3月25日(土)東京・後楽園ホールで開催されるシュートボクシング協会主催『NEO ΟΡΘΡΟΖ Series.2nd』(ネオ・オルトロス=新時代の幕開け)で、宍戸大樹(シーザー)と対戦する“ブラジルの子連れ狼”マルフィオ・カノレッティ(ブラジル)が大会前日の24日(金)シーザージムで公開練習を行った。
“ザ・ウォーリャータイガー”のミドルネームどおり虎の柄をあしらったグローブを着用したカノレッティは、公開スパーリングとは思えない全力投球の“ファイト”を披露。スパーリングパートナーを左右のスピーディーなパンチで追い回してハイキック、ローキックを繰り出し、ボディブローで唸らせる。まさに本番さながらのスパーであった。
「調子はとてもいい。アンディ・サワーに負けて以来(昨年5月4日、K-1
WORLD MAX 2005世界一決定トーナメント開幕戦=判定3−0)特訓して、この試合へ向けて調整してきた。前回のアンディ戦ではプライベートの問題があって試合に集中できず、ああいう結果になってしまったので、今回はしっかりとメンタル面の準備もしてきた」とカノレッティ。いかにも調子がよさそうだ。
アンディ戦では減量苦が伝えられたカノレッティであるが、「アンディと闘った時も体重がひとつの問題だった。76kgから70kgに急に減らさなくてはいけなかったんだ。そのため精神的にもナーバスになっていた。今回は72kgを維持してきているので、当日までにはバッチリ準備できると思うよ」と、今回は順調である事を伝える。
「シュートボクシングには以前から興味があった」とカノレッティ。「K-1で闘った土井もアンディもSBの選手だったし、この二つの試合は非常にいい試合だった。私にとって忘れられない試合になったよ。だからSBで闘う事が私のひとつの夢だったし、今の大きな目標は『S-cup』に出る事、そして優勝する事が大きな夢なんだよ」と、今回宍戸に勝利して今年11月3日(金・祝)東京・両国国技館で開催される『SHOOT
BOXING WORLD TOURNAMENT S-cup 2006』への出場権を得る事を宣言し、S-cup制覇まで口にした。
SBには初参戦となるカノレッティだが、「ルールはもちろん理解している。私はグラウンドの練習もやっていたし、投げ技も問題ない。SBルールに合わせて調整してきたから、何も大きな問題はないよ」と不安面はないと言い切る。
「柔術をやっていたわけではないが、ブラジルで総合の練習をやっていたんだ。前回、宍戸と対戦したジダ(シュートボクセ)よりも力を出せると思っている。ずっと打撃をやっている選手の方が組み技の技術を覚えるのは簡単だ。逆に組み技をやっていた選手が打撃を覚えるのは難しい」と言うカノレッティ、「明日は私も投げるかって? フフフッ、それは秘密です。ここでは話せないね。見てのお楽しみだよ」と不気味に笑う。
カノレッティのSB、そしてS-cup出場にかける意気込みは本物だ。ご存知のとおり、カノレッティの背中一面にはK-1
WORLD MAXのロゴマークがタトゥーで入っているが、それと愛娘の名前と“ムエタイ”の文字に続いて、今後はSBのロゴも入れるかもしれないという。
「宍戸は実力があるし、S-cupで準優勝になった実績もある。彼と私の試合は間違いなくいい試合になるよ。試合前にはいつも娘から“トロフィーを必ず持って帰って来てね”と言われるが、アンディ戦ではそれが出来なかったから今回は絶対に持って帰る」と、愛娘にも勝利を約束してきた。
カノレッティは言う。「宍戸を倒し、S-cupに出場する。そして、S-cupのチャンピオンはアンディ・サワーだから、私がチャンピオンになるためには彼を倒してならなくてはいけない」と、アンディへのリベンジも誓う。
「私にとって闘う事は全て。私の強さはそこから来ている。明日の宍戸戦もアンディ戦同様にタフな試合をしたいが、前回とは違う結果になるように全力を出す」
S-cupとアンディへのリベンジに照準を絞ったブラジルの子連れ狼の牙が、明日、宍戸に向けられる。
シュートボクシング協会
「NEO ΟΡΘΡΟΖ Series2nd」
2006年3月25日(土)東京・後楽園ホール
開場17:00 開始17:30
<全対戦カード>
▼メインイベント 70kg契約 エキスパートクラスルール3分5R
宍戸大樹(シーザー/SB日本ウェルター級王者)
VS
マルフィオ・カノレッティ(シッチ・マスター・ロニー/K-1WORLDMAX2002ブラジル優勝)
▼セミファイナル 70kg契約 エキスパートクラスルール3分5R
土井広之(シーザー/前SB世界ウェルター級王者)
VS
キム・パン・スー(韓国/ソウルジョンムジム)
▼第8試合 70kg契約 エキスパートルール3分5R
緒形健一(シーザー/SB日本スーパーウェルター級王者)
VS
キム・ヨンジョン(チョンアン・チョンムジム)
▼第7試合 60kg契約 エキスパートクラスルール3分5R
及川知浩(龍生塾/SB日本スーパーフェザー級王者)
VS
竹村 健二(名古屋JKF)
▼第6試合 59kg契約 エキスパートクラス特別ルール3分3R
石川剛司(シーザー)
VS
梅下湧暉(湘南))
▼第5試合 68kg契約 エキスパートクラス特別ルール3分3R
金井健治(ライトニングジム)
VS
ファピカート・クロスフェニックス(クロスフェニックス)
▼第4試合 55kg契約 フレッシュマンクラスルール3分3R
えなりのりゆき(シーザージム)※今井教行より改名
VS
江口光治(チームドラゴン)
▼第3試合 ヘビー級 スターティングクラスルール2分3R
西脇恵一(チームドラゴン)
VS
炭谷直紀(シーザージム)
▼第2試合 58kg契約 スターティングクラスルール2分3R
センカン大和(湘南ジム)
VS
中西卓也(大阪ジム)
▼第1試合 57kg契約 スターティングクラスルール2分3R
岩崎晃久(大村ジム)
VS
中森保貴(シーザー)
<チケット料金>
RS席10,000円 SS席7,000円 S席6,000円
A席5,000円 B席4,000円 ※当日は各500円増し
<チケット販売所>
イープラス=http://eee.eplus.co.jp
CNプレイガイド=http://www.cnplayguide.com
チケットぴあ=0570−02−9999
ローソンチケット=0570−00−0403
フィットネスショップ=03−3265−4646
レッスル渋谷=03−3464−0078
板橋大山アメリカン=03−3962−6443
チャンピオン=03−3221−6237
書泉ブックマート=03−3294−0011
後楽園ホール=03−5800−9999
<お問い合わせ>
シュートボクシング協会=03−3843−1212
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