FEG
「Dynamite!!〜勇気のチカラ2010〜」
2010年12月31日(金)さいたまスーパーアリーナ
開場14:00 開始16:00
▼第13試合 DREAMウェルター級ワンマッチ 5分3R
○ジェイソン・ハイ(アメリカ/Team Bodyshop/75.6kg)
判定2-1
●桜井“マッハ”速人(マッハ道場/76.0kg)
現在、格闘技人生で初の3連敗中というマッハ。今回はアメリカ・シアトルでフィジカル中心のトレーニングを行い、DREAMウェルター級GP準優勝のハイと対戦する。
1R、サウスポーのハイにマッハはインローを蹴る。ハイがジャブを伸ばすと、マッハは左フックと右ストレート。ハイがパンチで一気に踏み込むが、マッハはそのままハイに組み付いてハーフガードで上になる。ハイは下からマッハに抱きついて、マッハの攻撃をディフェンス。両者の動きが止まってブレイクとなり、ハイにはイエローカードが提示される。
再開後、左ミドルを蹴るハイ。マッハも左フックを返す。距離が離れるとマッハはアウトロー、ハイのパンチに合わせて組み付く。ここからテイクダウンを狙うマッハだったが、ハイが上手くバランスを取ってグラウンドで上になる。マッハがガードポジションを取った状態でラウンド終了となった。
2R、マッハがインローを蹴ると、ハイがパンチから前に出る。マッハは首相撲に持ち込もうとするが、ハイはそのままマッハに組み付いてテイクダウンを狙う。マッハはそれをディフェンスして、逆にハイをテイクダウン。ハイのフロントチョークを外して、マッハがハーフガードで上になる。
しかしハイはマッハの身体を突き放すようにして、上のポジションを取り返す。インサイドガードから身体を起こしてパンチを落とすハイ。マッハはガードポジションから足を使ってハイの身体を浮かせるが、ハイはトップポジションをキープする。
3R、マッハはインローを蹴り、ハイをコーナーまで詰めて右のヒザ蹴り! ハイはそのままタックルに入り、テイクダウンを狙うがマッハの身体がロープの外に出てしまいブレイクとなる。再開後、マッハは右ミドルと右ストレート! そのまま組み付いてハイからテイクダウンを奪う。
ハーフガードで上になったマッハはパンチを落としながらマウントポジションへ。しかしハイも足を入れてポジションを戻し、そこから両足タックルのようにしてマッハをテイクダウンする。ハイがハーフガードで上になるがブレイク。
再開後、マッハの右ミドルに合わせてハイが両足タックル。
マッハはそれを切ってパンチを打つが、ハイはそのまま両足タックルでマッハをテイクダウンする。ガードポジションでマッハの動きが止まり、マッハにイエローカードが提示される。再開後、マッハが左フック! これでハイがバランスを崩し、ハイがタックル。マッハはそれを切ってヒザ蹴りを打つが、ハイがマッハをテイクダウンする。
判定2−1で接戦を制したのはハイ。マッハはこれで4連敗となってしまった。
▼第12試合 K-1 MAXライト級ワンマッチ 3分3R
△大和哲也(大和/K-1 WORLD MAX 2010 -63kg Japan Tournament優勝/63.0kg)
ドロー 判定1-0 ※30-30、30-30、30-29
△西浦“ウィッキー”聡生(STGY/62.8kg)
今年のK-1 WORLD MAX 2010 -63kg Japan Tournament王者の大和がDynamite!!に初参戦。対戦相手のウィッキーはトリッキーな打撃を武器とする総合格闘家。今回がK-1ルールには初挑戦となる。
1R、いつものように両手をダラリと下げた構えで前に出て行くウィッキー。大和は距離を取りながらローを蹴る。そこにウィッキーは右フックで突進。大和は離れた間合いから右ミドルとインローを蹴っていく。
しかしウィッキーはそれを受けて右フックを強振、さらに左ハイキックを飛ばす。大和はガードを上げて右ミドル。ウィッキーも左右のローを返し、大和も踏み込んでの左フック。ウィッキーも右フックを返す。ジャッジは3者とも10−10のイーブン。
2R、大和はインロー、そして右ミドル。ウィッキーが前に出てくるところに左フックを合わせる。ウィッキーが右フックで飛び込むと、そこに大和は右ストレート、そして右ミドルを蹴る。
大和の右ストレートに対してウィッキーもすぐに右フック。ウィッキーも軽くローを蹴る。ウィッキーが左ストレート、そして右フック。ウィッキーはいきなり飛び込むような左ストレート。これが大和の顔面を捕らえるが、大和もウィッキーの右フックに右ストレートを返す。ジャッジは3者とも10−10のイーブン。
3R、大和が右ミドルと右ストレート。ウィッキーの左ストレートを空振りさせて大和が左フック。
ウィッキーが右フックで前に出ると、大和も右ストレートから左フック。しかしウィッキーの左ストレートが大和の顔面を捕らえ、そこから返しの右フック! 大和もパンチを打ち返そうとするが、空振りしてバランスを崩す。
ウィッキーは右フックから左ストレート。これをもらう大和だったが、圧力をかけてパンチで前に出る。
そして大和が右ストレートから左フック! これでウィッキーが下がる! さらに大和の左フックがウィッキーの顔面を捕らえ、ウィッキーの動きが止まる。ここで試合は終了。
判定はジャッジ1名が30−29で大和を支持するものの、残り2名は30−30のイーブンとし、ドローという結果に終わった。
▲試合中、右耳の裂傷がひどくなった桜庭和志(左)
▼第11試合 DREAMウェルター級タイトルマッチ 1R10分、2・3R5分
○マリウス・ザロムスキー(リトアニア/LONDON SHOOT FIGHTERS/MMA Bushido/王者)
TKO 1R2分16秒 ※ドクターストップ
●桜庭和志(LAUGHTER7/挑戦者)
※ザロムスキーが初防衛に成功。
これまでPRIDEでは93kg、DREAMでは83kgで試合を続けてきた桜庭がウェルター級(76kg)まで階級を落とし、DREAM王者ザロムスキーの持つベルトに挑戦! 桜庭はエヴァンゲリオンのマスクを被って、タイトルマッチのリングに立つ。
1R、サウスポーに構える両者は軽くジャブを打ち合う。ザロムスキーは桜庭のジャブに左フックを被せる。右フックから左ストレートで前に出るザロムスキー。
桜庭が右ボディを打つとそこにザロムスキーは右フック。ザロムスキーは伸びのある左ストレートで前に出る。ここで桜庭が右の耳を裂傷してしまい、ドクターチェックが入る。
再開後、右ボディを打つ桜庭にザロムスキーが左フック、ジャブを突いて桜庭の周りを回る。そこから左フック、さらに右ボディフックから左ストレートを返すザロムスキー。ここで桜庭がザロムスキーのパンチにカウンターの片足タックルを狙うが、ザロムスキーはそれを切る。
ここで桜庭の右耳の裂傷がひどくなり、ドクターチェックが入ると、ドクターはすぐに試合をストップ。ザロムスキーがドクターストップという形でベルトを防衛した。
試合後、リング上で応急処置を受けた桜庭は「すいません、耳がとれちゃいました。でもまだまだ自分が進化している感じがするので、これからもよろしくお願いします。今日はすいませんでした」とファンに挨拶。ザロムスキーも「桜庭は私にとって大スターでした。短い時間ですが桜庭と試合を出来たことが光栄です」と桜庭にメッセージを送った。
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