▼第10試合
“栃木真岡 夜の代表取締役”
○松本峰周
一本 2R2分21秒 ※チョークスリーパー
“ケンカと祭りは江戸の華 喧嘩神輿 東京代表”
●佐藤 隆
しばき合いを得意とし、前田日明が絶賛した左フックを持つ松本と、三度のメシより祭りと喧嘩が好きだという佐藤が対戦。佐藤は祭り好きらしくハッピを着ての入場、松本は桜庭和志と同じ『スピード2』のテーマで毛皮を着てエスコートガールを引き連れての入場だ。
1R、松本が前へ進み出て右ストレート、すかさず佐藤もパンチで反撃すると松本が組み付いてテイクダウン。すぐにマウント、バックマウントを奪い、スリーパーホールドの体勢に。松本の片腕を掴んで耐える佐藤。バックから揺さぶりをかける松本と、しのぐ佐藤はゴロゴロとマットを転がる。この体勢が続いたがブレイクに。ラスト10秒、殴り合いを展開する両者、松本が投げを見舞ったところでラウンド終了。
2R、開始と同時に殴りに行った佐藤に組み付いた松本はバックを奪ってテイクダウン。佐藤がガードになってブレイクに。思い切った右フックを振り回す松本だが、組み付くとテイクダウンの強さを見せてまたも上になる。マウントを奪う松本、抑え込みながら殴り、嫌がって立ち上がろうとした佐藤のバックマウントを奪ってスリーパーをガッチリと極める! しばらく耐えた佐藤だったが、逃れることは出来なかった。
松本は「最近ネットで僕に対戦表明している選手がいるんです。それはお前だ! 次回、やってやるからかかってこい」と、その相手の挑戦を受けることを表明した。
▼第9試合
“アウトサイダー少子化対策担当大臣最強保育士”
○秋山 翼
一本 1R0分59秒 ※ヒールホールド
“特殊暗殺任務遂行部隊 三島のCIA”
●シンゴD2
本職は保育士ながらアウトサイダーで無傷の3連勝を飾っている秋山。今回も暴れる敵をあやしにかかる。その敵は“三島のCIA”シンゴD2。コードネームに包まれたその実力やいかに?
1R、秋山がローで先制、左右のフックを振り回してくるシンゴにタックルを仕掛けるとテイクダウン。起き上がろうとするシンゴをフロントチョークに捕らえるが、シンゴは首を抜いて脱出、すぐに殴りかかる。
が、秋山は下からのヒールホールド! 逃れようとしたシンゴだが、体を捻って脱出しようと背を向けたところでガッチリ極まり、秋山が連勝記録を「4」に伸ばした。
秋山は「すいません、山口県の毛利道場からやってきました。昨日、卒園式が終わって飛行機で東京へ来ました。保育園の子供たちにメダルを取ってくると言ったので、嘘つきにならずにすみました」とほんわかエピソードをマイクで喋ると、場内は笑いと共に暖かな拍手に包まれた。
▼第8試合
“日本一のドラ息子 東京青山最強ウェイター”
○高橋玲央
TKO 2R0分31秒 ※ドクターストップ
“道頓堀の不動明王”
●千葉雄太
“日本一のどら息子”東京・青山の最強ウェイター高橋と、TVディレクターという異色の肩書きを持つ“闘う極悪ディレクター”千葉。高橋はSEXYなダンサーに先導ダンスをさせてのゴージャスな入場だ。千葉は花道を駆け抜け、トップロープを飛び越えてリングイン。
1R、いきなり殴りに行った千葉だが、バランスを崩して倒れ高橋が上からパンチ。立ち上がると組み付いたままの千葉がテイクダウンしようとするが、倒すことが出来ない。
離れて両者とも大振りのパンチをブンブンと振り回し、そのコミカルな様子に場内からは笑いが起こる。両者すでにフラフラ、それでも高橋が右フックを2度ヒットさせ、千葉もスピードはないが左右のパンチで前へ出る。
両者ともフラフラでスローモーながらパンチを出し合い、千葉のパンチで高橋が横を向いてしまう。そこで千葉が投げ倒してテイクダウンしたが、ラウンド終了。両者ともにすぐには立ち上がれない。
2R、やはり両者ともフックを振り回していき、意地と意地の張り合い。コーナーでもつれて動きが止まったところでブレイク。千葉が口から出血したためドクターチェックが入り、ストップがかかった。
「応援してくださった皆さん、ありがとうございます。リングスの方々に感謝したい。前回120人応援に来てくれたんですが、情けない試合したのにまた足を運んでくれて感謝しています」と礼儀正しい高橋に、観客席から「いいぞ、どら息子!」と声援が飛んだ。
▼第7試合
“国技館に響き渡るシャンパンコール ホスト界のゴッドファーザー”
○家崎 明
TKO 1R0分49秒 ※マウントパンチでレフェリーストップ
“斬刃拳の規格外 反逆のアウトサイダー甲子園”
●拳弥
ホストボンバイエなどのホスト格闘技で4連勝中の家崎が初登場。国技館に勝利のシャンパンコールを響き渡らせることが出来るか?
入場曲は『PRIDEのテーマ』で大勢の軍団を引き連れての入場。
拳弥は17歳にして188cm、100kg以上の巨漢のため他の大会では相手が見つからず、アウトサイダーに辿り着いた。
1R、左右のフックを振り回して前に出る拳弥に、最初は下がってローを蹴っていた家崎だが、足を止めて真正面から打ち合う。拳弥の右フックが当たると、すぐに家崎が右フックを返す。
そのまま組み付き倒してマウントポジションを奪うと、思い切りのいいパンチを叩き込み、レフェリーストップで勝利した。
「こんばんは。18歳の年の差があったけど頑張りました。これもヨハン・ボスジムとブルードッグジムのおかげです。5日のクランチ、ディファ有明でやりますのでよかったら来てください」と、家崎は次回の試合をアピールした。
▼第6試合
“渋谷連合初代頭 喧嘩破壊堕天録カイジ”
○平野海志
一本 1R1分53秒 ※腕ひしぎ十字固め
“愛知のレッドゾーンストライカー”
●立花栄祐
地元・愛知を震え上がらせる不良だという立花を、迎え撃つのは激戦の渋谷を制覇した平野。升席に陣取った平野の応援団が全員立ち上がり、平野に声援を送る。平野はレフェリーチェックの際、アゴを突き出して相手を挑発。
1R、いきなり突っ込んでパンチを振り回していく平野、立花は飛びヒザ蹴りで迎え撃ち、フックを振り回す平野にアゴを狙ってヒザ蹴り。勢いのある平野はタックルでテイクダウン、パウンドを叩き込みサイドを奪う。
立ち上がる立花にフックを打ち込んでいく平野、バックを奪ってグラウンドに引きずり込み、バックマウントから回転して流れるような動きで腕ひしぎ十字固め! 平野は舌を出して勝利をアピール。
「今回の大会、うちの連合の行事と重なっていて、練習があまり出来なかったんだけど余裕で勝てて。ちょっとしょっぱい試合してすいません。今日は150人くらい応援に来てくれているので頑張りました」と、平野は応援団の声援に応えた。
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