マーヴェラスジャパン/DEEP事務局
「女子総合格闘技ジュエルス 15th RING」
2011年7月9日(土)東京・新宿FACE
開場18:00 開始18:30
観衆=872人(超満員札止め)
▲約3年ぶりの再戦でも長野美香(下)を倒した藤井惠
▼第9試合 JEWELS公式ルール ライト級
○藤井 惠(AACC)
判定3-0
●長野美香(CORE)
昨年アメリカの総合格闘技大会べラトールに参戦し、活躍の場を世界に広げた藤井が約2年ぶりにジュエルスに凱旋し、ジュエルスの看板選手でもある長野と対戦。
両者は2007年12月にスマックガールのリングで対戦しており、この時は総合格闘技デビュー戦だった長野に藤井が1R1分20秒、三角絞めで勝利している。約3年半ぶりの再戦で勝つのはどっちだ!? なんと藤井のセコンドにはジョシュ・バーネットが就く。
1R、サウスポーの藤井がいきなりパンチを打ち込んでいく意外な展開。迫力ある左右の連打に圧倒される長野。しかし、組み付くと長野がヒザ蹴り。藤井もヒザを打ち返す。そのまま藤井がテイクダウンし、上になる。藤井は重いボディへのパンチを叩き込み、パスガードを仕掛けていく。
藤井は余裕たっぷりに見下ろしながらのパンチ、長野はハーフガードからクロスガードに戻す。藤井は立ち上がって長野の足へ蹴りを見舞い、立ち上がろうとした長野に踏み付け、ハイキック。微妙なタイミングだったため、藤井に口頭注意が与えられて試合再開。
藤井が左右のストレートで前へ出て、長野を押していく。藤井はコーナーへ押し込むとボディへのヒザ蹴り。体勢を入れ替えた長野が両足タックルでテイクダウンしに行くが、藤井はなかなか倒れない。しかし、残り10秒で長野がついにテイクダウン! 藤井は下からの三角絞めを狙う。
2R、藤井が右フックと左ストレート、長野は左ミドルと左ロー。藤井は左ストレートを打ち込んでいく。
力強い藤井のパンチに押される長野だが、ジャブを突いていく。右フック、左ストレートからタックルに行く藤井。長野は顔面へのヒザ蹴りを繰り出すが、この蹴り足を取った藤井がテイクダウン。
パスガードして上になった藤井は腕十字の体勢に! 両足を使って必死にディフェンスする長野。藤井はマウンドポジションに移行し、ボディへのパンチを連打していく! わき腹に重いパンチが叩き込まれ、長野は下からの腕十字を狙ったが、藤井はすぐに立ち上がる。
再び上を奪った藤井はボディへパンチを連打、そして足首固めへ! 長野が素早く立ち上がり、バックを奪いに行ったが、残り時間は少なく試合終了。攻めに攻めた藤井が貫禄の判定勝ちを収めた。藤井と抱き合った長野は目頭を押さえて涙を流す。藤井はジョシュの肩に担ぎ上げられ、場内に手を振りながら笑顔で退場した。
▲ロクサン・モダフェリ(左)に腕十字を仕掛ける赤野仁美
▼第8試合 JEWELS特別ルール -61kg契約
○赤野仁美(AACC/第2代SMACKGIRLミドル級女王)
判定3-0
●ロクサン・モダフェリ(アメリカ/フリー/FFFライト級王者)
昨年12月30日の「戦極 SOUL OF FIGHT」で組まれた赤野vsロクサンの再戦が実現。このカードは試合当日にロクサンが胃腸炎にかかり、ドクターストップで赤野が不戦勝という形で終わっており、実質、今回が初対戦となる顔合わせだ。
1R、サウスポーの赤野が組み付いていき、投げを狙うがロクサンが防御。ボディと顔面にフックを放ち、赤野が離れるとパンチで追っていく。再び組み付いた赤野が組んでの投げ狙い。
ロクサンは胴をクラッチしてテイクダウンを狙うが、赤野が倒して上になる! 赤野はアキレス腱固め! そしてヒールホールドに移行するが、ロクサンは足を抜いて脱出!
スタンドに戻るとパンチで前に出るロクサンがバックブロー。赤野は低いタックルを仕掛けるが、上になったのはロクサン。抑え込みながら顔面にパンチを見舞う。そのままロクサンが上のポジションをキープして1Rを終えた。
2R、組み付いた赤野が投げを狙いながらヒザ蹴り、小内刈りでテイクダウンを奪うと、ロクサンが下からの腕十字を狙う。腕を引き抜いた赤野がアキレス腱固め。ロクサンは顔面へパンチを見舞う。
起き上がったロクサンがタックルに行き、上を奪ってパンチ。すると今度は赤野が下からの腕十字。ロクサンが離れて立ち上がる。
パンチで前に出るロクサンに赤野が左ミドルキック、組み付いたロクサンが上になると赤野はまたも足関節を仕掛ける。殴りに来るロクサンの胸を蹴る赤野。これはブレイクとなり、立ち上がったところで赤野が投げでテイクダウン。上になってパンチを繰りだすが、ロクサンが立ち上がってタックルへ。赤野はフロントチョークの体勢に捕らえてこれを防ぎ、試合終了のゴングを聞いた。判定はジャッジ三者とも赤野! 因縁の試合に決着をつけた。
▲エスイ(左)から腕ひしぎ十字固めで一本勝ちしたHIROKO
▼第7試合 JEWELS特別ルール -65kg契約
○HIROKO(マスタージャパン/第4代SMACKGIRL無差別級女王)
一本 2R2分20秒 ※腕ひしぎ十字固め
●エスイ(モンゴル/スマッシュ小路道場)
昨年12月以来、約7カ月ぶりにHIROKOがジュエルスに参戦し、杉山しずかにTKO勝利しているエスイと対戦。
1R、サウスポーのエスイがジャブで牽制、HIROKOはジャブとロー。HIROKOが連打でエスイをコーナーへ追い込んでいく。打ち合いに行くHIROKO。ジャブを突いて右ロー、左へ回り込んでいきロープを背負うエスイに連打。ワンツーを伸ばすHIROKOにエスイは前蹴り。残り1分でHIROKOが組み付いていくが、エスイの上半身がロープの外に出たためブレイクに。その後もHIROKOがパンチで主導権を握る。
2R、パンチの連打で前へ出るHIROKO。組み付くと両足をクラッチしてテイクダウンする。HIROKOはパスガードしてサイドポジションに。顔面にパンチを落としつつ、アームロックを狙う。上体を起こしたHIROKOは腕十字の体勢に! 起き上がって腕を抜こうとしたエスイだが、HIROKOが腕をさらに絞り上げ、鮮やかな一本勝ちを奪った。
▼第6試合 JEWELSキックルール -53.52kg契約
○林 美久(バンゲリングベイ・スピリット)
TKO 2R1分22秒 ※2ノックダウン
●anna(FIGHT CHIX)
▼第5試合 JEWELSvsVALKYRIE対抗戦 JEWELS特別ルール ライト級
○高林恭子(ALIVE/VALKYRIE)
判定3-0
●セリーナ(ノルウェー/team hellboy hansen/JEWELS)
▼第4試合 JEWELSvsVALKYRIE対抗戦 JEWELS特別ルール -48kg契約
○石川菊代(リバーサルジム横浜グランドスラム/JEWELS)
判定3-0
●Sachi(総合格闘技闇愚羅/VALKYRIE)
▼第3試合 JEWELSキックルール -60kg契約
○千佳子ウィラサクレック(ウィラサクレック・フェアテックス)
判定3-0
●中森華子(JWP)
▼第2試合 JEWELSキックルール -50kg契約 2分3R
○トモコSP(WSRフェアテックス)
判定3-0
●茶谷 薫(誠至会)
▼第1試合 JEWELS公式ルール -48kg契約
○MIYOKO(GRABAKAジム)
判定3-0
●奥村ユカ(SOUL FIGHTERS JAPAN)
▼オープニングファイト第4試合 JEWELSアマチュアキックルール -53kg契約 2分2R
○新垣聖羅(ウィラサクレック・フェアテックス蕨/J-GIRLS U-15ミニフライ級王者、M-1 40kg級王者)
判定3-0
●佐藤和乃(新興ムエタイ)
▼オープニングファイト第3試合 JEWELSアマチュアキックルール -44kg契約 2分2R
○伊藤紗弥(尚武会/国際Jrキックボクシング王者)
判定3-0
●吉良千宙(魁塾)
▼オープニングファイト第2試合 JEWELSアマチュアルール -50kg契約
△山崎佳代子(パラエストラ柏)
時間切れドロー
△呉京梅(CORE)
▼オープニングファイト第1試合 JEWELSアマチュアルール -49kg契約
○臼井 環(リバーサルジム東京スタンドアウト)
一本 1R14秒 ※腕ひしぎ十字固め
●ナナチャンチン(フリー)
★メイン(辻結花vs石岡沙織)、セミ(ハム・ソヒvsV.V Mei)はこちら
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