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【修斗】弘中が世界王座戴冠、漆谷がKO勝利で初防衛! 上田がルミナをKOで下す

2011/07/18



サステイン
「プロフェッショナル修斗公式戦
SHOOTOR’S LEGACY 03
〜東北地方太平洋沖地震支援チャリティー〜」

2011年7月18日(月・祝)東京・後楽園ホール
開場17:30 開始18:30


▲得意のグラウンドに持ち込んだ弘中(上)が朴を攻め続け世界王者となる

▼メインイベント(第8試合) 世界ウェルター級チャンピオン決定戦 5分3R
○弘中邦佳(マスタージャパン/同級2位)
判定3−0 ※3者とも30−26
●朴 光哲(KRAZY BEE/同級1位)
※弘中が第11代王座に就く

 第10代王者ヴィラミー・シケリムがタイトルを返上し、空位となっていた世界ウェルター級王座をかけて朴と弘中が激突。

 1R、ジャブを突いて距離を取る朴に対し、弘中は朴がロープを背負ったところで組み付く。脇を差してテイクダウンを阻止しようとする朴だったが、弘中は片足タックルに切り換えてテイクダウンを奪う。

 弘中はクローズドガードをとる朴に対し、体を起こして顔面とボディにパウンド。パスガードを狙いながら、朴の顔面にコツコツとパンチを落とす。さらに終了間際、朴がグラウンド状態で弘中の顔面を蹴り上げてしまい、レフェリーから減点1が言い渡される。

 2R、朴がジャブから左フック、そして組み付こうとする弘中の顔面に打ち下ろすような右ストレート! 朴は右ストレートとボディと顔面に打ち分ける。弘中は右ストレートから飛び込んで、両足タックルで朴をテイクダウン。

 1Rと同じようにしっかりと押さえてパンチを落とす弘中。朴は背中を見せて立ち上がろうとするが、弘中は後ろにつこうとしつつ、朴を寝かせて再びパンチを落とす。そして立ち上がった弘中は朴の顔面にパンチ、パスガードして肩固めを狙う。

 3R、ポイントでリードを許している朴が右ストレートで前進。弘中のタックルに右アッパーを合わせるが、弘中は構わず朴に組み付いてコーナー際でテイクダウンを奪う。

 グラウンドで上のポジションになった弘中は2Rと同じように朴を寝かせて、パスガードとバックを狙いながらパンチを落とす。残り1分を切り、朴が立ち上がり、試合はスタンドへ。

 朴は逆転を狙い右のパンチを連打して前進するが、弘中は足を使って距離を取り、決定打を許さない。最後の最後に朴が右の飛びヒザ蹴りを狙うが、これも不発。そのまま試合終了となり、弘中が4ポイント差をつける大差の判定で朴を下し、修斗世界王者のベルトを手にした。


▲漆谷(右)が左ハイキックで正城をKOし、初防衛に成功した

▼セミファイナル(第7試合)世界バンタム級チャンピオンシップ 5分3R
○漆谷康宏(和術慧舟會RJW/王者)
KO 2R24秒 ※左ハイキック
●正城ユウキ(クロスワンジム湘南/挑戦者・同級3位)

 今回が初防衛戦となる王者・漆谷。挑戦者の正城は2008年9月にフロントチョークで一本負けを喫している相手で、漆谷にとって防衛戦ではあるものの、正城へのリベンジをかけた一戦になる。

 1R、サウスポーの漆谷に対し、距離を詰めていく正城だったが、そこに漆谷が左ストレート! これで正城がバランスを崩す。

  正城のタックルを切ってスタンドの状態をキープする漆谷。正城のインローを受けて、矢のような左ストレート! そして回り込むような右フック! これが正城の顔面を捉える。漆谷の打撃に劣勢の正城だったが、漆谷をコーナーにまで押し込むと、漆谷の両腕をコントロールしてボディにヒザ蹴りを突き刺す。

 2R、正城がインローを蹴ると、回り込むように右フックを打つ漆谷。そしてここで漆谷が左ハイキック! これが正城の顔面を捉えて、正城がダウン! 漆谷がすぐにパンチを落として攻め込むと、レフェリーが試合をストップ! 漆谷が見事な左ハイキックで正城を下し、KO勝利で初防衛に成功した。



▲上田(右)が三日月蹴り気味の左ミドルでルミナをKO

▼第6試合 61kg契約 5分3R
○上田将勝(パラエストラ東京/第5代世界フェザー級王者)
KO 1R4分23秒 ※左ミドル
●佐藤ルミナ(roots/初代環太平洋ライト級王者)

 昨年3月に勝村周一朗に一本負けして王座陥落となったものの、ここまで15戦12勝1敗2分という驚異的な戦績を誇っている元世界王者・上田。一方のルミナは昨年5月に元世界王者・松根良太をKOで下して以来、約14カ月ぶりの試合となる。

 1R、サウスポーの上田が左のインロー、そこから左ミドルにつなげる。ルミナもインローを蹴り返し、細かくパンチやサイドキックのフェイントを入れて前に出ていくが、上田はそこに左ハイキック! これでルミナが鼻から出血する。

 その後もしっかりと距離を取って左ミドルを蹴る上田。ルミナは右ストレートから飛び込んでパンチを狙うが、上田はそれをしっかりとバックステップでかわす。ルミナの左フックに合わせて上田が片足タックル。

 これは切られた上田だったが強烈な左ミドルをルミナのボディに叩き込み、さらに三日月蹴り気味の左ミドルをルミナのレバーに突き刺す! この一発でルミナがその場にうずくまるように崩れ落ち、レフェリーが試合をストップ。上田が左の蹴りでルミナをKOした。

★第5試合(徹肌ィ朗vs田村彰敏)〜第1試合はこちら

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