M-1 MC
「M-1 FAIRTEX SINGHA BEERムエタイチャレンジ
NAI KANOMTOMvol.4」
2010年11月14日(日)東京・ディファ有明
開場15:30 開始16:00
▼第9試合 WPMF日本ウェルター級王座決定トーナメント準決勝第1試合 3分5R
○田中秀弥(RIKIX/同級2位)
判定2−1 ※49−48、49−48、48−49
●T-98(クロスポイント吉祥寺/同級4位)
※田中が決勝戦に進出。
熱闘揃いだったトーナメント1回戦の中でも、藤倉悠作とナンバーワンの名勝負をやってのけた田中(※判定はドローだったが、マスト判定で勝者扱いとなった)。
対するT-98(たくや)は影日“ポパイ”和徳を判定で破っているが、田中とは逆に1回戦のワーストバウトと言われてしまった。共にパワーがあるタイプだが、田中はテクニックが高く評価され、T-98は破壊力が売り物だ。
1R、ジャブとローの交換から、田中が積極的に組んでいき首相撲でコカす。ジャブを使って距離をとり、ロー&ミドルを巧みに当てていく田中。
T-98は田中のミドルをキャッチするが、田中に首相撲で組まれるとコントロールされてしまい、崩されてヒジをもらう。T-98は左手を伸ばして間合いをとりながらの右ロー、田中はジャブを突いて左ロー。
2R、パンチとロー&ミドルのコンビネーションを駆使し、さらにテンカオも突き刺す田中。組み合いになるとT-98がボディへのヒザ蹴りから右ヒジ! これでグラッとくる田中。T-98は左フックから右ロー、田中はジャブとミドルで距離をとって体勢を立て直そうとする。
ダメージが回復した田中がパンチのコンビネーションとヒジで前へ出るが、T-98は左フックから右ロー。このラウンドは攻勢に転じたT-98に田中の左ミドルがカウンターで炸裂! 一瞬ひるんだT-98だが、ボディから左フックとパンチで攻め返していく。
3R、首相撲でヒザの蹴り合い、崩し合いを激しく展開する両者。離れ際には両者共にヒジを狙い、離れるとお互いにパンチを放つ。田中はテンカオ、T-98は右ロー。距離が合わない田中のパンチが空を切る場面が目立ち、逆にT-98は的確に右ローをヒットさせていく。田中もローを返すが、テンカオに左フックを合わせられる。
4R、このラウンドは田中が積極的に前へ出てパンチとローを放っていく。下がるT-98に左フック、テンカオ、首を片手で捕まえての右飛びヒザ蹴り。至近距離でヒジを打ち合う! 組んでもヒザを蹴り合う両者だが、田中が右ヒジを連続ヒット! パンチで前へ出る田中!
T-98は左フックと右ロー、田中は右フックからテンカオ、そして右ヒジ。田中のショートで繰り出すフックとアッパーが当たり始め、T-98の動きが鈍り始める。T-98が接近してくると田中が右ヒジ連打!
5R、前に出るT-98に左フックを引っ掛ける田中。組んでのヒザ蹴りを交え、パンチで前へ出る。ショートのパンチを当て、蹴りにつなげる田中に、T-98は右ローからボディへの飛びヒザ、ボディストレート。組んできたT-98を突き放して右ストレート、それでも前へ出ようとするT-98にテンカオ、離れ際にヒジ。
右ストレート、左フック、右アッパーとショートパンチを当ててテンカオにつなげる田中。T-98も組んでのヒザで応戦するが、田中がヒジからのパンチで突き放す。田中のコンビネーションパンチとヒジに、T-98もヒジで思い切り突っ込む!
田中はワンツーからヒジ、組んでのヒザ蹴り! 最後まで激しく、離れても接近しても組んでも手を休めず闘い続けた両者。ムエタイルールの醍醐味を味わわせてくれたエキサイティングな試合は、田中が判定2−1のスプリットで勝利し、決勝戦進出を決めた。
▼第8試合 M−1エクステンションルール ヘビー級 3分3R
○ファビアーノ・サイクロン(TARGET/WPMF世界スーパーヘビー級王者、RISEヘビー級王者)
KO 2R14秒 ※ヒザ蹴り
●池野榮司(池野道場)
3月にムエタイ世界ヘビー級チャンピオンの座に就いたファビアーノが今回対戦するのは、空手家の池野。43歳、戦績は4勝7敗2分。
1R、サウスポーの池野は左フックから右ストレート、ファビアーノは落ち着いてブロックし、組み付くと右ヒジ、そして首相撲でコカす。頭から突っ込んでくる池野にファビアーノはヒジ、首相撲で再びコカしていく。左フックでは尻餅をつく池野。ブロックを固めて亀になる池野に襲い掛かるファビアーノ。池野は猛攻にたまらず背を向けてしまう。ファビアーノの左縦ヒジから顔面ヒザ、左右のフックで池野はしゃがみ込むようにダウン。
立ち上がった池野はフックから組み付いていくが、ファビアーノのボディへのヒザで倒れ込み、立ち上がったところを続く右フックで2度目のダウン。
2R、組んでくる池野を首相撲に捕らえたファビアーノはボディへのヒザ蹴り! 池野が倒れたところでレフェリーが試合をストップした。
▼第3試合 M-1エクステンションルール ウェルター級 3分3R延長1R
○ゲンガート・ウィラサクレック(タイ/WSRフェアテックス)
判定3−0 ※30−28、30−27、30−28
●島 一生(TARGET/WPMF日本同級8位)
タイでラジャダムナンランカーになった島がTARGETに移籍し、国内2戦目。9月の渡部太基戦ではハイキックによる逆転KO負けを喫しており、得意のタイ人を相手に再起を懸ける。相手のゲンガートは初来日の未知の選手。
1R序盤は絶妙のタイミングで放たれる左右のミドルで主導権を握る島。しかし、徐々にペースを上げてきたゲンガートは徹底した首相撲を仕掛ける作戦に。
完全に首相撲地獄にはまった島に、ヒザ・ヒジが襲う。最初は組み負けない島だったが、ゲンガートのヒジでカット。左ほおなどをカット。
ドクターチェックの末に再開されたが、島は自分のペースを取り戻すことができないまま時間切れ、判定負けを喫してしまった。
▼M-1 Jrルール 45kg契約 2分2R
○那須川天心(フリー/M-1 Jr40kg級王者)
判定3−0 ※30−29、30−28、30−28
●安保璃紅(日進会館)
▼M-1 Jrルール 55kg契約 2分2R
○白鳥大珠(島田)
判定3−0 ※29−28、29−28、29−27
●安保瑠輝也(日進会館)
▼第7試合 WPMF日本スーパーフェザー級査定試合 3分3R延長1R
○光(橋本道場/MA日本同級4位)
判定2−0 ※30−28、30−29、29−29
●KING皇兵(SFK)
▼第6試合 WPMF日本ミドル級査定試合 3分3R延長1R
○入月健一(SVG)
判定2−1 ※30−29、29−30、30−28
●TOMOYUKI(誠剛館/西日本ミドル級王者)
▼第5試合 WPMF日本スーパーウェルター級ランキング戦 3分3R延長1R
○清水 武(藤原/同級6位)
KO 2R2分12秒
●シノKRS(KRS/同級1位)
▼第4試合 WPMF日本ライト級ランキング戦 3分3R延長1R
○健司(インスパイヤードモーション/NJKF同級5位)
KO 2R1分40秒
●増田卓仁(WSRフェアテックス)
▼第2試合 WPMF日本スーパーフライ級ランキング戦 3分3R延長1R
○松崎公則(ストラッグル/同級7位)
判定3−0 ※30−28、30−27、30−28
●レックハーイ・マツモト(WSRフェアテックス/WPMF日本フライ級5位)
▼第1試合 M-1フレッシュマンルール 3分3R
○渡久山ゆうた(平井)
判定2−0 ※30−29、30−29、29−29
●池上大将(WSRフェアテックス)
▼オープニングファイト M-1フレッシュマンルール
○前田将貴(RIKIX)
判定3−0 ※30−29、30−29、29−28
●萩原一成(フリー)
★第13試合(梅野源治VSコムパヤック)と第12試合(闘魔VS関正隆)はこちら
★第11試合(神村エリカVSナムワン)と第10試合(渡部太基VS板倉直人)はこちら
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