4月1日(火)神奈川・伊勢原市にある谷山ジムにて、城戸康裕(谷山)が公開練習を行った。城戸は4月9日(水)広島・広島グリーンアリーナで行われるTBS/RCC/FEG主催「Ameba
presents K-1 WORLD MAX 2008 World Championship Tournament
FINAL16」トーナメント1回戦でイム・チビン(韓国/KHAN)と対戦する。
大会まで約1週間前になったものの、減量にはまだ取り掛かってないという城戸。「いつも大会寸前に減量はやるんですよ。さすがに節制はやってるんですけど、今は75kg。あと5kgだったらすぐに落ちます」
2月2日の日本代表決定トーナメント優勝後、城戸は2月20日から1週間タイでの武者修行へ。バンコクにあるチューワッタナジムで主にスパーリングを行い、パンチを重点的に学んできたようだ。
「世界トップレベルの選手ばかりが揃っていて、みんな強かったです。弱い選手がいないぐらいでした。そこではパンチの打ち方を教わりましたね。ボクシングのチャンピオンが教えてくれ、自分の中で疑問だったことが全て解決されました」
タイ修行の成果を見せるように、城戸は3分2Rのスパーリングではパートーナーを相手に、オーソドックスの構えから必殺の左ハイ、ヒザ蹴りだけではなく、警戒なジャブ、フックとつなぐコンビネーションを披露。
普段から城戸を指導し、タイ修行に同行してした元ラジャダムナン&現WBCウェルター級王者ノッパデッソンは「以前と比べるとパンチのスピードが早くなった。間違いなくKO出来るヨ」と城戸のパンチ力の向上に太鼓判を押す。
対戦相手のチビンは、2月下旬の韓国代表を決める「K-1
ASIA MAX 2008 IN SEOUL」で優勝。過酷なワンデートーナメントで3試合ともにパンチによるTKO勝ちを重ねてきたハードパンチャーである。
チビンのビデオを何試合も何時間も見て研究したという城戸は「どういう選手かも知っていた部分もありましたけど、クセも見抜けましたし、細かい部分もチェックできました」と語る。
「チビン選手は以前見たよりも(体が)分厚くなっていました。パンチの回転が早く、フック気味のパンチに気をつけないといけないなと感じましたね。いつも通りに闘えれば、ガードは大丈夫です」
初代王者アルバート・クラウスとの対戦を希望していたが、「(クラウスと比べると)チビンは実績が劣ります。その分、安心や油断はしてないですけど、良かったと思います」と城戸。しかし、「(トーナメント準決勝で対戦した)アンディ・オロゴンが(K-1ルールでの)初の外国人選手だったので、まだ圧力やパワーの差などわからない部分が多いです。未知の世界ですね」と、“対世界”に向けて不安な部分ものぞかせていた。
一回戦を勝ち上がれば、2回戦の組み合わせは抽選で選手たちが決めるという形(※K-1
WORLD GP決勝大会と同じ方式)を採用する今回のトーナメント。
先日公開練習を行った佐藤嘉洋の口からは「もし魔裟斗選手が1番で、僕が2番だったら、魔裟斗選手の隣に直行しますよ」と2回戦でのVS魔裟斗戦実現にも意欲を燃やしている。
これについて城戸は「魔裟斗選手はブアカーオを倒してるし、今世界で一番強い選手だと自分は思います。そういう状況になったら間違いなく避けます(笑)。もしトーナメントの過程で魔裟斗選手と当たるようなことがあれば、『どうも、はじめまして』という感じですね」と苦笑い。
「まずは一回戦。結果を残すことが第一条件です。気合とテンションでいきます!」と今時の若者らしく意気込みを語った城戸。
オープニング3戦をこなし、トーナメント初出場で優勝を飾ったK-1MAXの新鋭が台風の目となるか。
TBS/RCC/FEG
「Ameba presents K-1 WORLD MAX 2008
World Championship Tournament FINAL16」
2008年4月9日(水)広島・広島グリーンアリーナ
開場16:30 開始18:00
<全対戦カード>
▼メインイベント(第9試合) World Championship Tournament
FINAL16 K-1ルール3分3R延長1R
魔裟斗(日本/シルバーウルフ/2003世界トーナメント優勝) VS ヴァージル・カラコダ(南アフリカ/ウォーリアーズ・ミックスマーシャルアーツ・アカデミー/元IBF世界ミドル級王者)
▼セミファイナル(第8試合) World Championship Tournament
FINAL16 K-1ルール3分3R延長1R
ブアカーオ・ポー.プラムック(タイ/ポー.プラムック/2004・2006世界トーナメント優勝) VS アルバート・クラウス(オランダ/チーム・スーパープロ/2002世界トーナメント優勝) ▼第7試合 World
Championship Tournament FINAL16 K-1ルール3分3R延長1R アルトゥール・キシェンコ(ウクライナ/キャプテンオデッサ/2007世界トーナメント第3位) VS ジョーダン・タイ(ニュージーランド/レイ・セフォーファイトアカデミー) ▼第6試合 World
Championship Tournament FINAL16 K-1ルール3分3R延長1R 佐藤嘉洋(フルキャスト/名古屋JKファクトリー/2006・2007日本トーナメント優勝) VS ムラット・ディレッキー(トルコ/ユニバーサル) ▼第5試合 K-1
WORLD YOUTH特別試合 60Kg契約 3分3R(延長戦なし) HIROYA(フリー/2007年K-1甲子園 U-18日本一決定トーナメント準優勝) VS 藤鬥嘩裟(藤/J-NETWORKフライ級王者) ▼第4試合 World
Championship Tournament FINAL16 K-1ルール3分3R延長1R アンディ・サワー(オランダ/シュートボクシング・オランダ/2005・2007世界トーナメント優勝) VS マイク・ザンビディス(ギリシャ/Zambidis
Club/2004・2005・2007世界トーナメントベスト8)
▼第3試合 World Championship Tournament FINAL16 K-1ルール3分3R延長1R
サロ・“ザ・シシリアンドン”・ブレスティ(イタリア/チームアーツ)
VS
ワレン・スティーブルマンズ(南アフリカ/ボス/K-1 EUROPE MAX 2008 IN HOLLAND優勝)
▼第2試合 World Championship Tournament
FINAL16 K-1ルール3分3R延長1R イム・チビン(韓国/KHAN/K-1 ASIA MAX 2008 IN SEOUL優勝) VS
城戸康裕(日本/谷山/2008日本トーナメント優勝)
▼第1試合 World
Championship Tournament FINAL16 K-1ルール3分3R延長1R ドラゴ(アルメニア/ショータイム/2006世界トーナメント第3位) VS GORI(USA/PUREBRED大阪) ▼オープニングファイト第2試合 K-1ルール3分3R延長1R 山本優弥(日本/全日本キックボクシング連盟/青春塾) VS マルフィオ“ザ・ウォーリャータイガー”カノレッティ(ブラジル/シッチマスターロニー) ▼オープニングファイト第1試合 K-1
WORLD YOUTH ルール 3分3R 瀧谷渉太(全日本新武道連盟 桜塾) VS ヴィッタリー・リスニアク(ウクライナ)
<チケット料金>
SRS席 23,000円/S席 12,000円/魔裟斗応援シート 12,000円(特典つき)/A席 6,000円 <チケット発売>
K-1オフィシャルサイト http://www.k-1.co.jp
i-mode K-1オフィシャルサイト Yahoo!ケータイ K-1オフィシャルサイト EZ web K-1オフィシャルサイト チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:594-720)
ローソンチケット 0570-084-006(Lコード:61111) イープラス http://eplus.jp
※0570から始まる番号は一部の携帯電話、PHS、CATVからの電話接続は不可 <チケットに関するお問い合わせ> キャンディープロモーション 082-239-8334 <大会に関するお問い合わせ>
FEG 03-3796-5060 ●K-1 WORLD MAX 2008年間スケジュール(国内)
4月9日(水)広島グリーンアリーナ「世界一決定トーナメント FINAL16(開幕戦)」 7月7日(月)日本武道館「世界一決定トーナメント FINAL8(準々決勝)」
10月下旬 会場未定 「世界一決定トーナメント FINAL(決勝戦)」
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