12月28日(日)東京・渋谷にあるCLUB atomにて、渋谷杉浦グループ主催『KRUNCH第弐戦』が開催された。
KRUNCH(クランチ)とは喧嘩格闘技イベントであり、数々のアマチュア格闘技イベントにて、ほぼ負け知らずで勝ち進んできたストリートファイター達の壮絶な喧嘩バトルを行う場所である。主催する渋谷杉浦グループは9月に行われた団体対抗戦「B.A.C.S.(バックス)」で優勝を飾り、最強喧嘩集団を証明したばかり。前田日明の主催する「ジ・アウトサイダー」にも喧嘩屋を送り出し、2戦無敗である。
今大会では、「杉浦グループの活躍を面白くないと感じた」格闘家と喧嘩屋の意地とプライドをかけたバトルが勃発し、5対5の対抗戦が行われた。
格闘家軍団には、喧嘩士・我龍真吾率いる「ファイティングマスター」とキックボクシング道場の「CLUB
EDO」が手を組み、杉浦グループと対戦。
しかし、次峰戦でファイティングマスターのRYOが勝ったのみで、あとは杉浦グループが4勝を挙げ対抗戦を勝利。B.A.C.S.に続いて、またしても“喧嘩最強”を証明したかたちとなった。試合の詳細は以下の通り。
渋谷杉浦グループ主催
「KRUNCH第弐戦」
2008年12月28日(日)東京・渋谷 CLUB atom
開場16:00 開始17:00
▼格闘家VS喧嘩屋 団体戦 大将戦
“Iam Mr.KRUNCH”
○林ヒットマン大輔(杉浦グループ)
判定3−0
“我龍魂 継承者”
●RYOTA(ファイティングマスター)
7月の「THE
OUTSIDER 第弐戦」で勝利している林はゴングと同時にタックル。上を取ると、すぐに腕十字に移行したが、勢いを利用したRYOTAがうまくリバース。しかし、下の林は肩固めを極めながら再び上を取り返す。
パウンドを放つ林に対し、RYOTAはバックに回りスリーパーを狙ったが時間切れ。判定勝ちした林は来年3月20日東京・ディファ有明で行われる「KRUNCH 第3戦」にて、「強者」のサップ西成との再戦をアピール。TKO負けしている林は「今度は流血しても試合がストップしないKRUNCHルールで決着をつけたい」とリベンジを誓った。
▼格闘家VS喧嘩屋 団体戦 副将戦
“杉浦代表の子供”
○史博(杉浦グループ)
判定3−0
“リアル 修行僧”
●上田晃裕(CLUB EDO)
今月20日の「アウトサイダー第4戦」に出場し、腕十字で一本勝ちしている史博。ゴングと同時にタックルを仕掛け、上田との打ち合いには応じない。すぎにマウントポジションを取った史博は腕十字に移行するも、ロープ際だったためにブレイクがかかった。
再開後も史博がグラウンドに持ち込み、パウンドで優位に攻め続け対抗戦の勝ち越しを決めた。
▼格闘家VS喧嘩屋 団体戦 中堅戦
“茨城の星 Mr.フルボッコ”
○ヒロ三河(茨城杉浦グループ)
判定3−0
“ナイト・オブ・キング”
●ジュリー(CLUB EDO)
試合前から睨み合いを展開し、ただならぬ空気をかもし出していたこの一戦。ジュリーが力まかせに三河をテイクダウンするも、リバースし上を取ったのは三河。
コーナーに押し込んだ三河は頭突きの連打を見舞い、ジュリーは額をカットしてしまう。ドクターチェック後も三河が優位にグラウンドでパウンドを放ち続け、判定勝利した。
▼格闘家VS喧嘩屋 団体戦 次峰戦
“いじめられっ子ファイター”
○RYO(ファイティングマスター)
判定3−0
“杉浦グループ練馬最後の後継者”
●吉田武生(杉浦グループ)
一度は組み付いて上を取った吉田だが、すぐにRYOに立ち上がられてしまう。何とかグラウンドに持ち込みたい吉田はタックルを仕掛けるも、RYOがワンツーからヒザのコンビネーションで突き放す。
スタンドの攻防で手数と的確にパンチを出し続けたRYOが判定勝ちを収め、格闘家軍団に一勝をもたらした。
▼格闘家VS喧嘩屋 団体戦 先鋒戦
“渋谷の殺し屋”
○キングジョー(杉浦グループ)
一本 2分37秒 ※アームロック
“Fighting masterの隼”
●まさや(ファイティングマスター)
B.A.C.S.では杉浦グループの先鋒として出陣し、非凡な格闘センスを見せ付けたキングジョーが登場。パンチから一気に組み付いたキングジョーは、腰投げでテイクダウンして上のポジションを取る。
一度はまさやに立ち上がられたが、再び組み付いて頭から突き落とす危険なスープレックスでリングに叩きつける。そのまま上から押さえこみながらアームロックで絞り込むと、レフェリーがストップした。
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