↑あの“世界を制した重戦車”中村誠の息子・昌永が全日本大会に出場
11月20日(土)21日(日)の2日間にわたって東京体育館で開催される国際空手道連盟・極真会館(松井章圭館長)『第42回オープントーナメント全日本空手道選手権大会』の記者会見が、大会前日となる19日(金)東京・池袋の極真会館総本部で行われた。
会見には日本人と外国人の優勝候補が出席する中、もう1名、全日本大会に初出場する注目選手が出席した。
その選手は中村昌永(兵庫支部)。なんと中村はあの第2回&第3回全世界大会を連覇した“世界の重戦車”中村誠師範(現・関西地区本部長兼兵庫大阪南支部長)の息子なのだ。彼は2008&2009年全中京大会優勝、2010年第12回全アジア大会-75kg級優勝の実績を持っている。
「空手を始めたのは3歳くらいです。気付いたらやっていました」と言う中村。極真史上唯一の世界大会2連覇を達成している男を父に持つだけに、サラブレッドとしてさぞかし空手の英才教育を受けてきたのだろう、と思いきや……。
「小学校に入ってからすぐ空手は辞めてしまい、大学を卒業するまでほとんどやっていませんでした。子供なので空手より球技の方が好きで、サッカーやバスケットボールをやっていたんです。高校のバスケ部は強くてインターハイの常連校だったんですが、僕自身はインターハイで試合は出来ませんでした。大学を卒業してから支部の職員になり、空手を再開したんです」
22歳で再び空手を始めて4年後の今年、全アジア大会を制して全日本大会への出場を決めた。
「さらに上を目指してやっていきたいと思います」と言う中村だが、偉大なる父を持つことはプレッシャーにならないのかを聞かれると「ならないと言えば嘘になりますが、自分以外には味わえない状況だとも思うので、プラスに考えています」と強心臓ぶりを発揮。
身長168cm、体重75kgと超重量級だった父よりも小柄だが、「組手のスタイルは似ているとよく言われます。自分としては身体が小さいので、いろんな技を使えるオールラウンダーにならないといけないと思っています」と言い、「実は父の試合映像はあまり見ていません。他の選手を参考にしています」と笑った。
目指すは世界大会の舞台。そして「親子で世界大会を制覇するのが夢です」と中村誠二世は大きな夢をぶち上げた。
国際空手道連盟 極真会館(松井章圭館長)
「第42回オープントーナメント全日本空手道選手権大会」
2010年11月20日(土)21日(日)東京体育館
20日=開場10:00 開会式11:00 試合開始11:30
21日=開場10:00 開会式11:30 試合開始12:50
<大会内容>
グローブ・防具なしの直接打撃制(ただし手技による顔面殴打は反則)国際空手道連盟ルールによる全128名でのトーナメント勝ち抜き戦
<主な出場選手>
田中健太郎(川崎中原支部/第36回&第41回全日本大会優勝)
赤石 誠(総本部/第41回全日本3位)
森善十朗(東京城西支部/第4回全世界ウェイト制中量級優勝)
荒田昇毅(千葉県南支部/第27回全日本ウェイト制重量級優勝)
高橋佑汰(東京城北支部/第27回全日本ウェイト制中量級優勝)
村田達也(埼玉県西支部/第40回全日本5位)
レチ・クルバノフ(ロシア支部/第3回全世界ウェイト制重量級準優勝)
ザハリ・ダミヤノフ(ブルガリア支部/第4回全世界ウェイト制重量級準優勝)
タリエル・ニコラシビリ(ロシア支部/第27回全日本ウェイト制軽重量級優勝)
ダルメン・サドヴォカソフ(ロシア支部/第41回全日本5位)
<チケット料金>
SRS席(1Fアリーナ指定席・2日間通し券)35,000円 ※パンフレット、記念品付き
SS席(1Fアリーナ指定席・1日券)16,000円 ※パンフレット付き
S席(1Fアリーナ指定席・1日券)9,000円
A席(2F指定席・1日券)7,000円
<テレビ中継>
フジテレビ(関東ローカル) 11月28日(日)深夜26:15〜27:15(60分)
CS放送フジテレビONE 12月4日(土) 19:00〜22:00 ※解説/成嶋竜(総本部師範代)
<お問い合わせ>
極真会館総本部=TEL:03−5992−9200
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