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【WBCムエタイ】国崇が逆転KOで初防衛、羅紗陀は山本真弘を破る!

2010/09/26

WBCムエタイ実行委員会
「The Path to the World Champion WBCムエタイ世界王者への道」

2010年9月26日(日)東京・後楽園ホール
開場16:30 開始16:45



▼第7試合 WBCムエタイルール日本統一バンタム級王座決定戦 3分5R
○藤原あらし(バンゲリングベイ・スピリット/REBELS)
TKO 4R1分17秒 ※レフェリーストップ
●山本ノボル(契明/MA日本フェザー級6位)
※藤原が第2代王座に就く。

 日本バンタム級最強の男が、WBCムエタイのベルト獲りのため乗り込んできた。現在はM-1とREBELSを主戦場にしている藤原は、WPMF世界スーパーバンタム級王座を返上したため現在は無冠。WBCムエタイのベルトを巻き、改めてバンタム級最強を証明したいところ。

 対する山本はデビュー20年を迎え、MA日本バンタム級王者となったのは藤原がデビューする4年前という大ベテラン。

 1R、サウスポーの藤原に対して右の蹴りを多用していく山本、藤原は左ミドル。左ミドルと右フックを主軸に攻めていく藤原。左ミドルがタイミングよく次々に決まっていく。

 2R、藤原が左ミドルから組み付く。山本は右フック。前に出る藤原がボディ、顔面へとパンチを放っていき、左ミドルと組んでのヒザ。左ボディから組んでコカす藤原。ボディから顔面、そして組んでのヒザ蹴りで藤原が確実に削っていく。

 ボディを打たれる山本は組んでいくが、ヒジをもらって藤原に投げられる。これで流血した山本、蹴り足を捕まれてコカされたところでダウンを奪われ、ドクターチェックを受ける。

 3R、山本の右腕は藤原の左ミドルで真っ赤に内出血。一気にパンチで前へ出る山本だが、あらしの左ミドルと右ローをもらってバランスを崩す、そしてマットに叩きつけられる。

 左ミドルから左ストレート、組んでのヒザ。左ローが確実に効いてきたが、組んでのボディへのヒザも突き刺さる。左ストレート、左ボディ、左ミドル、コーナーに釘付けにして右ヒジ! 山本もヒジで応戦するが、ほぼ一方的に山本が打たれ続ける。流血も酷くなる一方だ。

 4R、コーナーへ詰めていって右ヒジから崩し倒す藤原。首相撲でねじ伏せられ、店頭を続ける山本にダウンが宣告される。藤原の左ミドルが何度もヒットし、一方的になったところでレフェリーが試合をストップ。藤原が圧勝でWBCムエタイのベルトを手にした。




▼第6試合 WBCムエタイルール日本統一スーパーライト級タイトルマッチ 3分5R
○高橋誠治(町田金子/NJKF/挑戦者)
KO 4R54秒 ※後ろ蹴り
●山本佑機(橋本/MA/王者)
※高橋が第2代王座に就く。山本は初防衛に失敗。

 昨年の初代王座決定トーナメントにおいて、MA日本キックボクシング連盟で唯一ベルトを獲得した山本。今大会でもMAの代表として出場した加藤、武田がすでに敗れているだけに、ベルトを死守したいところ。

 挑戦者の高橋はテコンドーをバックボーンに持ち、5月にはNJKFのタイトルマッチも経験しているNJKFのトップランカーだ。

 1R、中足での前蹴りを突き刺してくる高橋、山本が蹴りをキャッチすると両者バッティングに。山本の左ミドルに高橋がカカト落とし、さらに後ろ廻し蹴り!

  山本の右ローに右ストレートを合わせる高橋。右に左にと構えをスイッチする高橋が前足からの蹴りを飛ばす。再びバッティングとなり、高橋は左目上から出血。

 2R、山本の右ローに高橋がバックキック、さらに左ハイをヒットさせる。カカト落とし、横蹴りと山本を突き放す高橋。

 山本はパンチでアタックするが、クリーンヒットが奪えない。山本のジャブに対して高橋が左ハイキック。多彩な蹴りで高橋が優勢に立つ。

 3R、高橋がサウスポーにスイッチすると山本は左インローを連発、高橋は横蹴りで突き放す。山本のワンツーに高橋が左ハイを返し、接近するとヒジ。前手と前足の蹴りでプレッシャーをかけてくる高橋に、山本はジャブを出すのみで手が出ない。

 4R、山本が右ローから左右の連打で仕掛けると、高橋は左ハイを2連発。このラウンドは仕掛ける山本が右ストレート、左フック。高橋もハイキックを飛ばし、パンチで来る山本に後ろ廻し蹴りからバックキック! これがボディに決まり、山本はもんどりうってダウン! 即座にストップされ、高橋がKOでタイトルを奪取した。山本は担架で運ばれた。




▼第5試合 WBCムエタイルール日本統一スーパーウェルター級初代王座決定戦 3分5R
○山内佑太郎(team Pitbull/Krush)
判定2-1 ※48-47、47-48、48-47
●武田一也(JMC横浜/MA)
※山内が初代王座に就く。

 昨年の初代王座決定トーナメントでは出場選手の都合がつかず、見送られていた同階級の初代王者がついに決定する。山内はかつて全日本キックボクシング連盟のスーパーウェルター級王者として無敵の存在だったが、最近5試合は1勝4敗と不調が続く。武田はJMC横浜が誇るホープで、山内とは対照的に現在5連勝中。

 1R、右ローを出しながら前へ出る武田、山内は右へ大きく回る。山内は右ストレートをローに合わせ、ボディへの連打からヒジ。武田がさらに前へ出てくるとヒジを連発。前に出てくる武田をパンチのコンビネーションで迎え撃つ山内。武田は組んでのヒザからパンチ、ヒジ。

 2R、落ち着いた表情の山内はパンチのコンビネーションとローを使い分ける。武田は右ミドルで前へ出て、パンチにつなぐが山内は右ローを返していく。武田の左フックをもらうとパンチを倍返し、さらに左右のヒジ。足を止めての打ち合いでは山内が上下へのコンビネーションとヒジ、武田も組んでヒジにいく。山内が右ストレートから横前蹴り、武田もパンチで前に出る。

 3R、ノラリクラリとした動きからパンチを出してくる山内に、武田はパンチを出すがそこへ連打を返される。さらに山内がテンカオの連打、組んでも主導権を握らせない。武田の左ローに山内は一瞬足を浮かせて落とすような右ロー。武田がパンチで前へ出てくるとコンビネーションパンチとヒジの手数で上回る。

 4R、山内がストレート連打を連続ヒットさせてヒジ、そして右ロー。武田もパンチで前へ出てヒジを繰り出す。前へ出て先に手を出していくのは武田だが、山内が倍の手数で迎え撃つという展開が続く。武田はボディに狙いを定めてパンチ、右ストレートをヒットさせると山内が連続ヒットのお返し。前へ出る武田に山内が右アッパー、しかし、武田のヒジで山内が微量ながら左目上から流血。ドクターチェックを受ける。

 再開すると武田は右ハイキック、山内をロープ際に追い込んでパンチを連打していくが、山内はすぐに連打を返して体勢を入れ替え、ヒジを入れる。

 5R、前へ出る武田を手数で迎え撃つ山内、武田が右ストレートを一発ヒットさせると、4連打を連続ヒットさせる。武田が右ヒジ、さらにパンチでいくと山内が左アッパーを突き上げる。ここで山内に2度目のドクターチェック。

 再開後、山内が左ミドル、右ロー、左右のストレートで武田を吹っ飛ばす。武田もパンチとヒジで打ち合うが、山内の的確さと手数が優る。ロープ際に追い詰められてもすぐに体勢を入れ替えて打ち返す山内。最後は足を止めての打ち合いとなり、山内が一瞬グラついたが、手数で山内が優った。

▼第9試合(国崇VSリー・ニング)、第8試合(羅紗陀VS山本真弘)の結果はこちら

▼第4試合(中須賀芳徳VSTURBO)、第3試合(梅野源治VSエッガラート)、第2試合(大槻直輝VS加藤竜二)、第1試合(大和侑也VS一貴)の結果はこちら

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