サステイン
「プロフェッショナル修斗公式戦
SHOOTOR’S LEGACY 04
〜東北地方太平洋沖地震支援チャリティー〜」
2011年9月23日(金・祝)東京・後楽園ホール
開場17:30 開始18:00
▲児山(左)が冨樫(右)との接戦を制して王座防衛に成功した
▼メインイベント(第7試合)環太平洋ウェルター級チャンピオンシップ 5分3R
○児山佳宏(パラエストラ松戸/王者)
判定2−1 ※28−29、29−28、29−28
●冨樫健一郎(パラエストラ広島/同級2位)
※児山が初防衛に成功。
今年1月の後楽園大会で環太平洋ウェルター級王者となった児山。挑戦者の冨樫は環太平洋王者決定戦を2度、世界タイトルマッチを1度、合計3度のタイトル戦を経験しているが、いずれも敗れており、未だにタイトル獲得はなし。
冨樫が悲願のベルトを手にするか? それとも児山が冨樫の想いを跳ね除けてベルトを守るか?
1R、サウスポーの冨樫はいつものように距離を取りながらジャブを突く。児山は左右に動きながらインロー、右ミドル。そこに冨樫がジャブを合わせ、しりもちをつく児山だったが、すぐに片足タックルで冨樫をテイクダウン。パンチを落とすが、冨樫もすぐに立ち上がる。
試合がスタンドに戻ると児山が右ミドル、飛び込むような右アッパー! 冨樫も左ストレート、右フックを返し、お互いに首を掴んでパンチを打ち合う。
距離が離れると児山がタックルのフェイントを入れつつ左フック、冨樫も左ストレート。児山が前蹴り、右ミドルと蹴り技を多用する。
2R、ここも児山が右の前蹴り、右ミドル。タックルのフェイントを入れながらパンチで前に出る。冨樫はしっかり距離を取りながら右ジャブ、右フックを併せて、児山の顔面に左ストレートを突き刺す。
さらに冨樫は児山のタックルを切り、スタンドで自分のパンチを細かく当て続ける。児山も距離を詰めて片足タックルから冨樫をテイクダウンするが、冨樫はすぐに立ち上がり、左ストレートと右フックで児山を攻め込む。
3R、これまで以上にプレッシャーをかけて前に出る児山がパンチとタックル。冨樫はそのタックルを切って、ジャブと左ストレートをコツコツと当てるが、児山は何度もタックルを繰り返す。
そして冨樫とパンチで打ち合う中でカウンターの両足タックル! これが見事に決まり、児山が冨樫をテイクダウンする。
冨樫はロープに体をあずけて立ち上がろうとするが、児山も冨樫の足をロックし、腰をコントロールするようにして、それを阻止。冨樫の顔面とボディに細かくパンチを入れる。
結局、この状態のまま試合終了となり、判定へ。判定は最初のジャッジが29−28で冨樫を支持したものの、残り2名は29−28で児山! 児山が冨樫との接戦を制して、初防衛に成功した。
▲村山(奥右)が中村にスリーパーを極めて一本勝ち
▼セミファイナル(第6試合)ミドル級 5分3R
○村山暁洋(GUTSMAN・修斗道場/世界同級2位・環太平洋同級王者)
一本 1R2分30秒 ※スリーパーホールド
●中村K太郎(和術慧舟會東京本部/初代環太平洋同級王者・SRCウェルター級GP2010優勝)
今年6月に環太平洋王者ミドル級王者となった村山が後楽園大会に初登場。対戦相手は初代同級王者の中村で、修斗には約5年2カ月ぶりの参戦となる。
1R、サウスポーの中村に対し、距離を取りながらインローを蹴っていく村山。中村はタイミングを測って、そのインローに左ストレートを合わせる。徐々にパンチで前に出て行く中村が左ストレート、返しの右フック! 手数を増やして攻め込むが、組みの攻防になると、村山が中村の顔面にヒザ蹴り!
このヒザ蹴りが中村の顔面を直撃し、中村がバランスを崩す! 一気にパンチで畳み掛ける村山は再びヒザ蹴り! 中村のタックルを切ってバックに回り込むとスリーパーホールドで一本勝ち! 村山が中村の得意とするバックからのスリーパーホールドで一本勝ちするという衝撃の結末を迎えた。
▲堀口(右)が強烈な蹴りで直撃を攻め込みKO勝利
▼第5試合 フェザー級 5分3R
○堀口恭司(KRAZY BEE/2010年同級新人王&MVP)
KO 2R3分22秒 ※右ストレート→パウンド
●直撃我聞(ちょくげき・がもん/PUREBRED大宮/環太平洋同級9位)
昨年のフェザー級新人王&MVP堀口が7月の後楽園大会に続いて連続参戦し、環太平洋ランカーの直撃と対戦。現在4連続KO・TKO勝利と快進撃を続ける堀口はキャリアで勝る直撃を相手にどんな試合を見せるか?
1R、普段はオーソドックスに構える堀口だが、いきなり構えをサウスポーにスイッチ! サウスポーのままで試合を進め、直撃の右足に強烈な左ローを蹴っていく。
堀口は離れた間合いから距離を取りつつ、細かくフェイントを入れて飛び込むような右ミドル! これが直撃のボディにめり込む!
これで直撃が下がると、堀口はすぐに右ミドル!
これがローブローとなってしまい、試合が一時中断となるが、堀口が蹴りで直撃を圧倒する。再開後、堀口は構えをオーソドックスとサウスポーにスイッチしながら前に出て左ストレートから右フック、構えをオーソドックスに戻してじりじりと前に出る。
2R、ここも堀口が左ローと右ミドルで直撃を攻め込み、左フックから右ストレート! これが直撃の顔面を捉えて、直撃がバランスを崩す!
ガードポジションでガードを固める直撃に堀口はフルスイングのパンチの連打! 直撃の動きが止まったところでレフェリーが試合をストップ! 堀口が連続KO・TKO勝利を5に伸ばした。
★第4試合(小知和 晋vs佐々木信治)から第1試合(金田一孝介vsジャングル伊藤)はこちら
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