パンクラス
「PANCRASE 2010 PASSION TOUR」
2010年12月5日(日)東京・ディファ有明
開場14:30 開始16:30
※パンクラスゲートは15:00〜
▼第4試合 ライト級 5分2R
△大石幸史(パンクラスism/同級1位)
判定1−1 ※20−19、19−20、20−20
△永田克彦(新日本プロレス NEW JAPAN FACTORY)※初参戦
シドニー五輪銀メダリストの永田がパンクラスに初参戦。迎え撃つ大石はランキング1位、2009年から今年にかけて、現王者の真騎士と引き分けた以外は全て勝利と波に乗っている。
1R、サウスポーの永田に対して右ミドルを蹴る大石。永田は細かいパンチから組み付いて、大石をコーナーまで押し込む。永田は細かくアッパーやボディへのパンチを散らしながら、タックルを織り交ぜてテイクダウンを仕掛ける。
ここでブレイクになると、大石が右ミドルと右ストレート! 永田もパンチからタックルで突っ込むが、このタックルがバッティングとなってしまう。
スタンドでの再開後、大石の右ストレートにタックルを合わせる永田。ここから大石をマットに叩きつけるが、大石は永田に背中を見せるようにしてすぐに立ち上がる。永田はしつこく組み付いてコーナーまで大石を押し込み、小さいパンチとヒザ蹴りを入れる。しかしここで大石が上手くスペースを作って永田のボディに右のヒザ蹴り!
これで永田が後退し、大石が右ストレートとヒザ蹴り! 一気にパンチの連打をまとめるが、永田の体と腕がロープに絡まってしまいブレイクとなる。再開後、永田は左ミドルからタックルに入るが、大石もそれを切る。
2R、すぐに右ミドルを蹴る大石。永田もパンチからタックルに入るが、これが再びバッティングとなり、大石にインターバルが与えられる。再開後、大石が右ストレートを打つと、永田も返しの右フック。そこからタックルに入り、大石をコーナーまで押し込む。
ブレイク後、大石は距離を取りながら右ミドル。自らタックルに入るが、永田はそれを切って大石をコーナーまで押し込む。ここでもブレイクとなり、試合がスタンドに戻ると永田のインローがローブローとなる。
大石にインターバルが与えられた後、試合が再開され、組みの攻防になると大石が永田をテイクダウン。大石は立とうとする永田を寝かせながらボディにヒザ蹴り! しかし永田は立ち上がって大石をコーナーまで押し込み、大石の左足にヒザ蹴りを入れる。
ブレイク後、大石がプレッシャーをかけて右ストレートを放つが、永田がそれに合わせて組み付き、永田が大石をコーナーに押し込んだところでラウンド終了となった。判定は3者3様(20−19=大石、20−19=永田、20−20=ドロー)となり、引き分けに終わった。
▼第3試合 アテナルール 52kg契約 5分2R
○WINDY智美(パンクラスism)
判定2−0 ※20−19、19−19、20−19
●ベティコ(和術慧舟會 RJW) ※初参戦、内藤晶子から改名
現在、連勝中のWINDY。キックボクシング仕込みの打撃で3連勝を目論む。対するベティコはWINDY対策としてキックボクシングの練習に力を入れてきたという。
1R、WINDYが軽くジャブを突きながらワンツー、左フック。ベティコは前蹴りとミドルでWINDYと距離を取る。WINDYもインロー、左ミドルを蹴りながら前進。ベティコの右ローに右ストレートを合わせ、ベティコに組み付くと首相撲へ。
WINDYはベティコの顔を押しながらヒザ蹴りを入れる。さらにWINDYはベティコの離れ際を狙って左右の連打! ベティコはこれをもらいながらタックルに入るが、WINDYがそのタックルを切る。
2R、パンチのプレッシャーをかけて前に出るWINDY。ベティコの蹴り足を取って組み付くと、1Rと同じように首相撲の展開になるが、ここでベティコが鋭いヒザ蹴りをベティコのボディに突き刺す。
しかしWINDYもヒザ蹴りを返し、ベティコを突き放して左右の連打! これで下がるベティコだったが、両足タックルからWINDYをテイクダウンする。ハーフガードで上になったベティコは足を抜いてマウントポジションへ。ここから腕十字を狙うが、WINDYがブリッジを効かせてポジションを返そうとする。ベティコはバックポジションについてチョークを狙うが、WINDYのディフェンスは固い。
終盤はベティコにグラウンドに持ち込まれたWINDYだったが、スタンドの打撃でポイントを奪い、判定2−0でベティコを振り切った。
▼第2試合 ウェルター級 5分2R
○梁 正基(STAND/同級6位)
TKO 1R23秒 ※レフェリーストップ
●渡辺大介(パンクラスism)
今年、長期欠場から復帰し、全ての試合で殴り殴られの激闘を続けている渡辺。対する梁も喧嘩ファイトを信条としており、激しい試合が予想される。
1R、ガードを上げてインロー、前蹴りで前に出る梁。そして距離が詰まると強烈な右ストレート! この一発が渡辺の顎を打ち抜き、渡辺がダウン! 梁が追撃のパンチを落としたところでレフェリーが試合をストップ! 梁が衝撃的な秒殺TKO勝利を収めた。
▼第1試合 ウェルター級 5分3R
○佐藤豪則(Laughter7/同級2位)
判定3−0 ※3者とも30−28
●鈴木槙吾(ALLIANCE/同級4位)
ウェルター級に転向し、タイトル挑戦の見えるランキング2位に位置している佐藤。対する鈴木は今年2月の宇良健吾との試合以来、約10カ月ぶりの復帰戦となる。
1R、サウスポーの佐藤は左ミドルで距離を取る。鈴木が右のパンチから前に出ると、組みの攻防になり、鈴木がテイクダウンを奪う。パスガードを狙いながらパンチを落とす鈴木。佐藤は下から蹴り上げを狙うが、鈴木がそれをディフェンスしながら重いパンチを落とす。佐藤がガードポジションからアームロックを狙うものの極まらずブレイク。
スタンドの状態でラウンド終了となった。
2R、首相撲の攻防から佐藤が足を払ってテイクダウン、上四方固めで押さえ込む。鈴木は体を反転させてタックル、そのまま佐藤の後ろにつく。佐藤はアームロックを狙いつつ、グラウンドでトップポジションをキープ。再び佐藤は上四方固めで鈴木を押さえ込み、コツコツとパンチを落とす。鈴木は脇を差し、ブリッジを使って立ち上がろうとするが、佐藤のポジションキープは強い。残り1分、佐藤がマウントポジションを取ると一気にパウンド!
鈴木はブリッジを使って上のポジションを取り返し、ヒールホールドを狙う。しかしここは佐藤が上のポジションを取り返す。鈴木はタックルに入って佐藤をコーナーまで押し込むと、佐藤は首相撲からヒザ蹴りを突き上げる。
3R、左ストレートと右フックで前に出る佐藤。鈴木も左フックを返す。佐藤が左ミドルを蹴ると、鈴木もすぐに右ミドル。鈴木の右ミドルに合わせて、佐藤がテイクダウンを奪う。ガードポジションになった鈴木だったが、すぐに体を起こして試合をスタンドに戻す。
鈴木がスタンドで佐藤のバックに回ると、佐藤はここでもアームロックを狙う。ここで距離が離れて打撃になると鈴木がジャブから右ストレート! そのまま鈴木が佐藤に組み付くが、佐藤がグラウンドで上のポジションをキープ。
何とかポジションを返そうとする鈴木だったが、佐藤はサイド、バックとポジションを変えて腕十字! 鈴木が腕をクラッチしてそれをディフェンスしたところで試合終了となった。判定は3−0で佐藤が勝利した。
★メイン(川村VS桜木)、セミ(藤井VS近藤)の試合結果はこちら
★第7試合(清水VS砂辺)、第6試合(鹿又VSアライ)、第5試合(鳥生VS山宮)はこちら
|