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M-1チャレンジ特集! 2008年7月17日(木)東京・後楽園ホール
チーム・ジャパン座談会、チーム・ジャパン公開練習に加えて、DEEPラウンドガール・オーディション、長谷川秀彦のサンボテクニック講座の映像もあり
https://gbring.com/closeup/closeup.htm

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【M-1チャレンジ】チーム・ジャパンがホームで1勝4敗の大敗、暗雲たちこめる

2008/07/17


M-1 Global/DEEP事務局
「DEEP M-1 チャレンジ 5 in JAPAN」

2008年7月17日(木)東京・後楽園ホール
開場17:30 開始18:30


▼メインイベント(第13試合) スペシャルワンマッチ 93kg以下 5分2R
○水野竜也(U-FILE CAMP)
KO 1R4分13秒 ※パンチ連打
●中西良行(PRB)

 3・15『DREAM.1』でミルコ・クロコップと対戦した水野がメインイベントに登場。全日本サンボ選手権三連覇、 全日本コンバットレスリング準優勝、コンバットレスリングオープン優勝の実績を持つ中西と復帰戦を行う。

 佐伯繁DEEP代表が「93kg級ではこの二人が日本のトップに近い」と評する、重量級ホープ同士のサバイバルマッチである。

 1R、サウスポー同士の二人はジャブとローの応酬。中西のタックルをステップバックしてかわした水野はすぐにワンツーを放っていくが、中西の右フックで尻餅をつく。

 すかさずパンチでラッシュをかける中西だったが、水野は立ち上がって体勢を整えた。

 ジャブを伸ばしてプレッシャーを掛けていく中西、時折、右の強打を伸ばしていく。水野はジャブを出すが後手に回り気味。右フックの相打ちから水野は左フック。

 中西のジャブに右インローを合わせる水野は、左フックをヒットさせるといきなりパンチを連打しながら突進、そのまま中西をコーナーまで追い込んでいき、倒れこんだところでダメ押しのパウンド。水野が快勝を収めた。


▼セミファイナル(第12試合) 国別対抗戦 日本VSオランダ ヘビー級クラス5分2R
○ジェシー・ギブス(オランダ)
KO 1R1分34秒 ※ヒザ蹴り
●藤井克久(日本/CORE)

 チーム・ジャパンの敗北が決定となっての大将戦。勝ち点もリーグ戦の重要な要素となっているだけに、ここは1勝を奪いたいところだ。チーム・ジャパンの大将は藤井。オランダは藤井より身長が5cm高く(188cm)7歳若い(29歳)ギブス。戦績は4勝1敗。

 1R、サウスポーのギブスはジリジリと詰め寄って行く。藤井は右ロー、ギブスのハイキックはダッキングでかわす。藤井の右ローに左のサイドキックを返すギブス。大きく構えるギブスはパンチを出してからヒザ蹴り、藤井をコーナーへ押し付けて太腿にヒザを突き刺す。ここはブレイク。

 オーソドックスになったギブスは左ミドルを二連発、タックルに来た藤井へ右ヒザを合わせてそのままヒザ蹴りを連打! 倒れこんだ藤井にヒザを見舞ったところでレフェリーが試合を止め、ジェシーの秒殺KO勝ちとなった。

 日本VSオランダの国別対抗戦は4勝1敗でオランダの圧勝という結果になり、オランダチームは全員でリング上の記念撮影。日本はホームで敗れるという屈辱を味わい、優勝に暗雲が立ち込めた。

 佐伯総監督は「残念ながら日本チームは負けてしまいました。こんな悲しい思いをするとは思いませんでした。ただ、これで終わりじゃないのでこれから頑張って、まだ決勝に残れるチャンスはあります」とマイクアピール。

 イベント終了後には「悔しい。ホームということで変な意識があったのかもしれない。気持ちを切り替えて次回の韓国大会に臨みたい。韓国で負けたら優勝は絶望的。次は絶対に負けられないので、チームの再編成も必要かな。メンバーの入れ替えも考えないといけない」と、次回の韓国大会ではチーム・ジャパンのメンバーを見直して入れ替えも辞さない構えであると語った。

▲チーム・ジャパンから4勝1敗で勝利したチーム・オランダのメンバー


▼第11試合 国別対抗戦 日本VSオランダ 93kg以下クラス5分2R
○カミール・ウユグン(オランダ)
TKO 1R4分52秒 ※ヒザ蹴り
●桜木裕司(日本/掣圏会館)
※国別対抗戦はオランダチームの勝利

 桜木はなんと佐竹雅昭の入場曲「怪獣大戦争マーチ」での入場。日本刀を片手に、ウユグンへ睨みをきかす。ウユグンは桜木より2歳若い28歳、戦績は4勝2敗。

 1R、左フックで襲い掛かるウユグンに桜木はバックキック。するとウユグンはローとパンチで一気にラッシュする。ピンチに追い込まれた桜木だが、突っ込んでくるウユグンに右フックをヒット。

 組み付くウユグンは桜木のバックをとって立ったまま背後からのパンチ、桜木はアームロックの体勢に。

 ウユグンは両足を桜木の片足に巻きつけてテイクダウンを狙うが、桜木がブレイクに持ち込む。

 桜木の左ミドルに右ローを返すウユグン。右ローからフックに来るウユグンと桜木はフックで打ち合う。が、ウユグンの組みヒザに捕まった! お互いにフックを狙う中、桜木が右ハイキックから左のハイキック。

 ウユグンはその蹴り足を捕らえるとテイクダウン、上からのパンチを見舞ったが、桜木は体勢を入れ替える。コツコツとパンチを打つ桜木だが、手首を捕まれてブレイクに。

 桜木は右フックからバックキック。しかし、これでバランスを崩してすぐにウユグンの首相撲に捕まってしまい、飛びヒザ蹴りからの顔面ヒザ蹴り連打で桜木の左目尻がバックリと切れ、大流血に追い込まれる。

 桜木はそのままロープにもたれるようにして倒れ込み、レフェリーが試合をストップ。これでオランダチームの三連勝となり、チーム・ジャパンの敗北が決定した。


▼第10試合 国別対抗戦 日本VSオランダ 84kgクラス5分2R
○ジェイソン・ジョーンズ(オランダ)
TKO 2R2分03秒 ※パウンド
●渡辺悠太(日本/ALLIANCE)

 1勝1敗で迎えた中堅戦、チーム・ジャパンとしては絶対に星を落としたくないところだ。チーム・ジャパンの中堅を務めるのは“世界のTK”こと高阪剛の愛弟子・渡辺。

 対するオランダチームからは、身長184cmの27歳、ジョーンズ。4勝3敗という戦績だが、佐伯総監督には「オランダチームの中で一番強い」との情報が入っているという。

 1R、左ジャブから組み付くジョーンズ、渡辺は両脇を差してすぐに離れる。ジョーンズの左ミドル、左フックと左ジャブ。ジョーンズは左ジャブを出すとすぐにステップインして左フックというコンビネーションを多用。そして渡辺が組み付くと、豪快な払い腰で渡辺の体を大きく宙に舞わせる!

 ブレイク後、ジョーンズは左ハイキック、渡辺がジャブで近寄ってくると左フック、すぐに渡辺がタックルで組み付くが、ジョーンズはコーナーを瀬にしてブレイクを待つ。

 ワンツーで前に出るジョーンズは左フック、渡辺も右フックを返して首相撲に来たジョーンズの両脇を差す。ブレイク。

 思い切った右フック、左フックを繰り出してくるジョーンズは左ジャブから左アッパー、両者のフックが交錯し、渡辺が組みに行くとジョーンズは足を滑らせる。

 チャンスを掴んだ渡辺はバックを奪い、バックマウントからパンチを連打、そしてスリーパーへ! ギブアップを拒否するジョーンズ、残り時間は10秒となり、渡辺はパンチに切り替えたが1R終了となった。

 2R、強いジャブを放ってワンツー、左フックのジョーンズに渡辺が両足タックル。そのまま押し込んでいくが、ジョーンズは腕をロープに掛けて倒れるのを拒否する。

 ならばと体を捻ってテイクダウンする渡辺、足を引き抜いてマウントを奪う。続いてバックマウントからもう一度スリーパーに。極まらないと見るやパンチを入れてから再びスリーパーの体勢を作る。

 スリーパーの体勢のまま仰向けになった渡辺だが、ジョーンズがすぐに体を反転させて上になり、電光石火の鉄槌連打! 左の鉄槌が強烈に決まり、レフェリーはすかさずストップ! ジョーンズが逆転勝利を飾り、これでオランダが二連勝となった。


▼第9試合 国別対抗戦 日本VSオランダ 76kg以下クラス5分2R
○ロマーノ・デロス・レイエス(オランダ)
判定 2−0
●濱村 健(日本/CMA京都成蹊館)

 中村の勝利を受けて次鋒戦に登場するのは空手出身の濱村。自ら「送りバントする2番バッター」というような活躍を見せることが出来るか? 

 対するは27歳で7勝5敗の戦績を持つレイエス。身長は168cmのレイエスに対し、濱村が178cmで上回っている。

 1R、サウスポーの濱村は独特の構えから近寄っていき、左ローキックを放つ。レイエスも右ロー、濱村はオーソドックスになって前蹴り。ジリジリと間合いを詰めてローキックに繋げる濱村に、レイエスの右フックがヒット! これに膝をつく濱村。レイエスがパンチでラッシュをかけていくと、濱村は組み付いて難を逃れる。

 濱村の左に右フックを被せるレイエス、濱村が近寄ってくると左右のフックを叩きつける。左フックを放ったレイエスは、濱村と向かい合いながらもセコンドに向かって親指を立てる余裕を見せる。

 濱村は組んでのヒザ、レイエスが突き放しての右フック。濱村は右ストレートから組みヒザ、そのまま投げようとするがレイエスは堪える。

 レイエスの右ローで転倒した濱村に、レイエスは“立て!”とゼスチャー。濱村が組んでのヒザからアッパー、レイエスの右ロー。濱村は組んでのヒザからまた投げを狙うが、レイエスはやはり堪える。

 2R、濱村が近寄ってくるところへ右ロー、右ローからの左フックを放つレイエス。濱村もローを出すが、レイエスに左フックを合わせられる。濱村の左ハイキック! すぐ右のパンチをフォローして組み付き、投げを見舞ったが立たれてしまう。

 レイエスの右ローをキャッチした濱村はそのまま倒そうとするが、レイエスに反撃のパンチをもらう。

 回りながら下がるレイエスを追っていく濱村、組み付いてヒザ蹴り、投げることは出来ず。レイエスの左ローにパンチを合わせ、左フックから組み付いていく濱村だが、レイエスに突き放されてしまう。

 組み付いての投げを何度も狙う濱村だが、その度にレイエスに脱出される。残り1分、掴もうとする濱村にフックを叩きつけていくレイエス、濱村も右のパンチを打ち返し、右フックから組み付いてヒザ蹴り。

 最後、濱村が組んでヒザを出したところで試合終了となり、判定2-0でレイエスがオランダチームに白星を取り返した。


▼第8試合 国別対抗戦 日本VSオランダ 70kg以下クラス5分2R
○中村大介(日本/U-FILE CAMP)
判定 3−0
●ボグダン・クリステア(オランダ)

 チーム・ジャパンの先鋒は『DREAM』でKO勝ちを収めた田村潔司の秘蔵っ子、中村大介が出陣。ポイントゲッターとして、先勝を挙げてチームに弾みをつけたいところだ。対するは23歳と若く、4勝2敗1分とキャリアも浅いクリステア。

 1R、お互いにジャブを飛ばす中、クリステアは右ハイキックを狙ってくる。中村は左手を大きく下げたデトロイトスタイル。クリステアは左フックを一度ヒットさせると左フックを度々放つ。

 中村がパンチを誘って左ロー、ジャブを出してスウェーで相手の返しのパンチをかわす。右ローからカウンターの右ストレートでクリステアが倒れると腹固めの体勢に入り、立ち上がろうとしたクリステアをアームロックに捕らえて倒し、今度は腕十字を狙う。

 中村の猛攻を凌いで立ち上がるクリステア、中村は再びバックを取らせてアームロックの体勢になるも、クリステアは逃げる。何度も左フックを放ってくるクリステアに中村は右ハイキック、ジャブを出し、返しのパンチはスウェーで鮮やかにかわす。

 中村の飛びヒザ蹴り! クリステアもハイキックを返す。中村は相手の動きをよく見ながら右のパンチ、クリステアの返しのパンチはボディワークでかわしていく。

 2R、左フックをダッキングでかわした中村は飛び付き腕十字から膝十字、そしてヒールホールドからアンクルホールドへと流れるような連続攻撃! クリステアもアンクルホールド、中村はバックを取って上になる。

 クリステアが逃げようとしたところで腕十字、クリステアは体を反転させて脱出に成功! バックを奪うも、中村がすぐに前へ落として上になる。

 中村がマウントから腕十字、またも反転して起き上がるクリステア! バックを奪うと中村はアームロックの体勢に。手首を固める中村、クリステアが立ち上がっても腕を放さない。

 しかし、ここでスタミナを使い果たしたか、フラフラと立ち上がった中村にクリステアの左フックがヒット! フラつく中村だが、すぐに引き込んで三角絞めの体勢に。そこから腕十字のコンビネーション! ところが、またも両足を払いながら起き上がるクリステア!

 上になったクリステアは右のパンチを中村に叩きつける。ガス欠気味の中村だったが、下からの腕十字! 

 腕が異常なほど反り返ったが、クリステアはまたしても反転して脱出に成功し、中村のバックに乗ってパンチを見舞う! 驚異的なクリステアの奮戦に場内は沸いた!

 判定は3-0で中村。極められなかった悔しさで笑顔はなかったが、日本にまず1勝目をもたらした。大奮闘したクリステアにも大きな拍手が送られた。




▼第7試合 スペシャルワンマッチ 70kg以下クラス5分2R
○伊藤有起(ALLIANCE)
判定 2−0
●青木隆明(禅道会)




▼第6試合 スペシャルワンマッチ 70kg以下 5分2R
○井上誠午(和術慧舟會GODS)
判定 2−0
●MIKE(BLUEDOG GYM)




▼第5試合 国別対抗戦 アメリカVSフランス ヘビー級クラス5分2R
○マリック・ンディアエ(フランス)
一本 1R3分54秒 ※アームロック
●ジェームズ・ジャック(アメリカ)
※国別対抗戦はフランスチームの勝利。


▲チーム・アメリカから3勝2敗で勝利したチーム・フランスのメンバー




▼第4試合 国別対抗戦 アメリカVSフランス 93kg以下クラス5分2R
○クリスチャン・ムプンボ(フランス)
TKO 1R0分32秒 ※パウンド
●バリー・ゲリン(アメリカ)




▼第3試合 国別対抗戦 アメリカVSフランス 84kg以下クラス5分2R
○カール“サイコ”アモーゾ(フランス)
KO 2R0分41秒
●マイク・ドルチェ(アメリカ)




▼第2試合 国別対抗戦 アメリカVSフランス 76kg以下クラス5分2R
○ジェイク・エレンバーガー(アメリカ)
判定 2−0
●ファルーク“パコ”レイクビア(フランス)




▼第1試合 国別対抗戦 アメリカVSフランス 70kg以下クラス5分2R
○デイビッド・ガードナー(アメリカ)
TKO 1R3分16秒 ※グラウンドでのパンチ
●サミュエル・ジュード(フランス)

<M-1 2008年日程表>
3月2日(終了) オランダ大会 A:ロシアレッドデビルVSフランス、B:オランダVS欧州選抜
4月2日(終了) ロシア大会 A:韓国VSフィンランド、B:日本VSロシアレギオン
5月31日(終了) スペイン大会 A:フィンランドVSアメリカ、B:オランダVSスペイン
6月27日(終了) ロシア大会 A:ロシアレッドデビルVSフィンランド、B:ロシアレギオンVSスペイン
7月17日(終了) 日本大会 A:フランスVSアメリカ、B:日本VSオランダ
8月? 韓国大会 A:韓国VSアメリカ、B:日本VS欧州選抜
9月25日 ロシア大会 A:ロシアレッドデビルVSアメリカ、B:欧州選抜VSロシアレギオン
10月11日 フランス大会 A:フランスVS韓国、B:日本VSスペイン
10月17日 ロシア大会 A:ロシアレッドデビルVS韓国、B:日本VSスペイン
11月 フィンランド大会 A:フィンランドVSフランス、B:スペインVS欧州選抜
12月 日本? 決勝戦 Aグループ1位VSBグループ1位

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