルター級王者/挑戦者）＝右
「思ったよりも身長差はなかったですね。今までで一番調子よく仕上がったので、KOにつなげたい。下から攻めていって最後はパンチで倒したいです。山内選手は打たれ強い？　初めて聞きました（笑）。打たれ強くても当たれば倒れますよ。その自信はあります。タイトルマッチだということは意識していません。いつも勝つことだけを意識して挑戦しています。スーパーウェルター級の試合ですが、70kgでやったこともけっこうあるので問題ないです。減量も4〜5kgしたのでちょうどいい感じです」

PIRIKA（キングジム/NJKF BONITA BOXEO アトム級2位）＝左
「相手はパンチが強い選手でステップも上手いので、上手く入ってくるからそこを警戒します。落ち着いてパンチをもらわないようにしたいです。NJKFには1月から出させてもらっていますが、早くタイトルマッチのチャンスをもらえたので嬉しい。何度もチャンスがあるわけではないので勝ちたいです。いっぱい練習して対策も練ってきたので、会長やセコンドの指示通りに動いて完封したい。キングジムに移籍して気持ちの強さと技術を伸ばしてもらい、練習はきつかったんですけれどようやく身体が動いて馴染んできたと今回は思っています」

山田純琴（y-park/同級3位）＝右
「相手はバランスがいいタイプですね。いろいろやってくると思うので、全部警戒しています。いつも通り、練習通りに出せればいいと思います。今まで4回タイトルに挑戦してきたんですが、そんなにチャンスはないと思うので今回こそ獲ります。自信はありますよ。出来ればパンチでKOして勝ちたいです。多少変わっている気もしますが、いつも通りのスタイルで行きます」

ニュージャパンキックボクシング連盟（NJKF）
「旗揚げ15周年記念興行 NEW JAPAN BLOOD 10」
2011年11月26日（土）東京・後楽園ホール
開場16：45　開始17：00

＜全対戦カード＞

▼メインイベント　WBCムエタイ・インターナショナル・スーパーフェザー級王座挑戦者決定戦　3分5R
中須賀芳徳（OGUNI-GYM/WBCムエタイ日本スーパーフェザー級王者）＝58.7kg
vs
ジョセフ・コンチャ（オーストラリア/WKA豪州スーパーフェザー級王者）＝58.2kg

▼第8試合　WBCムエタイ日本スーパーウェルター級タイトルマッチ　3分5R
山内佑太郎（team pitbull/王者）＝69.8kg
vs
宮越宗一郎（拳粋会/元WBCムエタイ日本ウェルター級王者/挑戦者）＝69.85kg

▼第7試合　NJKF BONITA BOXEO アトム級王座決定戦　3分3R
PIRIKA（キングジム/同級2位）＝
vs
山田純琴（y-park/同級3位）

▼第6試合　65kg契約　アグレッシブマッチ（ヒジなしルール）3分3R延長1R
大和侑也（大和ジム/WBCムエタイ日本ウェルター級＆NJKF同級王者）＝64.55kg
vs
慶大（よしひろ/TSX/J-NETWORKスーパーライト級5位）＝64.5kg

▼第5試合　15周年記念メモリアル・エキシビションマッチ　2分2R
鈴木秀明（STRUGGLE/NJKFフェザー級初代王者）
vs
桜井洋平（Bombo Freely/第3代NJKFバンタム級＆ライト級、初代NKBフェザー級王者、元WFCAムエタイ世界ライト級王者）

▼第4試合　スーパーライト級アグレッシブマッチ　3分3R延長1R
細野岳範（チームドラゴン/元J-NETWORKライト級王者）＝63.45kg
vs
凌太（OGUNI-GYM/NJKFライト級5位）＝63.5kg

▼第3試合　スーパーフェザー級アグレッシブマッチ　3分3R延長1R
大和大地（大和ジム/同級4位）＝58.65kg
vs
鶴谷　剛（OGUNI-GYM/同級6位）＝59.45kg→計量オーバー

▼第2試合　フライ級　3分3R
井上敬之（キングジム）＝50.7kg
vs
勇太（新興ムエタイジム）＝50.15kg

▼第1試合　スーパーバンタム級　3分3R
RED健太（VERTEX）＝54.9kg
vs
白井周作（Bombo Freely）＝54.7kg

＜チケット料金＞
SRS席12,000円／RS席10,000円／S席7,000円／A席5,000円／B席4,000円
C席3,000円

＜お問い合わせ＞
ニュージャパンキックボクシング連盟＝TEL：03-6912-7247

●2012年度　NJKF大会スケジュール
2月18日（土）東京・後楽園ホール
3月25日（日）東京・新宿FACE　※センチャイムエタイジム主催　
4月29日（日）東京・後楽園ホール
5月26日（土）東京・新宿FACE　※センチャイムエタイジム主催
6月24日（日）東京・後楽園ホール
8月5日（日）東京・新宿FACE　※センチャイムエタイジム主催
9月22日（土）東京・後楽園ホール
10月21日（日）東京・ディファ有明　※センチャイムエタイジム主催
11月25日（土）東京・後楽園ホール
※大会スケジュールは追加・変更・中止となる場合がある