1月24日(木)東京・葛飾区にあるキックボクシングジム「青春塾」にて同ジム所属の山本優弥が公開練習を行った。山本は2月2日(土)東京・日本武道館で開催される「Ameba
presents K-1 WORLD MAX2008〜日本代表決定トーナメント」1回戦でアンディ・オロゴン(ナイジェリア)と対戦する。
同門で2月に試合を控える石川直生と3分2Rのスパーリングを行った山本。軽量級の石川が相手だったにも関わらず、それに見劣りしないスピード感溢れる攻撃を繰り出していく。現在のコンディション・仕上がりを山本は「近氏ションはいいです。どういう状態が仕上がりがいいかは分かりませんけど、やる気はあります!」と独特の言い回しで表現。 普段からほとんどスパーリングを行わず「必要と思ったこと以外は基本的にはやりません」という山本。現ボクシングWBC世界フライ級チャンピオンの内藤大助が所属する宮田ボクシングジムで出稽古を行っていた時期もあったが「ボクシングばっかりじゃないし、今回の試合に向けて(ボクシングの練習は)違うなと感じて」と、現在では青春塾での練習がメインとなっているようだ。 山本のK-1MAX参戦は実に1年5カ月ぶり。山本はこの期間に念願だった全日本ウェルター級のベルトも巻き、大きな成長を遂げた。
「昨年は4試合やって4回勝ったんですが、勝って成功かと言われたら違うと思うんです。誰に勝って負けたで成功とは言わない。勝ち負けが後からついてくるという意味がやっと分かるようになって、昨年は格闘技方面だけじゃない色んな人とあって、色んなことに興味を持ちました。それで人間としての幅が広がったと思うし、すごくいい年でした。具体的に何が伸びたかは分からないですが、次につながる一年だったし、実りのある一年だったと思います」。 K-1MAXという大舞台を前にしても「今年の目標は闘う舞台や周りに影響されないということ。プロとしてやらせてもらっている以上、K-1だから頑張るとか、全日本キックだから頑張らないとか、それはありえない。今までは周りが喜んでくれるから、こういった方が盛り上がるから、という理由で色々発言してきましたけど、僕は昔からチャンピオンになりたいとかお金が欲しいとか関係ないんです。格闘技が好きだからやっているんですよ」と、山本はあくまで平常心だ。 しかし「日本トーナメントなんで日本人が優勝した方が盛り上がるのでは?」という質問を受けると、「それもありますけど、それだったら自分以外の7選手、誰が優勝してもいいわけじゃないですか。僕はそうじゃない。自分が優勝して一番目立って大会を盛り上げたい」と大会の主役取りをアピール。
「僕は自分が満足できる試合がしたいと思っているんですね。例えば全試合秒殺KOしても、僕は満足しないかもしれない。どういう形で満足するかは分かりませんが、少なくとも3試合は勝たないと満足はしないでしょう」とトーナメント優勝への想いを静かに語っている。 山本の1回戦の対戦相手は優勝候補としても名前が挙がっているオロゴン。山本はオロゴンを「スピードがあって素晴らしい選手。弱点もないと思うし弱い選手ではない」と分析。
今日の公開練習でオロゴンはヒザ蹴りを披露し、ヒザ蹴りによる全試合KO勝利をも予告していたのだが、山本は「ヒザ蹴りをたくさん練習しているってことなんですかね…それに対して『ヒザ蹴りは僕には当たらないジェリア』です(笑)」と、対戦カード発表記者会見に引き続く俳句ネタで笑いを誘った。 その一方で「(ヒザ蹴りを)腹に蹴ってきてもディフェンスするし、飛びヒザ蹴りも両足が宙に浮いているわけだから、パンチで殴りますよ」と不敵に語った山本。オロゴンがある取材で「1回戦はアップ、準決勝はマススパー、決勝はスパーリング」と話していたことを聞くと「上手いことを言いますね(苦笑)。本当にそう思っているかどうかは分かりませんけど、そういう舐めた気持ちだと怪我する、大目玉を食らうよと。考え直した方がいいんじゃないですか」と反撃。 オロゴンの「IQを使って闘う」発言に対しては「格闘技は賢くないといけないし、根性なしじゃプロのリングには立てない。僕は全ての面で相手を上回ることが目標だし、絶対に負けない心を持っている。日本人にしかない大和魂で倒しに行く試合をしますよ。僕は根性ではオロゴン選手に勝っていると思うし。自分の長所を生かして自分のいい所を出して闘えればいいかなと思っています」と話している。 インタビューの最後には「山本優弥を舐めてはいけないですよ」とオロゴンにメッセージを送った山本。「アンディが優勝することないジェリア」&「ヒザ蹴りは僕には当たらないジェリア」は実現するか?
TBS/FEG
「Ameba presents K-1 WORLD MAX2008〜日本代表決定トーナメント」
2008年2月2日(土)東京・日本武道館 開場14:30 開始15:30 <決定対戦カード> ▼K-1
WORLD MAX 2008日本代表決定トーナメント1回戦 3分3R延長1R アンディ・オロゴン(ナイジェリア/チーム オロゴン) VS
山本優弥(青春塾/全日本キックボクシング連盟/全日本ウェルター級王者) ▼K-1
WORLD MAX 2008日本代表決定トーナメント1回戦 3分3R延長1R 尾崎圭司(チームドラゴン/2007年日本代表決定トーナメント・ベスト4、2006年R.I.S.E.
DEAD OR ALIVEトーナメント優勝) VS 城戸康裕(谷山/MA日本キックボクシング連盟/MA日本ミドル級王者) ▼K-1
WORLD MAX 2008日本代表決定トーナメント1回戦 3分3R延長1R TATSUJI(アイアンアックス/2006&2007年日本代表決定トーナメント準優勝、2005年R.I.S.E.
DEAD OR ALIVEトーナメント優勝) VS 前田宏行(BUKURO/元プロボクシング日本三階級制覇王者) ▼K-1
WORLD MAX 2008日本代表決定トーナメント1回戦 3分3R延長1R HAYATO(FUTURE_TRIBE/UKF世界ミドル級王者)
VS 龍二(リアルディール/2007年R.I.S.E. DEAD OR ALIVEトーナメント優勝) ▼K-1 WORLD MAX
2008日本代表決定トーナメント準決勝第1試合 3分3R延長1R アンディ・オロゴン×山本優弥の勝者 VS 尾崎圭司×城戸康裕の勝者
▼K-1 WORLD MAX 2008日本代表決定トーナメント準決勝第2試合 3分3R延長1R TATSUJI×前田宏行の勝者 VS
HAYATO×龍二の勝者 ▼K-1 WORLD MAX 2008日本代表決定トーナメント決勝戦 3分3R延長1R 準決勝第1試合の勝者
VS 準決勝第2試合の勝者 ▼リザーブファイト 3分3R延長1R 白須康仁(花澤/WMAF世界スーパーウェルター級王者)
VS 蜜山剛三(ファイブ・リングス/2001年極真空手九州大会優勝) ▼スーパーファイト 3分3R延長1R ブアカーオ・ポー.プラムック(タイ/ポー.プラムック/2004&2006年世界一決定トーナメント王者)
VS 佐藤嘉洋(フルキャスト/名古屋JKファクトリー2006&2007年日本代表決定トーナメント王者) ▼スーパーファイト 3分3R延長1R
アルトゥール・キシェンコ(ウクライナ/キャプテン オデッサ/2007年世界一決定トーナメント第3位) VS 我龍真吾(ファイティングマスター/M-1ミドル級王者)
▽K-1 WORLD YOUTH 2008 International Team Competiton 日本VSオランダ ▼大将戦 K-1ルール 3分3R
HIROYA(フリー) VS オランダ選抜 ▼中堅戦 K-1ルール 3分3R
嶋田翔太(島田塾) VS オランダ選抜 ▼先鋒戦 K-1ルール 3分3R 才賀紀左衛門(大成塾)
VS オランダ選抜 <チケット料金> SRS席23,000円 SS席13,000円 S席10,000円 A席6,000円 <チケット発売> ●デジタル先行発売
K-1オフィシャルサイト http://www.k-1.co.jp
i-mode K-1オフィシャルサイト Yahoo!ケータイ K-1オフィシャルサイト EZ web K-1オフィシャルサイト ●一斉発売
チケットぴあ=0570-02-9999 ローソンチケット=0570-084-003[Lコード:31111] CNプレイガイド=0570-08-9999
キョードー東京=03-3498-9999 イープラス http://
eplus.jp ※0570から始まる番号は一部の携帯電話、PHS、CATVからの電話接続は不可 <チケットに関するお問い合わせ先>
株式会社キョードー東京=TEL:03-3498-9999 <大会に関するお問い合わせ先>
(株)FEG=TEL:03-3796-5060 ●K-1 WORLD MAX 2008年間スケジュール
2月2日(日)日本武道館 「日本代表決定トーナメント」 4月9日(水)広島グリーンアリーナ「世界一決定トーナメント FINAL16(開幕戦)」
7月7日(月)日本武道館「世界一決定トーナメント FINAL8(準々決勝)」 10月下旬 会場未定 「世界一決定トーナメント FINAL(決勝戦)」
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